Webメディア企業の現状と将来性

成長が続くWebメディア業界

2000年代以降、Webメディアはそれまでのテレビ・新聞・出版といったメディアの勢いを抑えるかのように、急速な盛り上がりを見せています。

とくにスマートフォンが普及し始めてからのWebメディア利用率は右肩上がりとなり、新しいWebメディアも続々と登場しています。こうした勢いはしばらく続くものと考えられます。

しかし、課題もあります。Web上の情報は誰でも匿名で書けるものも多く、新聞や雑誌といった他のメディアに比べると、どうしても信ぴょう性に欠けるといわれています。

「信頼性」という点に関しては、この先もWebメディアを企画・運営する企業すべてが最重要視すべき課題のひとつであるといえるでしょう。

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稼げるメディアを作るのは大変

現代はIT技術が進歩しており、Webメディアを立ち上げること自体はそこまで難しいものではありません。

しかし、Webメディアをビジネスとして成り立たせるには、安定した収益をもたらせるものにしていく必要があります。

Webメディアに掲載される広告費は、他の媒体のそれに比べると安価であり、多くの利用者を集めて、スポンサーを得られるようにならなければならないといった厳しい面があります。

また、すでに似たようなWebメディアが乱立しつつある状況となっており、どれだけ時間をかけて立ち上げたメディアであろうと、人気の出ないものは簡単に消えていく可能性は十分にあります。

一方、近年は「バイラルメディア」といわれる、ソーシャルメディア上で拡散する話題を数多く掲載することで爆発的なトラフィックを巻き起こすものも話題になっています。

オリジナリティあるコンテンツを創造する

放送とWebの連動、あるいは出版業界における電子化など、メディア業界を広く見てもWebへの流れが加速していることは間違いありませんが、Webメディアとしてきちんと収益を上げるには、まずオリジナリティあるコンテンツを創造することが不可欠です。

また、Webメディア業界は技術やトレンドなどの変化が激しいため、現状に甘んじず、どんどん新しいことを仕掛けていかなくてはなりません。

すでに話題性のあるWebメディアを持っている企業や、組織として大きくなっているWebメディア企業へ入社したとしても、それだけで安泰というわけではなく、自ら新しいものを取り入れて、新たな価値を創造する気概が必要になるでしょう。