データサイエンティストの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

データサイエンティストを目指すきっかけで多いものは?

データサイエンティストを目指すきっかけは、人によってさまざまですが、代表的なものとして次のようなものが挙げられます。

・物事を分析することが好きで、データサイエンティストに興味をもった
・ビックデータや機械学習の分野に関心を抱き、データサイエンティストにも興味をもった
・大学で統計学などを学び、その延長となる仕事を探していた
・企業のビジネス戦略を左右させるほどの仕事をしてみたかった
・データベースやプログラミングに関する知識を活かしたかった
・知人や友人などにデータサイエンスに精通している人がおり、影響を受けた
など

やはり、分析が好きな人やデータに関心がある人が、この仕事を目指すことが多いようです。

とはいえ、ITやビジネスの分野に関心があり、その延長でデータサイエンティストを知り目指すに至った人もいます。

実際にITエンジニアや経営コンサルタント出身で、データサイエンティストに転身してくる人もいます。

データサイエンティストの志望動機の考え方

なぜデータサイエンティストなのか

データサイエンティストは「21世紀で最もセクシーな職業」などとメディアでも取り上げられたため、華やかなイメージだけに惹かれてこの職業を目指す人も少なくはありません。

しかし企業側が欲しがっているのは、本気でこの仕事を目指している人材です。データサイエンティストは専門的な職業でもありますので、生半可な気持ちでは務まらない部分もあります。

したがって「なぜ自分はデータサイエンティストを目指すのか」「なぜデータサイエンティストでないといけないのか」をいかに明確に伝えられるかが重要なポイントとなります。

そのためにはデータサイエンティストという仕事を十分に調べ、理解を深める必要があります。

企業との繋がりをみつける

企業側としては、「どこの会社でもいいのでデータサイエンティストになりたい人」ではなく、「自分たちの企業でデータサイエンティストとして働きたい人」を求めています。

したがって、「なぜその企業でないといけないのか」「なぜあえてその企業を選ぶのか」の理由も述べられると尚よいでしょう。

たくさんある企業の中からその企業を選ぶのには、何かしらその企業でないといけない理由があるはずです。

あなたとその企業との間にある繫がりを明確化させると、よりよい志望動機が書き上げられるでしょう。

目標や将来のビジョンを伝える

単に「データサイエンティストになりたい」というだけの人よりも、「データサイエンティストになってこのような仕事がしたい」「将来的にこのような人材になりたい」といった所まで具体的に述べられる人の方が、企業側から好感されやすいです。

目標や将来のビジョンを語れるというのは、それだけその職業についてよく調べ、よく考えている証にもなります。

とくにデータサイエンティストの場合、物事を分析し将来を予測するのが仕事でもありますので、筋道を立てて将来を見通せる人材は、他の職業以上に好感されやすいでしょう。

データサイエンティストの志望動機の例文

「関心」や「学んだこと」をアピールする志望動機例

「幼い頃より、ものごとを調べたり分析したりすることが好きであり、その性格もあってか大学では統計学を専攻しておりました。

また、コンピュータやプログラミングに対する関心も高く、CとRの2つの言語については独学で基礎的な部分を習得しています。

統計学やプログラミングなどこれまで私が触れてきたものの延長に、データサイエンティストという職業があることを知り、関心を抱きました。

早くからデータサイエンス分野に力を入れ業界をリードしてきた貴社の環境の中で、最先端のデータサイエンスを身に付け、将来的にはビックデータという観点から社会を支えられるような人材になりたいと考えております。」

「なぜその企業なのか」をアピールする志望動機例

「情報化社会が進みビックデータの重要性が囁かれる中、自分もそのような将来性のある分野に進みたいと考え、大学ではデータサイエンス学部に所属していました。

同時に私は幼い頃より自動車に関心があり、「自動車の100年に1度の大変革時代」と呼ばれるこの今、仕事を通じて自動車や自動車業界に何かしらの働きかけができないものかと考えておりました。

そのような経緯から、自動車メーカーにデータサイエンティストとして勤め、ビックデータを用いて自動車の商品や技術にイノベーションを起こすことが私の目標となりました。

貴社は、常に新たなことに挑戦し続ける、チャレンジ精神旺盛な社風だとお聞きしております。そのような貴社の環境で働き、これまでにない新たな戦略をデータの観点から打ち出しせる人材になりたいと考えております。」

