CGデザイナーになるには

CGデザイナーになるまでの道のり

CGデザイナーとして働くために特別な学歴や資格は必要ありません。

CGを使ったデザインができれば、誰でもCGデザイナーを名乗ることが可能です。

しかし、CGデザイナーとして就職し活躍するにあたっては、美術系の大学やCGデザインのコースを持つ専門学校などでデザインやコンピューターグラフィックスの基礎を学んでおくと役立ちます。

独学も可能ですが、実力を示すためには実績になる作品の制作が必要で、また学ぶべき内容も多いため体系的に学べる教育機関を利用するのが一般的です。

CGデザイナーとして活躍するためには、仕事の内外で作品を制作し続け、スキルや得意分野をアピールし続けることが求められます。

CGデザイナーになるまでのルート

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CGデザイナーの資格・難易度

CGデザイナーになるために特定の資格は必要ありませんが、デザインやCG制作のスキルを示すために資格はあった方がよいのは間違いありません。

CGによるデザインや制作実務の技術・知識を問う「CGクリエイター検定」や、CG作成の定番ソフトであるIllustratorやPhotoshopの知識や技術を問う「アドビ認定アソシエイト」などが定番です。

CG作成をある程度経験している人なら、これらの資格試験の難易度はそれほど高くはなく、数ヶ月の学習で資格を取得できます。

CG制作の現場では、こうした資格よりも経験・実績が問われることが多く、資格取得者でも過去の制作物をポートフォリオとしてまとめることが必要です。

また、直接的にCGには関わらないとしても、「色彩検定」や「DTP検定」など、他分野のデザイン系資格も評価されます。

資格取得そのものよりも、資格取得を通しての学習がCGデザイナーでは重要ですので、試験を受けるかどうかに関係なく勉強してみるとよいでしょう。

CGクリエイター検定の難易度・合格率

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、CG-ARTS協会が主催する民間資格で、デザイン全般や2次元・3次元CGの作成、映像制作に関する知識・技術を認定します。

難易度がベーシックとエキスパートに分かれ、両方とも受験資格に定めはありません。

ベーシックは入門資格として、CGを用いた業務で必要な基本的な知識を問うものになっており、エキスパートは専門的な理解や最新の3DCGを使った映像制作の知識が必要です。

