AIエンジニアの給料・年収

AIエンジニアの平均年収・給料の統計データ

AIエンジニアは、機械学習・ディープラーニング・プログラミングスキルなど、高度で専門的なITスキルが問われる職業です。

迫りくるAI時代に向けて需要が急増している職業でもあり、本場の海外では、優秀なエンジニアに対して数千万円、数億円クラスの驚くべき額の年収が支払われることも珍しくありません。

日本国内においては海外から比べると待遇は低めではあるものの、それでも一般的なサラリーマンの1.5倍~2倍程度の年収が貰える会社が目立ちます。

AIエンジニアの平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
AIエンジニア
(Indeed)
663万円 時給:1,632円
月給:21.7万円
セールスエンジニア
(求人ボックス)
598万円 月給: 50万円
初任給: 22万円
全体の給与幅 :393〜1,068万円万円
AIエンジニア
(給料バンク)
652万円~861万円 20代の給料:40万円
30代の給料:53万円
40代の給料:66万円
初任給:30~万円
AIエンジニア
(平均年収.JP)
400万~1300万円 月収:50万円

これら各社の統計データを見ると、AIエンジニアの平均年収は概ね600万円~800万円が目安となってくることが伺えます。

AIエンジニアの給料は会社によっても上下のバラつきが大きく、大手企業や大学の研究室、著名な研究機関などであれば、年収1000万円を軽々と越えるケースも珍しくはないようです。

AIの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

AIエンジニアの平均月収は、約50万円~60万円が一般的な平均値です。

さらにAIエンジニアの場合、月収とは別に夏季と冬期年2回のボーナス(月収の1.5〜2ヶ月分)を受けとれる会社が多めです。

仮に月収50万円のAIエンジニアを例にすると、1年間トータルで貰える年収の目安は、月収50万円×12カ月+ボーナス100万円×2回=総額800万円となってくるでしょう。

なお、月収50万円の場合の「手取り額」としては、お住まいの地域や家族構成などにもよりますが、手取り約40万円~42万円が目安となってくるでしょう。

AIエンジニアの初任給はどれくらい?

AIエンジニアとして新卒採用(大卒)された場合の初任給は、他の職種と同じように月収約22万円前後で設定されている会社もあります。

ただし、昨今は若く優秀なAI人材の取り合いが激しいため、AI分野においては同じ新卒採用でも「特別枠」とし、初任給を大幅に上乗せしているケースも増えてきています。

たとえばインターネット系大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は、高いAI知識を持った学生を対象とした「エンジニア職AIスペシャリストコース」という特別枠を用意しており、新卒者の初年度の年収は約600万円~1000万円にも及ぶようです。

AIエンジニアの福利厚生の特徴は?

AIエンジニアの働きの場は、一部上場の大手メーカーなど安定した地盤を持つ企業であることが多いため、福利厚生は比較的恵まれている傾向です。

各種社会保険・財形貯蓄制度・社員持株会・独身寮・退職金制度など、一般的な福利厚生は整っていることが多いでしょう。

また、これからの時代、AIエンジニアの技術力は企業の競争力にも直結してくるともいわれております。

そのため、自社のAIエンジニアに対し、技術研修や海外留学などのスキルアップの機会を無償で与える企業も増えてきているようです。

AIエンジニアの給料・年収の特徴

国内でも高収入な職業となってきている

日本国内では、これまでは海外に比べるとAIエンジニアの待遇は劣っていました。

しかし近年は国内企業でもAIエンジニアを重要視する動きが強まり、徐々にAIエンジニアの給料水準や労働環境はよりよいものとなってきています。

20代30代のうちから年収1000万円を越えるケースも珍しくはなくなってきており、医師弁護士のように「高収入」な職業として扱われる風潮も強まってきているようです。

担当する仕事によっても給料水準は変わる

AIエンジニアにもさまざまな仕事があります。

たとえばメーカーや大学の研究室などで、研究員として基礎研究に携わるようなAIエンジニアの場合は、より高度な技術知識が必要になるため収入水準も高くなりやすいようです。

