CGデザイナーになるには
目次
CGデザイナーになるまでの道のり
CGデザイナーとして働くために特別な学歴や資格は必要ありません。
CGを使ったデザインができれば、誰でもCGデザイナーを名乗ることが可能です。
しかし、CGデザイナーとして就職し活躍するにあたっては、美術系の大学やCGデザインのコースを持つ専門学校などでデザインやコンピューターグラフィックスの基礎を学んでおくと役立ちます。
独学も可能ですが、実力を示すためには実績になる作品の制作が必要で、また学ぶべき内容も多いため体系的に学べる教育機関を利用するのが一般的です。
CGデザイナーとして活躍するためには、仕事の内外で作品を制作し続け、スキルや得意分野をアピールし続けることが求められます。
CGデザイナーの資格・難易度
CGデザイナーになるために特定の資格は必要ありませんが、デザインやCG制作のスキルを示すために資格はあった方がよいのは間違いありません。
CGによるデザインや制作実務の技術・知識を問う「CGクリエイター検定」や、CG作成の定番ソフトであるIllustratorやPhotoshopの知識や技術を問う「アドビ認定アソシエイト」などが定番です。
CG作成をある程度経験している人なら、これらの資格試験の難易度はそれほど高くはなく、数ヶ月の学習で資格を取得できます。
CGデザイナーを目指す人におすすめの資格は?
CGクリエイター検定の難易度・合格率
CGデザイナーになるための学校の種類
CGデザイナーになりたい人の多くは、CGに関するコースのある美大または専門学校に通い、それからCGの制作会社に就職します。
美大ではソフトを用いたデザインを学ぶだけでなく、デッサンやデザインの理論などを深く学ぶことができ、デザイナーとしての基礎力をしっかり身につけることができます。
専門学校は大学と比較すると実務寄りのカリキュラムで、CGデザインの考え方やソフトウェアの操作、現場の制作プロセスや役割分担などを学ぶことができます。
年間の学費は、大学で80~160万円、専門学校で130~150万円ほどになるのが一般的です。
どちらも、ポートフォリオ用の制作がカリキュラム内でできますし、就職先の斡旋も行ってくれるため、就職活動にも強くなります。
CGデザイナーになるためにはどんな学校にいけばいい?(大学、専門学校)
CGデザイナーに向いている人
CGデザイナーに向いている人は、デザインが好きでソフトの操作を楽しいと感じられる人です。
手書きのデザインと違い、コンピュータを利用してのデザイン制作は効率的な部分もあれば非効率な部分もあります。
デザインが好きなだけでなく、時にはソフトの機能やプログラミングの知識を用いながらデザインを楽しめる人が適性の高い人です。
また、地道な作業が非常に多いため、根気強く最後まで仕事の質にこだわることができる人もCGデザイナーに向いているといえます。
CGデザイナーのキャリアプラン・キャリアパス
キャリアの一般的な方向性は、技術を磨いて専門化するか、管理職につくか、またはデザイン力を必要とする他の職種に転職するかです。
専門化する場合、特定分野のデザインに強みを作り、デザイナーとしての特徴を打ち出すことが必要です。
管理職につく場合、デザインスキルだけでなく交渉や企画、予算や人材などのマネジメントスキルを身に着けることが大切です。
現在はCGによるデザインが多くの現場で必要なため、Webや紙媒体などのデザイナーに転職する人も多いです。
CGデザイナーを目指せる年齢は?
CGデザイナーを目指すことのできる年齢に制限はありません。
イラストレーターや建築、インテリアなどデザインの知識がある人であれば、ソフトの扱い方を覚えるだけでCGデザイナーになることも可能です。
また、プログラマー出身者がデザインスキルを身に着けてCGデザイナーとなることも多いです。
趣味の延長からCGデザイナーとして副業を始め、そのまま独立することもあります。
年齢や経験を問わず多くの人が目指すことができる職種です。
CGデザイナーは高卒から目指せる?
CGデザイナーは実力重視の職種であり、学歴は問わないため、高卒でも十分に目指すことができます。
高度なデザインの制作や制作全体を見渡す立場としての仕事は、専門的な知識を必要とするため難しいこともありますが、一般的には高卒で問題ありません。
ただし、実力重視だからこそ就職するためには資格やポートフォリオで知識やスキルを証明しなくてはなりません。
現場に入って学ぼうという気持ちではなく、事前にしっかり準備し、即戦力として就職するつもりでチャレンジしましょう。
CGデザイナーは女性でもなれる?
CGデザイナーは男女の差がほとんど出ないため、女性のCGデザイナーも多く活躍しています。
体力的に男性に及ばない部分があり、徹夜作業が多い現場では不利ですが、女性向けの案件も多いために女性の感性が求められることも多いです。
知識とスキルがあれば、短時間でも仕事ができるため、パートやフリーランスの立場でCGデザイナーとして働き、結婚後に家庭と仕事を両立させている人も少なくありません。
CGデザイナーを目指すなら転職エージェントに相談してみよう
未経験や中途でCGデザイナーを目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。
転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、CGデザイナーの「非公開求人」の情報を得ることができます。
まだ転職するか迷っている、そもそもCGデザイナーが自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。
また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20s」に登録してみるとよいでしょう。
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