「コンピューター」系の職業・仕事

プログラマー 
プログラム言語を用いて、コンピュータ上で使われるシステムやソフトウェアを開発する

プログラマーは、プログラム言語を用いてプログラムを組み、システムやソフトウェアをつくる仕事です。システムエンジニアとプログラマーの境界は企業によって曖昧ですが、一般的には、システムエンジニア(SE)がシステムの仕様書を作成し、それに基づいてプログラマーがプログラムを作り上げていきます。プログラマーとして働くためには、大学の理工系や情報処理系の学部、専門学校などで、開発言語の基礎知識を身につけておくと就職に有利になる可能性があります。人材が不足している業界のため、就職状況は悪くありません。中国やインドなどに開発がシフトしているという状況もありますが、依然として需要は高く、スキルの高い人は高い給料を得ることができる仕事です。

ゲームプログラマー 
ゲームの音やキャラクターが意図した通りに動くよう、開発言語を使ってプログラムを組む

ゲームプログラマーは、ゲームメーカーやゲーム制作プロダクションに所属し、ゲーム作成においてC++やC言語などの開発言語を用いて、プログラミングをする仕事です。ゲームプロデューサーなどが作成した企画書や仕様書に合わせて、意図したとおりに動くようにプログラムを組んでいきます。学歴や資格が必要というわけではありませんが、大学の情報系の学部やプログラミングを学ぶことができる専門学校でプログラミングの基礎知識を身につけておくと、就職に有利になることがあります。大手企業以外ではあまり収入を期待することができませんが、残業代が支払われる場合には一定の給与を見込めます。労働時間は総じて長い傾向にあり、特にリリース直前では、徹夜が続くようなことも少なくありません。

CGデザイナー 
映像作品や建築、車などに使用される2次元、3次元のグラフィックスを作成する

CGデザイナーは、コンピューター上で専用のソフトを使って、画面上に2次元または3次元のグラフィックスを作成する仕事です。3次元CGの技術の進歩とともに、映画やゲーム、アニメーションだけでなく、建築や車、機械の設計などにもCGの活用の場が広がってきています。CGデザイナーとして働くために、必ず必要な資格や学歴はありませんが、芸術系の大学やCGデザインの科目がある専門学校で、デザインやコンピューターグラフィックスの基礎を学んでおくと、就職に有利に働くでしょう。スマートフォン向けのゲーム作成などで需要が高まっている職業であるため、技術や経験によっては良い待遇で採用されることもあります。

Webデザイナー 
Webサイト制作現場において、クライアントのニーズを満たすデザインを作成する。

Webデザイナーは、ディレクターなど他のスタッフとチームを組んで、Webサイトをデザインする仕事です。見栄えの良さだけを追求するのではなく、Webサイトの目的やコンセプトに合うと同時に、ユーザーにとって使いやすく、ユーザーが意図したとおりに行動してくれるようなデザインを作成することが求められます。Webデザイナーになるのに決まった道はありませんが、独学やWeb系の専門学校卒業後にWeb制作会社へ就職し、そこで経験を積んでステップアップしていく流れが一般的です。平均年収は300万円〜400万円程度といわれますが、WebディレクターやWebプロデューサーとしての役割もこなすようになったり、独立して事業が軌道にのったりすれば、さらに高額の収入を得ることもできます。Web業界自体の変化が速いことから、現在のスキルや経験以上に、常に新しい発想ができる人が求められているといわれます。

Webディレクター 
Webサイトの制作現場で制作スタッフをとりまとめ、的確な指示を出すリーダー役。

Webディレクターは、Webサイトの制作現場において、監督役として全体の指揮をとる仕事です。クライアントのニーズを把握し、デザイナー・プログラマー・コーダー・ライターなどの制作スタッフをとりまとめ、指示やスケジュール管理を行いながらWebサイトを完成に導きます。活躍の場は、Web制作会社やコンテンツ制作会社などで、まずはアシスタントとして経験を積み、Web制作全体の知識とスキルを磨き、一人前を目指す流れが一般的となっています。若手のうちは年収300万円程度ですが、実力がつくほど収入はアップし、独立して事業が軌道にのれば大きく稼ぐことも可能です。Webディレクターの需要は高まっているものの、変化の激しい世界であるため、常に最新技術などをキャッチアップし、時代のニーズに対応できる人材を目指すことが、この仕事で活躍し続けるためには不可欠です。

