【2022年版】AIエンジニアの年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説
目次
AIエンジニアの平均年収・給料の統計データ
AIエンジニアは、機械学習・ディープラーニング・プログラミングスキルなど、高度で専門的なITスキルが問われる職業です。
迫りくるAI時代に向けて需要が急増している職業でもあり、本場の海外では、優秀なエンジニアに対して数千万円、数億円クラスの驚くべき額の年収が支払われることも珍しくありません。
日本国内においては海外から比べると待遇は低めではあるものの、それでも一般的なサラリーマンの1.5倍~2倍程度の年収が貰える会社が目立ちます。
AIエンジニアの平均年収・月収・ボーナス
賃金構造基本統計調査
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、AIエンジニアの平均年収は、37.3歳で523万円ほどとなっています。
・平均年齢:37.3歳
・勤続年数:10.5年
・労働時間/月: 167時間/月
・超過労働: 13時間/月
・月額給与: 353,300円
・年間賞与: 990,100円
・平均年収: 5,229,700円
出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
AIエンジニア (Indeed) |
5,101,494円 | 時給:1,788円 |
月給:361,194円 | ||
セールスエンジニア (求人ボックス) |
587万円 | 月給: 49万円 |
初任給: 22万円 | ||
全体の給与幅 :363〜1,016万円万円 |
これら各社の統計データを見ると、AIエンジニアの平均年収は概ね500万円~800万円台が目安となってくることがわかります。
AIエンジニアの給料は会社によってもばらつきが大きく、大手企業や大学の研究室、著名な研究機関などであれば、年収1000万円を軽々と越えるケースも珍しくはないようです。
AIエンジニアの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
AIエンジニアの平均月収は、約50万円~60万円が一般的な平均値です。
さらに、月収とは別に夏季と冬期年2回のボーナス(月収の1.5〜2ヶ月分)を受けとれる会社が多めです。
仮に月収50万円のAIエンジニアを例にすると、1年間トータルで貰える年収の目安は、月収50万円×12カ月+ボーナス100万円×2回=総額800万円となってくるでしょう。
なお、月収50万円の場合の「手取り額」としては、お住まいの地域や家族構成などにもよりますが、手取り約40万円~42万円が目安となってくるでしょう。
AIエンジニアの初任給はどれくらい?
AIエンジニアとして新卒採用(大卒)された場合の初任給は、他の職種と同じように月収約22万円前後で設定されている会社もあります。
ただし、昨今は若く優秀なAI人材の取り合いが激しいため、AI分野においては同じ新卒採用でも「特別枠」とし、初任給を大幅に上乗せしているケースも増えてきています。
たとえばインターネット系大手のディー・エヌ・エー(DeNA)は、高いAI知識を持った学生を対象とした「エンジニア職AIスペシャリストコース」という特別枠を用意しており、新卒者の初年度の年収は約600万円~1000万円にも及びます。
AIエンジニアの勤務先の規模別の年収(令和3年度)
AIエンジニアの年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。
10〜99人規模の事業所に勤めるAIエンジニアの平均年収は449万円、100〜999人規模は514万円、1,000人以上の規模では627万円、10人以上規模の事業所平均は523万円となっています。
上記グラフの基タイトルは「ソフトウェア作成者」でプログラマー、社内SE、ゲームプログラマー、Webプログラマー、アプリケーションエンジニア、ソフトウェアエンジニアなど他職業を含むデータです。
※賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。