一方で簡易なAIアプリケーションの開発やテスト・運用などの仕事であれば、求められるスキルのハードルは下がるめ、収入もやや低くなりやすいようです。

リーダーポジションになると収入アップ

AI開発の現場でも、チームリーダーやプロジェクトマネージャーといったマネジメント系の人材は不足しています。

AI開発の流れを理解し全体をマネジメントするには、より高度で幅広い能力も求められるため、会社からの評価も高まり、収入もひと回り高額になるのが一般的です。

大手企業であれば、リーダーポジションに就くことで20代30代のうちから年収1000万円を達成できることもあるようです。

AIエンジニアの勤務先別の給料・年収

大手企業や研究機関で働くAIエンジニアの給料

大手メーカー・大学・研究機関などに勤め、「基礎研究」に携わるようなAIエンジニアの場合、給料水準は高額になりやすいようです。

AI開発に積極的な大手であれば、最近は年収1500万円を越えるケースも珍しくはありません。

AIベンチャーで働くAIエンジニアの給料

小規模な体制でAI開発を行っているAIベンチャーや、自社のAIエンジニアを派遣している会社などもあります。

そのようなベンチャー系に勤めるAIエンジニアの場合、大手に比べると給料水準はやや低くくなる傾向にあり、年収1000万円のラインに届かないこともあるようです。

ただし、画期的なAI技術を持つベンチャーなどであれば大手よりも高給を得られることもあるため、一概にはいえない部分もあります。

外資系企業で働くAIエンジニアの給料

海外企業や外資系企業で働くAIエンジニアの給料は、ぐんと水準が高くなります。

たとえば中国の大手通信機器メーカー「ファーウェイ」では、新卒の技術者に年収3000万円の報酬を出したようです。

他にも米大手の「Google」では、AIプロジェクトを率いていたリーダーに対して、年収10億円以上もの莫大な給料を与えていたようです。

AIエンジニアが所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
NEC 798万円 43.4歳
SONY 1050万円 42.4歳
ディー・エヌ・エー 767万円 34.9歳

出典:2019年現在(各社有価証券報告書より)

NECの平均年収

NEC(日本電気株式会社)の平均年収は798万円となりますが、優秀な研究者に対しては新入社員であっても年収1000万円以上を与える特別制度も用意しているようです。

SONYの平均年収

SONYの場合は、平均年収が1000万円を越えています。

また、AI分野などにおける優秀な社員には、初年度から最大730万円の年収を与える方針のようです。

評価制度に関しては、ジョブグレード制により、年功序列ではなく個人の役割・実績に応じて給料が決る環境のようです。

ディー・エヌ・エーの平均年収

ディー・エヌ・エー(DeNA)は、前述もしたように「エンジニア職AIスペシャリストコース」という特別枠を用意しており、初年度の年収は約600万円~1000万円に及ぶようです。

AIエンジニアの正社員以外の給料・年収

派遣社員

AIエンジニアは派遣社員としての求人もあり、時給は3000円以上のものが多く、中には時給4000円、5000円クラスの求人も存在します。

一般的なITエンジニアよりも高い水準となりますが、その分求められる能力も高くなってきます。

アルバイト

アルバイトの場合の給料は、時給2000円前後が目安となってきます。

AIエンジニア志望の学生をインターンアルバイトとして雇うケースも多いようです。

フリーランス

フリーランスのAIエンジニア向けの案件は、月単価60万円~80万円のものが多い傾向です。

ただしフリーランスの場合は実力によって収入幅が広く、高度な知識を持つエンジニアや、マネジメントまで行えるエンジニアであれば、月単価150万円を越える案件も用意されているようです。

AIエンジニアが収入を上げるためには?

スキルや実績を高める

AIエンジニアは技術職であるため、何よりもその知識やスキルが重要となります。

これまでの「開発実績」も本人の市場価値に影響してきますので、まずはAIエンジニアとして実務経験を積み、より豊富な開発実績を積んでいくことが収入アップへの土台となってくるでしょう。

ニッチな分野で開発実績を積めば、差別化が図れることもあります。

また、前述もしたようにマネジメント力も武器となるため、早いうちからマネジメント経験やリーダー経験などを養っておくと、より対外的な評価を高めることができるでしょう。

海外を目指す

海外企業でのAIエンジニアの給料水準は各段に高くなるため、大幅に収入を上げるためには、海外企業に転職するというのも一つの選択肢となってくるでしょう。

ただし、海外企業では世界中から優秀な技術者が集まってくるため、より高度なスキルが求められ、かつ「語学力」も必要不可欠となります。

国内企業以上に転職のハードルは高くなるため、十分な準備が必要になってくるでしょう。