システムエンジニア 
大勢の技術者が動くソフトウェア開発の現場で、仕様書の作成や開発チームの管理などを行う

システムエンジニアはソフトウェア開発において、開発プロジェクトや開発チームの管理などを行う技術者のことです。まとめ役としての役割だけでなく、プログラムの設計書ともいえる仕様書もつくります。そして、それに基づいてプログラマーがプログラムを記述して開発を進めていきます。新卒の場合、情報処理の知識や技術がない場合でも採用されることがありますが、情報処理について学べる専門学校や大学の学部を卒業しておくと就職に有利です。システムエンジニアは人材不足の傾向にあり、職を見つけやすい状況にあります。給与水準もやや高めとなっています。ただし、時期によっては残業が続くことがあることも覚悟しておいたほうがよいでしょう。変化が早い業界のため、継続的に学ぶことができる人が向いています。

ネットワークエンジニア 
ネットワークインフラのシステムの設計・構築から運用管理全般を担当するIT技術者。

ネットワークエンジニアは、ネットワークインフラのシステム設計・構築や運用管理をする仕事です。仕事内容は大きく「設計」「構築」「運用」「保守」の4つがあり、未経験者は運用・保守など下流の仕事からスタートし、スキルアップするにつれて構築、設計といった上流の仕事に携わっていく流れが一般的です。年収は300万円〜600万円程度が相場とされていますが、経験や実力によって大きく収入をアップさせることも可能であり、なかには年収1000万円以上を得ている人もいます。コンピュータによるデータを快適に送受信できるためのネットワークシステムを作ったり、トラブル時にはすぐに対応できるネットワークエンジニアは、安定した需要がある仕事だといえます。なかでも、主流になりつつあるクラウドに精通したネットワークエンジニアの市場価値は、今後も高い状態を維持すると考えられています。

CADオペレーター 
図面作成ソフト「CAD」を用い、建築やアパレルなどの分野で使われる図面を作成する

CADオペレーターは、「CAD」という図面作成ソフトウェアを使って、設計士やデザイナーの指示の下、図面を作成する人のことをいいます。CADを使えば平面図と立体図のどちらも作成でき、建築、機械、電気、アパレルなどさまざまな業界で活躍しています。需要は大きく目指す人も増えているものの、ただ単にCAD操作ができるだけでは就職が難しくなっており、業界の知識や事務処理能力などプラスアルファのスキルを持つ人が重宝されています。派遣社員として働く人が多いですが、経験と技術を身に付けることで正社員になったり、あえて在宅で働く人もいます。納期前は残業に追われることもありますが、「ものづくり」の醍醐味を味わえる仕事です。

データサイエンティスト 
ビッグデータを分析・解析し、それをビジネスに活用するための知見・情報を引き出す

データサイエンティストは、IT技術の高度化によって扱えるようになった複雑で膨大な情報「ビッグデータ」を分析し、ビジネスに活用できる知見・情報を引き出す専門家です。企業が成長戦略を立てるに当たり、データの活用が不可欠となっている現代。データサイエンティストは、企業の競争力をも左右する重要な役割を担っています。需要急増中の職業ですが、日本ではまだ1000名程度しかおらず、今後は大学等でも専門家の育成に向けた講座が増えていくと予想されています。統計学やデータ分析に関する専門知識のみならず、ビジネスの知識、コミュニケーション力など、高度なスキルが求められる仕事です。活躍の場は増えているため、将来性は抜群と言えるでしょう。

情報システム(社内SE) 
自社のIT戦略を策定し、情報システムの構築・運用・保守やITに関するサポートをする。

社内SEの仕事には、自社内で使用する情報システムなどについて、IT戦略の策定やシステム企画、設計、運用・保守、ユーザサポートまで幅広い業務が含まれます。社内SEになるには、企業の情報システム部門などで採用されることが必要です。一方社内SEの求人数は少なく、人気のある職種のため、技術スキルだけでなく、コミュニケーション力やベンダー調整力、システムに関係する業務知識などを高めておくことが重要です。社内SEの給与は、一般的に年収は300~700万円程度となっています。一方、IT戦略やシステム企画といた上流工程を担えるだけの技術やマネジメントスキルをもつ場合は高収入を得ることも可能です。企業のIT化は、あらゆる規模あらゆる業種で進んでいるため、社内SEが活躍できる場もますます広がるでしょう。