AIエンジニアの年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、55~59歳の702万円です。 全年代の平均年収は523万円となっています。 上記グラフの基タイトルは「ソフトウェア作成者」でプログラマー、社内SE、ゲームプログラマー、Webプログラマー、アプリケーションエンジニア、ソフトウェアエンジニアなど他職業を含むデータです。 AIエンジニアの働きの場は、一部上場の大手メーカーなど安定した地盤を持つ企業であることが多いため、福利厚生は比較的恵まれている傾向です。 各種社会保険・財形貯蓄制度・社員持株会・独身寮・退職金制度など、一般的な福利厚生は整っていることが多いでしょう。 また、これからの時代、AIエンジニアの技術力は企業の競争力にも直結してくるともいわれています。 そのため、自社のAIエンジニアに対し、技術研修や海外留学などのスキルアップの機会を無償で与える企業も増えてきているようです。 これまで日本は、海外に比べるとAIエンジニアの待遇は劣る傾向にありました。 しかし近年は国内企業でもAIエンジニアを重要視する動きが強まり、徐々にAIエンジニアの給料水準や労働環境はよりよいものとなってきています。 20~30代のうちから年収1000万円を越えるケースも珍しくはなくなってきており、医師や弁護士のように「高収入」な職業として扱われる風潮も強まってきています。 AIエンジニアにもさまざまな仕事があります。 たとえばメーカーや大学の研究室などで、研究員として基礎研究に携わるようなAIエンジニアの場合は、より高度な技術知識が必要になるため収入水準も高くなりやすい傾向です。 一方で、簡易なAIアプリケーションの開発やテスト・運用などの仕事であれば、求められるスキルのハードルは下がるめ、収入もやや低くなりやすいです。 AI開発の現場でも、チームリーダーやプロジェクトマネージャーといったマネジメント系の人材は不足しています。 AI開発の流れを理解し全体をマネジメントするには、より高度で幅広い能力も求められるため、会社からの評価も高まり、収入もひと回り高額になるのが一般的です。 大手企業であれば、リーダーポジションに就くことで20~30代のうちから年収1000万円を達成できることも珍しくありません。 大手メーカー・大学・研究機関などに勤め、「基礎研究」に携わるようなAIエンジニアの場合、給料水準は高額になりやすいようです。 AI開発に積極的な大手であれば、最近は年収1500万円を越えるケースも珍しくはありません。 小規模な体制でAI開発を行っているAIベンチャーや、自社のAIエンジニアを派遣している会社などもあります。 そのようなベンチャー系に勤めるAIエンジニアの場合、大手に比べると給料水準はやや低くくなる傾向にあり、年収1000万円のラインに届かないこともあるようです。 ただし、画期的なAI技術を持つベンチャーなどであれば大手よりも高給を得られることもあるため、一概にはいえない部分もあります。 海外企業や外資系企業で働くAIエンジニアの給料は、ぐんと水準が高くなります。 たとえば中国の大手通信機器メーカー「ファーウェイ」では、新卒の技術者に年収3000万円の報酬を出したことで知られています。 他にも米大手の「Google」では、AIプロジェクトを率いていたリーダーに対して、年収10億円以上もの莫大な給料を与えていたようです。 出典:2022年現在(各社有価証券報告書より) NEC(日本電気株式会社)の平均年収は829万円となりますが、優秀な研究者に対しては新入社員であっても年収1000万円以上を与える特別制度も用意しているようです。 SONYの場合は、平均年収が1000万円を越えています。 また、AI分野などにおける優秀な社員には、初年度から最大730万円の年収を与えるという方針をとっています。 評価制度に関しては、「ジョブグレード制」により、年功序列ではなく個人の役割・実績に応じて給料が決まる環境です。 ディー・エヌ・エー(DeNA)は、前述のように「エンジニア職AIスペシャリストコース」という特別枠を用意しており、初年度の年収は約600万円~1000万円に及びます。 AIエンジニアは派遣社員としての求人もあり、時給は3000円以上のものが多く、中には時給4000円、5000円クラスの求人も存在します。 一般的なITエンジニアよりも高い水準となりますが、その分求められる能力も高くなってきます。 アルバイトの場合の給料は、時給2000円前後が目安となってきます。 AIエンジニア志望の学生をインターンアルバイトとして雇うケースも増えてきています。 フリーランスのAIエンジニア向けの案件は、月単価60万円~80万円のものが多い傾向です。 