「旅行・ホテル」の職業・仕事

客室乗務員 パイロットと協力し合い、旅客機内での保安管理と乗客への機内サービスを行う

客室乗務員(CA、キャビンアテンダント、フライトアテンダント)とは、旅客機に搭乗し、乗客の搭乗から到着までのさまざまな業務を行う仕事です。機内食や新聞、雑誌、毛布の配布と回収、免税品の販売などを行う「機内サービス」と、急病人への救急処置、天候の悪化時の機内の安全確保などを行う「保安管理」の役割を担います。客室乗務員は、大学卒のほか、エアラインスクールからの採用もあります。身長制限があるほか、語学力も必要です。採用試験に合格しても、最初は契約社員としての採用となり、のちに正社員に切り替わる雇用体系が一般的です。長時間のフライトでの立ち仕事に加え、国際線の場合、時差にも対応しなければならないため、華やかな仕事ではありますが、体力も求められます。

グランドスタッフ 搭乗手続きから乗客の案内まで空港での接客業務を行い、安全・安心なフライトを実現する

グランドスタッフとは、空港での接客業務を担当する仕事です。主な業務は、チェックインカウンターで航空券の発券や荷物の受け取り、座席の指定、乗り継ぎの案内などを行う「搭乗手続き」と航空機が時間通りに出発できるように、搭乗ゲートにて乗客の案内を行う「搭乗案内」です。接客能力や判断力、語学力などが求められます。ほとんどの空港は早朝から深夜まで開いているため、仕事はシフト制です。早朝から勤務することも多く、また勤務中は立ち仕事が続いたり空港を走り回ることもあるため、体力が必要となります。グランドスタッフを航空会社が直接採用しているところは少なく、一般的には、航空会社の関連会社がグランドスタッフの採用を行なっています。

ホテルスタッフ 宿泊、料飲、宴会などホテルの各部門で、お客さまに最高のおもてなしを提供する

ホテルでは、さまざまなスタッフが働いています。主な仕事としては、ホテルの受付カウンターで、客の対応をする「フロント」、ホテルの宿泊客のあらゆる要望や問い合わせに応える「コンシェルジュ」、客室の清掃やベッドメーキング、備品の補充、部屋の点検をする「ハウスキーピング」、ホテルの入口でドアの開閉をする「ドアマン」、フロントでチェックイン手続きを済ませた客を客室まで案内する「ベルパーソン」などがあります。ホテルの採用試験に合格することで、ホテルスタッフとなることができますが、アルバイトや契約社員から正社員になる人も少なくありません。外資系企業の参入などで、ホテル業界の競争は激化しており、より高い接客能力が求められるようになっています。

ウエディングプランナー 新郎・新婦の好みや要望を取り入れながら、人生の思い出に残る結婚式をプロデュースする

ウエディングプランナーとは、結婚式場などで結婚式をプロデュースする仕事です。結婚式場を訪れるカップルに提案・営業をし、式を挙げてもらうことが決まったらカップルと打ち合わせを繰り返します。式当日は、何か問題がないかを常にチェックしながら、式に立会います。ホテル、結婚式場、ウエディングプロデュース会社などに就職することが、ウエディングプランナーへの第一歩ですが、経験が必要となるため、ホテルなどではすぐに仕事に就けるとは限りません。常にクライアントからの要望や問い合わせに対応しなければならないため、勤務時間は長くなりがちで、休みは平日となります。クライアントへの気配りが求められる一方で、提案・営業能力も必要とされます。

ツアーコンダクター ツアーの準備から各種手配をトータルにこなす。ツアーにも同行し、楽しい旅を演出する

ツアーコンダクター(旅行添乗員)とは、パック旅行や団体旅行に同行し、各種手続きを行ったり、案内をしたりする仕事です。添乗するツアーが決まると、打ち合わせや下調べなどの事前準備を行います。ツアーへの同行中は24時間仕事のようなものであり、次の目的地への準備や、ツアー客の要望への応対など、常に何かをしている状態であるため、休む暇はありません。ほとんどのツアーコンダクターは、派遣会社に所属しており、旅行会社の社員がツアーコンダクターをすることはなくなりつつあります。旅行業界の競争は厳しく、経費の削減が続く中で、ツアーコンダクターの待遇は厳しい状況です。年間を通じて定期的に仕事が入るわけではないため、生活が安定しないこともあります。

バスガイド 観光バス・貸切バスに乗務し、観光地の情報提供や観光地の案内でお客さまを楽しませる

バスガイドは、観光バスや貸切バスに乗車し、ツアーに参加するお客さまが楽しく快適な旅を楽しんでいただけるよう、さまざまなサポートをする仕事です。バス内では車窓から見える景色を案内したり、観光地の情報を提供したり、ご当地ソングを歌ったりしながら雰囲気を盛り上げます。また、バス駐・発車時の安全確認や車内点検など、運転手の安全運行をサポートすることも大事な役目。早朝から夜遅くまで働いたり、観光地に関する膨大な知識を身に付ける苦労もありますが、自分のガイドでお客さまを喜ばせることができたときは、大きな喜びを味わえます。ベテランバスガイドになると、派遣社員やフリーランスとして活躍する人も大勢います。

通訳案内士 訪日外国人に対して日本の魅力をわかりやすく伝え、滞在中の生活を広くサポートする

通訳案内士とは、日本を訪れる外国人の観光客に対して、日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをする仕事です。高い語学力が必要とされるだけでなく、日本の文化や歴史、経済など幅広い知識が必要です。また、旅行スケジュールの管理やホテルの予約といったツアーコンダクター的な業務を担当することもあります。通訳案内士になるためには、国家試験に合格することが必要です。難易度は高く、英語受験者の合格率は12%ほどです。正社員としての雇用形態はほとんどなく、依頼を受けてスポットで仕事をすることになるため、収入は不安定です。季節によっても仕事量にばらつきがあるので、ほとんどの通訳案内士は兼業として働いています。

海外ツアーガイド 日本から海外へ旅行するお客さまのガイド役。現地の観光案内や送迎などを行う

海外ツアーガイドは、海外に駐在し、日本から旅行に来るお客さまをガイドする仕事です。近年は添乗員がつかない海外ツアーが多く、観光案内だけでなく、送迎や空港でのサポートも行います。海外でツアーガイドとして働くためには、基本的には現地の国の労働ビザが必要となりますが、ワーキングホリデービザを利用して現地の旅行会社でツアーガイドとして働くという方法もあります。現地の言語に長けていたり、日本で旅行関係の仕事や添乗員をしていたり、バスガイド経験などがあると採用に有利です。ですが、正社員待遇のところは少なく、アルバイトでの労働形態となることが一般的です。そのため収入は安定せず、繁忙期と閑散期で仕事量に差がある場合も多いため、兼業で働く人が多いようです。