IT企業社員 
コンピューターやデータ通信に関する事業を手掛け、サービスを提供する。

IT企業は、広い意味ではコンピュータを使った事業活動を行なっている企業を指し、具体的にはソフトウェア開発会社、ハードウェア開発会社、Web制作会社、情報処理サービス会社(SI)などがあります。IT企業といってもその数は非常に多く、各社で得意分野や事業内容は異なりますが、IT技術を使ってお客さまの課題やニーズを解決したり、もっと世の中を便利にしたりするサービスを提供することがIT企業の大きな役割です。IT企業は大手から中小ベンチャー企業までさまざまあり、各社で給料や待遇は大きく異なっています。若い業界であることから学歴はさほど重視されない場合も多く、どの学部・学科出身の人でも入社できる可能性はあります。今後発展が見込まれるのはは「IoT」や「ロボット(人工知能)」の分野、さらに「ヘルスケア」や「介護」分野でもITの積極的活用が予測されます。多種多様なIT企業があるため、就職の際には、将来性ある経営をしている企業を見極める目が必要だといえるでしょう。

通信会社社員 
インフラのひとつである通信サービスを提供し世の中の安定的な通信環境を整える。

通信会社は、電力やガス、水道、道路、鉄道などと同様、人々が快適な日常生活を送ったり、円滑にビジネスを進めたりするうえで不可欠な「通信」サービスを提供する会社です。固定電話の電話回線をはじめ、企業が業務用データを送受信するための専用線、インターネットの背後にある光ファイバーや海底ケーブルを経由した大規模な通信網、また携帯電話やスマートフォンで利用する無線による通信回線などを構築し、人々が安定的に通信できる環境を整えます。通信会社の採用活動は大きく分けて「新卒採用」と「キャリア採用」の2種類があり、新卒では基本的に大卒者を対象とし、総合職として幅広い仕事に携わる可能性があります。平均年収は、500万円~600万円程度がボリュームゾーンとされますが、大手キャリアでは平均年収800万円以上になるともいわれます。日進月歩のITと同じく通信業界もまた日々激しい変化を続けており、社会を支えるインフラを提供する企業として、今後ますますその役割は大きくなっていくものと考えられます。

携帯電話会社社員 
携帯電話やスマートフォンの通信サービスを提供する会社。ITを活用したサービスも企画。

携帯電話会社とは、私たちの日常生活やビジネスに不可欠な、携帯電話やスマートフォンの通信サービスを提供する会社のことをいいます。携帯電話会社は、日本語で「運び手」を意味する「キャリア(carrier)」と呼ばれることも多く、NTTドコモ、au(KDDIグループ)、ソフトバンクモバイルの3社が「三大キャリア」としてよく知られています。携帯電話会社社員では営業、企画、マーケティングなどの「事務系」と、システムエンジニア、技術開発、基礎研究などの「技術・エンジニア系」の人たちが活躍しており、いずれも新卒採用では入社時点での知識やスキルはさほど問われませんが、キャリア採用では即戦力になれる人が求められるケースが多くなっています。平均年収は800万円~900万円程度とやや高水準となっており、安定性も将来性も期待できる業界ですが、最近ではスマートフォンの普及が落ち着いてきたことから、一時期に比べると伸び率は鈍化しつつあるようです。

Webプログラマー 
プログラミング言語を用い、Webサイトの構築に必要なプログラミングをするエンジニア。

Webプログラマーは、Webサイトの構築に必要なプログラミングをする仕事です。システムエンジニアが設計した仕様書に沿って、HTMLやCSSあるいはPHPやJavaScriptといった各種プログラミング言語を用いながら開発を進めていきます。就職先はシステム開発会社を中心とするWeb系企業が中心ですが、フリーランスとして働く人も多くいます。個人の力量によって年収に差が出やすく、実力あるWebプログラマーは年収1000万円以上を得ている人もいます。Webプログラマーには技術力はもちろん、クリエイティブセンスや探究心などさまざまなものが求められますが、まだまだ人手不足の職種といわれており、頑張り次第で活躍のチャンスはたくさん掴み取ることができるでしょう。