データサイエンティストに関係する経験が全くない人の志望動機例

「インターネットやSNSを通じて多くの情報に触れる中、このような莫大なデータは何かの役に立てられないのかと常々疑問に思っていたところ、データサイエンスという分野やデータサイエンティストという職業があることを知りました。

私はものごとを分析的な目線で見ることが多く、またものごとを地道にコツコツと進めることが好きであるため、データサイエンティストという職業を調べるほどに惹かれていき、いつしかこの職業を目指したいと思うようになりました。

知識、スキルにはまだまだ未熟な面もありますが、貴社はそれ以上にやる気を重視しているとのことでしたので、今回志望させていただきました。

現在データサイエンティストは社会的にも不足しており、貴社としても今後はより積極的に採用していくとの方針をお聞きしております。

将来的には、そのような後輩データサイエンティストの育成にも携われるような指導力もある人材になりたいと考えております。」

データサイエンティストの面接で聞かれること・注意点

新卒の面接でよく聞かれること

新卒の面接では、「なぜデータサイエンティストなのか」の部分を聞かれることがやはり多いです。

とくに、文学部などのデータサイエンティストと関係性の薄い学部出身者ですと、「なぜ専攻と異なる分野であるデータサイエンティストを目指すのか」の理由を深堀して問われることもありますので、説得力のある回答を用意しておく必要があります。

対して、統計学やITなど関連する分野を学んできた学生であれば、「学校ではどのような研究を行っていたか」「論文のテーマはなにか」「機械学習にはどれほど詳しいか」など、より具体的な質問がされることが多いです。

中途の面接でよく聞かれること

業界未経験者であれば、中途の面接で聞かれることは新卒の面接とさほど変わりません。

新卒の学生と同じように「なぜデータサイエンティストなのか」の部分を中心に聞かれることが多いです。

ただし中途の場合は未経験者であっても、新卒の学生よりも厳しい目でみられます。既卒の社会人としての回答を用意する必要があります。

対して経験者の中途面接では、これまでの経歴・スキル・担当した案件などを細かく確認されます。

加えて経験者の中途面接では、「なぜ前職を辞めたのか」もしくは「なぜ転職してまで別の会社で働くのか」をほぼ必ずといっていいほど聞かれます。

面接での注意点

データサイエンティストは、パソコンと睨み合い一人黙々とデータ分析のデスクワークをすることも多いです。

ただし仕事はそれだけではなく、大勢の前でビジネス戦略の立案や、課題解決の提案などのプレゼンテーションを行うこともあります。

したがって面接時にも、プレゼンテーション能力を見られていることもあります。

いくら分析力や知識が豊富であっても、「人前で上手く話せない」「説明があまりにわかりにくい」といった人ですとマイナス評価になる恐れがありますので、注意が必要です。

データサイエンティストの自己PRのポイント

データサイエンティストの場合、特に次のような人材が好まれる傾向にあります。

・「なぜこうなっているのだろう」と常々疑問を持てる人、分析的に考えられる人
・ものごとを多角的にかつ柔軟に考えられる人
・論理的思考のできる人
・統計学、IT、ビジネスなどに対する関心や理解の高い人
・プレゼンテーション能力や提案力の高い人
・チームプレイのできる人
・勉強熱心で地道な努力を惜しまない人
など

これらの要素が含まれた自己PRであるとより好感されやすいでしょう。

ただし、無理してまで装ったり、嘘を付いてまで装うと、かえって逆効果になることもありますので加減には注意が必要です。

データサイエンティストの履歴書で気をつけるべきことは?

データサイエンティストは「論理的思考」が必要不可欠な職業です。

履歴書に書く内容、また面接時の会話の内容からも「この人は論理的思考ができるか」をチェックされていることが多いです。

どんなに優秀な経歴や資格を持っている人であっても、筋道の通った論理的な回答ができないと嫌気され落とされることもあります。

また、「たぶん」「もしかすると」「だいだい」などといった曖昧な表現にも要注意です。

データサイエンティストは確たるデータをもとに分析を進める仕事ですので、曖昧な表現、感覚的な表現、根拠のない表現というは警戒されるやすいでしょう。