年に2回7月と11月に実施されており、受験料はベーシックが5,600円、エキスパート=6,700円です。

実際の業務に役立つ資格として、CGデザイナーの中でも取得者が多い人気資格です。

参考:CG-ARTS CGクリエイター検定

Adobe認定アソシエイト

Adobe認定アソシエイト(ACA)は、デザインソフトとして多くのシェアを持つアドビシステムズ社の製品の利用スキルを証明する民間資格です。

ACAはIllustratorやPhotoshopと製品ごとに資格試験があり、合格者には認定証が発行されます。

試験日は全国各地のパソコンスクールなどで行われ、会場により日程もさまざまで、都合のよいタイミングで受験できます。

難易度はそれほど高くありませんが、知識を問う選択問題と、実際にソフトを操作して回答する問題が出題される実践的な試験です。

受験料はどの製品でも一律10,780円です。

参考:アドビシステムズ株式会社 Adobe認定アソシエイト

色彩検定

色彩検定は、文部科学省が後援する公的資格で、色彩検定協会が主催しています。

色の持つ心理的な効果や配色、利用法などを、感性や感覚だけでなく理論として理解し、デザイン分野などへの応用が可能になります。

試験は1~3級と、ユニバーサルデザインに特化したUC級に分かれ、合格率は入門級の3級で74.9%(2018年度)です。

受験費用は級によって異なり、6000円~15000円です。

試験はマークシート方式ですが、2級、1級では一部記述式、実技の出題もあります。

分野を問わず多くの人が取得している人気資格で、建築やインテリア、商品デザインなど利用の幅も広く、CGデザイナーでも多くの人が取得に励んでいます。

参考:色彩検定協会

CGデザイナーになるための学校の種類

CGデザイナーになりたい人の多くは、CGに関するコースのある美大または専門学校に通い、それからCGの制作会社に就職します。

美大ではソフトを用いたデザインを学ぶだけでなく、デッサンやデザインの理論などを深く学ぶことができ、デザイナーとしての基礎力をしっかり身につけることができます。

専門学校は大学と比較すると実務寄りのカリキュラムで、CGデザインの考え方やソフトウェアの操作、現場の制作プロセスや役割分担などを学ぶことができます。

年間の学費は、大学で80~160万円、専門学校で130~150万円ほどになるのが一般的です。

どちらも、ポートフォリオ用の制作がカリキュラム内でできますし、就職先の斡旋も行ってくれるため、就職活動にも強くなります。

CGデザイナーになるためにはどんな学校にいけばいい?(大学、専門学校)

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CGデザイナーに向いている人

CGデザイナーに向いている人は、デザインが好きでソフトの操作を楽しいと感じられる人です。

手書きのデザインと違い、コンピュータを利用してのデザイン制作は効率的な部分もあれば非効率な部分もあります。

デザインが好きなだけでなく、時にはソフトの機能やプログラミングの知識を用いながらデザインを楽しめる人が適性の高い人です。

また、地道な作業が非常に多いため、根気強く最後まで仕事の質にこだわることができる人もCGデザイナーに向いているといえます。

CGデザイナーに向いている人、適性

CGデザイナーのキャリアプラン・キャリアパス

キャリアの一般的な方向性は、技術を磨いて専門化するか、管理職につくか、またはデザイン力を必要とする他の職種に転職するかです。

専門化する場合、特定分野のデザインに強みを作り、デザイナーとしての特徴を打ち出すことが必要です。

管理職につく場合、デザインスキルだけでなく交渉や企画、予算や人材などのマネジメントスキルを身に着けることが大切です。

現在はCGによるデザインが多くの現場で必要なため、Webや紙媒体などのデザイナーに転職する人も多いです。

CGデザイナーを目指せる年齢は?

CGデザイナーを目指すことのできる年齢に制限はありません。

イラストレーターや建築、インテリアなどデザインの知識がある人であれば、ソフトの扱い方を覚えるだけでCGデザイナーになることも可能です。

また、プログラマー出身者がデザインスキルを身に着けてCGデザイナーとなることも多いです。

趣味の延長からCGデザイナーとして副業を始め、そのまま独立することもあります。

年齢や経験を問わず多くの人が目指すことができる職種です。

CGデザイナーは高卒から目指せる?

CGデザイナーは実力重視の職種であり、学歴は問わないため、高卒でも十分に目指すことができます。

高度なデザインの制作や制作全体を見渡す立場としての仕事は、専門的な知識を必要とするため難しいこともありますが、一般的には高卒で問題ありません。

ただし、実力重視だからこそ就職するためには資格やポートフォリオで知識やスキルを証明しなくてはなりません。

現場に入って学ぼうという気持ちではなく、事前にしっかり準備し、即戦力として就職するつもりでチャレンジしましょう。

CGデザイナーは女性でもなれる?

CGデザイナーは男女の差がほとんど出ないため、女性のCGデザイナーも多く活躍しています。

体力的に男性に及ばない部分があり、徹夜作業が多い現場では不利ですが、女性向けの案件も多いために女性の感性が求められることも多いです。

知識とスキルがあれば、短時間でも仕事ができるため、パートやフリーランスの立場でCGデザイナーとして働き、結婚後に家庭と仕事を両立させている人も少なくありません。

女性のCGデザイナーのキャリアパス・結婚後の生活

CGデザイナーの働き方の種類・雇用形態

CGデザイナーの雇用形態

CGデザイナーは正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト、フリーランスなどさまざまな雇用形態で働いており、責任や技術によって任される仕事が変わってきます。