サービスエンジニア 
メーカーなどで、機械や電気の設備、機器の保守管理やメンテナンスを担当する技術職。

サービスエンジニアは、機械や電機の設備、機器の保守管理およびメンテナンスをする仕事です。フォークリフトなどの大型機器から、空調機器やセンサー精密機器などの小型機器まで多様な設備や機器を扱い、会社によって「保全管理グループ」や「設備エンジニア」といった名称で呼ばれることが多いようです。就職先はメンテナンス専門に行うメーカーの子会社などが中心となり、勤務先によって求められるスキルは異なるものの、技術系の専門学校や大学の学部・学科出身者の採用が中心となっています。また、年収は400万円~700万円程度と幅があるようです。機器の高性能化やIT技術との融合が進むなか、技術職として、以前にも増して新しい技術や知識を学び続ける努力が求められる仕事といえます。

システムアナリスト 
IT業界で顧客の抱える課題を把握し、システム開発の最上流工程を担当するエンジニア。

システムアナリストは、IT業界のシステム開発における最上流工程を担当するエンジニアのことをいいます。顧客から、現状の業務上の課題や導入システムに関する要望などをヒアリングし、問題点を洗い出してITによる解決策を提案します。技術的な知識はもちろん、コンサルタントや営業としてのコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルも求められるため、大手SIerやシステム開発会社などでSEとしての経験を豊富に積んだ人がこの職種に就くケースが一般的です。専門性の高い仕事であることから平均年収は600万円以上、人によっては1000万円を超えることもあるようです。誰もが簡単に就ける仕事ではないため需要は大きく、SEやプロジェクトマネージャーがさらなる高みを目指し、この仕事に就くために努力している人も多いようです。

セールスエンジニア 
機械関連のメーカーやIT業界において、技術的な知識を備えた営業職。

セールスエンジニアは、機械関連のメーカーやIT企業などに勤務する、技術的な知識を備えた営業職のことをいいます。顧客に対し、自社製品の説明や技術的な質疑応答、仕様打ち合わせなどを行ったり、社内の製造現場と得意先の橋渡し役となって立ち回ったりします。技術的な知識とコミュニケーションスキルの両方が求められることから、各企業において、一般的な営業職よりは給与水準がやや高めとなっているようです。さまざまな業界の企業で新しい技術を用いた製品開発が進められるなか、常に最先端の技術を理解し、得意先のニーズをくみ取って顧客と信頼関係を築ける専門性の高いセールスエンジニアは、どの企業においても必要とされる存在であり続けるっでしょう。

データベースエンジニア 
IT関連企業で、データベースの設計、開発、運用、管理を担当するエンジニア。

データベースエンジニアは、データベースの設計、開発、運用、管理などを行う仕事です。仕事内容によって、ソフトウェア系、ハードウェア系、保守系などの種類に分けることができますが、いずれもITシステムの根幹を支える重要な役目を担います。おもな就職先はSIerやIT関連企業ですが、フリーランスとして働く人もいます。ITエンジニアのなかでも専門的な知識と技術が要求されることから、一般的なプログラマーよりは給与水準がやや高めとなっており、実力をつけると年収1000万円以上を得ることもできるようです。データベースはシステムに必要不可欠であるにもかかわらず、エンジニアが足りていないといわれます。簡単な仕事ではありませんが、確かなスキルを身につけた人は多方面で活躍することができるでしょう。

パソコンインストラクター 
パソコンスクールrなどで、パソコンの操作方法や各種ソフトウェアの使い方を教える仕事。

パソコンインストラクターは、パソコンの操作方法および各種ソフトウェアの使い方を指導する仕事です。民間のパソコンスクールや大学、専門学校などに勤めて働く人が大半ですが、正社員だけでなく、アルバイト・パートといった非正規職員として採用される人も多いようです。平均年収は、正社員であれば300万円~400万円程度が相場といわれていますが、実績や指導経験などによってもだいぶ差が出てくるでしょう。年代問わずパソコンを利用する人が増えていると同時に、ソフトやプログラムの複雑化が進んでいる今、パソコンインストラクターの需要は高まっているといわれます。また、最近では企業内での講師など、活躍の場は以前よりも広がっているようです。