ただしフリーランスの場合は実力によって収入幅が広く、高度な知識を持つエンジニアや、マネジメントまで行えるエンジニアであれば、月単価150万円を越える案件も用意されています。 AIエンジニアは技術職であるため、何よりもその知識やスキルが重要となります。 これまでの「開発実績」も本人の市場価値に影響してきますので、まずはAIエンジニアとして実務経験を積み、より豊富な開発実績を積んでいくことが収入アップへの土台となります。 ニッチな分野で開発実績を積めば、差別化を図れるでしょう。 また、前述のようにマネジメント力も武器となるため、早いうちからマネジメント経験やリーダー経験などを養っておくと、より対外的な評価を高めることができるでしょう。 海外企業でのAIエンジニアの給料水準は各段に高くなるため、大幅に収入を上げるためには、海外企業に転職するというのも一つの選択肢となってくるでしょう。 ただし、海外企業では世界中から優秀な技術者が集まってくるため、より高度なスキルが求められ、かつ「語学力」も必要不可欠です。 国内企業以上に転職のハードルは高くなるため、十分な準備が必要になると考えられます。
IT業界やAIエンジニアを目指すなら
プログラミングスクールでスキルを高める
ことも考えてみるとよいでしょう。
ITエンジニアの人材不足は慢性的で、今後も職に困ることは少ないといわれています。 また、ITエンジニアは他職種と比較しても給与は高い傾向にあり、テレワークの比率も高くなっています。
未経験採用をしている企業もありますが、
スクールでスキルを身につけておくと、就職・転職で有利になる
可能性もありますし、採用後もスムーズに仕事をはじめることができます。
ここではキャリア支援サポートもあるプログラミングスクールを2つ紹介します。
公式サイト:
SAMURAI ENGINEER
1.専属マンツーマンレッスンで最速最短でプログラミングを習得できる 2.スキルに合わせた完全オーダーメイドカリキュラムで学習効率アップ 3.採用時にアピールできる、完全オリジナル作品を開発できる 4.キャリアアドバイザーによる未経験からの転職支援サポートを受けられる
さらに、SAMURAI ENGINEERの人材紹介サービスを利用して転職成功した場合に、
受講料が無料になるコース
も用意されています。
さまざまなコースがあるので、一度無料説明会で自身に合ったコースがあるか聞いてみるとよいでしょう。
公式サイト:
tech_boost
1.プロのカウンセラーが目標に応じた最適なプランを提案してくれる 2.現役エンジニアのメンターが学習を細かくサポート 3.運営会社がエンジニアに特化したキャリアサービスを展開しているので、エンジニア転職に強い 4.オンラインイベントなどで仲間ができる 渋谷のみとなりますが、通学プランも用意されています。 無料説明会では、プログラミングを学ぶメリットや受講イメージなどを詳しく教えてもらえます。
より柔軟にスキルをしっかりと学びたいなら「SAMURAI ENGINEER」、細かいサポートや転職実績を重視するのなら「tech boost」がおすすめ
です。
講師との相性やカリキュラムなど、実際に話をしないとわからないことも多いので、少しでも興味があれば無料説明会に参加してみましょう。
公式サイト:
SAMURAI ENGINEER
公式サイト:
tech_boost
AIエンジニアの勤務先の年齢別の年収(令和3年度)
AIエンジニアの福利厚生の特徴は?
AIエンジニアの給料・年収の特徴
国内でも高収入な職業となってきている
担当する仕事によっても給料水準は変わる
リーダーポジションになると収入アップ
AIエンジニアの勤務先別の給料・年収
大手企業や研究機関で働くAIエンジニアの給料
AIベンチャーで働くAIエンジニアの給料
外資系企業で働くAIエンジニアの給料
AIエンジニアが所属する代表的な企業の年収
会社名
平均年収
平均年齢
NEC
829万円
43.7歳
SONY
1044万円
42.2歳
ディー・エヌ・エー
821万円
36.1歳
NECの平均年収
SONYの平均年収
ディー・エヌ・エーの平均年収
AIエンジニアの正社員以外の給料・年収
派遣社員
アルバイト
フリーランス
AIエンジニアが収入を上げるためには?
スキルや実績を高める
海外を目指す
AIエンジニアを目指すならプログラミングスクールも検討
SAMURAI ENGENEER
tech boost