正社員の場合、ゼネラリストとしてCG制作に関わる業務を広く扱うケースが多く、他のデザイナーたちをまとめ、指導する役割を求められることも多いです。

契約社員や派遣社員の場合は、細分化された個別のCG制作を担当するケースが多く、アルバイトは撮影作業やチェックなど、作業のサポートが主です。

雇用形態によって給与や福利厚生に差が出やすい部分がありますが、正社員は残業も多く発生するため、ワークライフバランスを考えて働き方を選ぶ人も増えています。

正社員のCGデザイナー

正社員のCGデザイナーは、デザイン制作会社や映像制作会社など、CGによるデザインが直接的な売り物になる会社で働くケースが多いです。

勤務時間の定めはあるものの、仕事量も多く、他デザイナーの管理業務がある場合もあり、残業も多くなります。

制作作業に集中できるよう、フレックスタイム制や変形労働時間制を採用する企業も多くなっています。

時間に融通が利き、マイペースに仕事ができる反面、納期は厳守ですので納期前は遅くまで帰れないこともしばしばです。

給与は年収で400~500万円ほどが多いですが、3DCGの高度な映像技術をもっているデザイナーであれば800万円以上の人もいます。

就職するためには、専門学校や大学を卒業して就職試験を受けるのが一般的です。

CGデザイナーの中では待遇が安定しているのがメリットですが、企業によっては激務が続くため、心身の疲労に注意することが大切です。

派遣のCGデザイナー

CGデザイナーの派遣求人は増えており、将来、正社員やフリーランスを目指す人が実績づくりのために働くことも多いです。

派遣社員の場合、基本的に契約で定められている時間だけ働くことになるため、残業などはそれほど多くありません。

仕事内容は社員に指示された作業を定められた期間内に行うのが一般的です。

ただし、契約内容によっては正社員並みの仕事を求められることもあります。

給与は時給制で、2DCGのデザイナーで1200~1800円、3DCGのデザイナーでは1500~2000円程度での求人が多いです。

職場による差も大きく、仕事のない時期もあるため、収入は不安定になりがちです。

学歴は不問ですが、CGに関する知識や技術をある程度身に着け、派遣会社に登録することが最低限必要です。

仕事ぶりが制作全体の進行に影響することから、継続はシビアに評価される傾向があるため注意が必要です。

アルバイト・パートのCGデザイナー

アルバイトのCGデザイナーの働き方は、大きく2通りです。

ひとつは、CGデザイナーの撮影の補助や簡単な素材作成・編集作業、作業のチェックなどを行うアシスタントとしての契約です。

特別な技能や経歴は不要ですが、デザイン用のソフトが使えれば高く評価されます。

時給は仕事内容により800~1200円ほどが多いです。

もうひとつは、CGデザイナーとしての経験者がアルバイト契約をしているパターンです。

CGデザインの戦力として、時間とスキルに応じた作業量を社員から依頼されます。

時給も派遣社員並みで、1500~2000円になることも少なくありません。

アルバイトは、残業が少なく、時間の融通が利き、スキル次第で時給も悪くないため働きやすいと評価する人も多いです。

アルバイト先は知人の紹介あるいは求人サイトなどから探しますが、募集はあまり多くありません。

フリーランスのCGデザイナー

フリーランスのCGデザイナーも増えており、CGデザインの仕事を案件ごとに受注する形や、企業に常駐して働く形で活躍しています。

多くの場合、社員としての現場経験や副業経験を積んでから独立します。

独立することで勤務時間が自由になり、請け負う案件の種類を自分で選べるようになるため、働きやすさを感じる人も多いです。

年収は会社員の頃より高くなる人が多いですが、案件を継続的に受注できるかは個人の営業力や人脈による部分が大きく、収入が不安定になりがちなのがデメリットです。

