データサイエンティストになるためにはどんな学校に行けばいい?(大学学部・大学院)

データサイエンティストになるための学校の種類

データサイエンティストを目指す人が通う学校の種類は、大きく以下4種類に分けられます。

・大学院
・大学
・専門学校
・スクール

データサイエンティストは必ずしも学歴が問われる職業ではなく、どの学校で学ぶかは自由です。

ただし現在データサイエンティストとして活躍中の人の多くは、大学もしくは大学院を卒業しているようです。

その理由として、「業務にてデータ分析に関する専門かつ高度な知識が問われること」「活躍の場が大企業になるケースが多いこと」などが挙げられます。

とくに誰もが知るような大手企業では、大学で統計学などを学んだのちにデータサイエンティストとなった社員が多い傾向にあります。

データサイエンティストになるには

データサイエンティストになるための大学

大学に通うメリット・デメリット

大学に通う最大のメリットは、「大学卒の学歴が得られる」ことです。新卒の就職活動において「大学卒」の学歴は大きな力となります。

とくにデータサイエンティストの場合、大学卒の学歴が重視されやすい大手企業が就職先となるケースが多いため、就職活動を有利に進める上では大学に進んでおくほうが確実でしょう。

また、大学では統計学などのデータサイエンティストに通じる知識を「学問」として学べます。

データサイエンティストは頭脳こそが武器となる職業であるため、大学にて学問としてアカデミックに追求した知識は、いずれデータサイエンティストとして働く上でも糧となってくれるでしょう。

対して、大学に通うデメリットは「学費が高め」なことです。

私立大学に通うことになった場合、4年間の学費が500万円を超えることもあります。

大学で学ぶことがデータサイエンティストになるための絶対条件ではないため、考え方によっては高すぎる出費ともいえるでしょう。

大学の学費は?

大学の学費の目安としては、国立大学の場合は4年間で約250万円、私立大学の場合は4年間で約400万円〜550万円です。

かつ上京して一人暮らしをするとなると生活費も発生し、家賃を含めて年間100万円程度の生活費を捻出する必要が出てきます。

さらに難関大学を狙う場合、予備校費用なども考える必要が出てきます。

どのような学部・学科が有利?

データサイエンティストの仕事では統計の知識を必ず使用するため、統計学を学べる学部に所属していると、就職活動時の面接で有利になることがあるでしょう。

統計学を学べる学部としては、主に次のような学部が挙げられます。

理学部数学科)
工学部
情報学部
経済学部
経営学部
社会学部
心理学部

他にもデータサイエンティストは、ITスキル、ビジネス・マーケティング分野のスキルも用いるため、そのような分野を学べる学部もおすすめです。

また、近年は以下のように「データサイエンス学部」を設置する大学も増えてきています。

・横浜市立大学 データサイエンス学部
・武蔵野大学 データサイエンス学部
・滋賀大学 データサイエンス学部
(学部名は変更となる可能性があります)

これらはデータサイエンスを専門的に学べる学部であり、データサイエンティストを目指すにはうってつけといえるでしょう。

データサイエンティストになるための専門学校

専門学校に通うメリット・デメリット

専門学校に通うメリットは、「実際の仕事に近いスキルが学べる」ことです。

大学が専門的な学問や学術の研究を行ったりするのに対して、専門学校は実習などを通じて、より実際の仕事に近いスキルや知識を習得できます。

たとえば、データサイエンティストとしても必要になるデータベースの操作スキルやプログラミングスキルなどは、専門学校のほうがより具体的に学べるでしょう。

資格取得に向けての授業が充実しているのも専門学校のメリットです。

一方、デメリットは「大学・大学院に比べると学歴的に不利になる」ことです。

大手企業では専門学校卒では応募すらできないケースがあり、もし就職できたとしても、大卒や大学院卒より初任給が低くなる企業もあるため注意が必要です。

専門学校の学費は?

専門学校の学費の目安は、初年度は約120~150万円、2年目以降は年間で約100万円です。

2年制コースであれば総額250万円程度で済むため、4年制の私立大学から比べれば支払う学費の総額は少ないでしょう。

どのような学科・コースが有利?

専門学校の場合も、統計・IT・ビジネス・マーケティングなどが学べる学科・コースがデータサイエンティストを目指す上で適しています。

具体的には、次のような学科・コースがデータサイエンティスト向きとなります。
情報システム
・高度情報技術科
・AIシステム科
・ITイノベーション科

また今後は専門学校でも、「データサイエンス科」や「データサイエンスコース」など、データサイエンティスト向けの学科・コースが創設されていく可能性があります。

データサイエンティストになるためのスクール

スクールに通うメリット・デメリット

スクールに通うメリットは、「手軽にデータサイエンティストのスキルが学べる」ことです。

スクールは専門学校と似ており、プログラミング言語・機械学習・ディープラーニングなど、データサイエンティストの仕事で必要となる専門スキルを具体的に学べます。

専門学校と大きく違うのは、その手軽さです。

受講期間は長くても半年程度であり、入学試験もないようなものです。

もし途中で断念しても簡単に辞められますし、辞めたことで学歴欄に傷がつくこともありません。

ただ、スクールに通うデメリットは「学歴にならない」ことです。

スクールは学歴には含まれず、卒業しても学歴欄には記載しないのが基本です。

したがって、将来のある高校生などが大学や専門学校には進まず、学歴にならないスクールで学ぶというのは、学歴社会の日本においてあまり現実的でありません。

どちらかといえば、Wスクールでの学習や既卒者・社会人向けといえるでしょう。

スクールの学費は?

スクールの学費は、期間や内容によってさまざまです。

1カ月の短期コースであれば数万円程度の学費で済みますが、半年コースで内容が充実したスクールであれば50万円~60万円の費用が発生することもあります。

なかには、就職が決まれば学費が無料になるシステムのスクールなどもあります。

なお、オンライン受講が可能なコースは比較的学費が安めであり、通学が発生するコースは学費が高めの傾向があります。

どのようなスクールを選べばいい?

現在は「データサイエンティスト育成スクール」「データサイエンティスト養成コース」など、データサイエンティストを目指す人専用のスクールやコースがあるため、そのようなところで学ぶのが適しているでしょう。

なおスクールによっては通学しなくてはならないケースもあります。

その場合は、自宅から問題なく教室に通えるかも考えた上で選ぶのがよいでしょう。

データサイエンティストの学校選びのポイントは?

データサイエンティストの場合、大手企業が勤務先となるケースが多いです。

大手企業は「大学卒」の学歴を重視する傾向にあり、なかには大学卒以下の学歴では採用試験に応募できない企業もあります。

学歴で弾かれないためにも、大学に進んでおいたほうが確実ではあります。

また、データサイエンティストの道を途中で断念し、他の仕事を目指すことになっても、大学卒という学歴は就職活動時などに武器となってくれるでしょう。

とはいえ、データサイエンティストになる上で必ずしも大学で学ぶ必要はなく、学歴がすべてでもありません。

「大手企業にこだわりはない」「それよりも早く社会に出てキャリアを積みたい」といった人であれば大学だけにムリにこだわる必要もないでしょう。