高い技術を持つフリーランスの中には大手企業から仕事を受注したり、海外で活躍したりする人もおり、デザイナーたちのビジョンのひとつになっています。

副業・在宅のCGデザイナー

副業や在宅で働くCGデザイナーも少しずつ増えています。

副業や在宅でも、Webサイト用のロゴなどの素材作成やポスター用の一枚絵の制作などさまざまな仕事を行っています。

会社に縛られずに幅広い案件に携わってスキルアップを目指せることや、自分のペースで収入を増やせることで人気が高まっています。

副業の在宅CGデザイナーに限ると月に3~10万円ほどの追加収入のある人が多いです。

本業とのバランスや、スキルによっては本業よりも稼げる場合もあり、独立前の準備として取り組む人も少なくありません。

ハードな仕事で健康を崩すこともあるため、余裕あるスケジューリングが大切です。

CGデザイナーの求人・就職の状況は?

CGデザイナーの就職先にはどんなところがある?

CGデザイナーの勤務先は、2DCGを主に扱うか、3DCGを主に扱うかで変わります。

2DCGを主体とする場合は、チラシなどの広告デザインを扱うデザイン会社や、やスマートフォン用の画面をデザインするWeb制作会社やアプリ開発会社が多いです。

3DCGは、ゲーム開発会社や映像制作会社などが主な就職先ですが、高い技術力と知識が要求されるため企業の数は多くありません。

就職先企業によって、担当する業界の幅が決まることが多く、各社は得意なジャンルでデザインの質と制作効率を上げるため努力しています。

そのため、就職先を選ぶにあたっては、CGデザイナーという職種を探すだけでなく、どのような顧客を持ち、どのような制作物を納めているかも確認することが大切です。

CGデザイナーはその他にも、一般的な事業会社に勤める場合もあり、この場合は社内のデザイン業務を主に担当します。

企業の規模や業界によって、待遇や給与、残業の有無などが大きく変わるのがCGデザイナーの特徴です。

スキルが高い人ほど自分に合った働き方や待遇を求めて転職することが多いため、常に求人が出ている傾向があります。

CGデザイナーの求人の状況

CGデザイナーの求人状況は安定しているといえます。

人材会社の募集では、正社員を中心に400~500万円ほどの年収での募集が多く、経験や実績によって多少の条件の調整が行われます。

ただし、CGデザイナーの業務内容や企業が顧客に持つ業界は企業によって大きく変わります。

求人は多いですが、ミスマッチも多いため注意が必要です。

また、3DCGを専門的に扱う企業は都市部に多く、地方ではなかなか求人をみつけるのは難しい状況となっています。

2DCGは一般的な企業でも自社でデザイナーを持つことが増えてきているため、全国各地で安定した募集がありますが、雇用の条件面でやや劣ります。

社会的なCGへの需要は堅調に拡大しており、人手不足が懸念される職種であるため、今後もこの傾向が続くと予想されます。

そのため、学習や就職にあたってはどのようなCGデザイナーを目指すのかをよく考えておくことが大切です。

CGデザイナーの就職先の選び方

2DCG専門のデザイナーか3DCG専門のデザイナーか

CGデザイナーを目指す人は、自分のスキルや将来を考え、2DCGのデザイナーなのか、もしくは3DCGのデザイナーなのかを考えて就職先を選びましょう。

2DCGと3DCGとでは、制作のための知識や使用するソフトウェアが全く異なります。

illustratorやPhotoshopといったソフトはデザイン業界ではほぼ標準となっているため、どの会社でも使用しますが、企業によってさまざまなソフトが利用されており、自分のスキルに合わないソフトを使っている会社だと覚えるのが大変です。

就職できる企業の数も大きく異なっており、特に地方で3DCGを専門的に扱う制作会社を探し就職するのは簡単ではありません。

企業の実績や顧客を確認する

制作会社の多くは、取引先の顧客がおおよそ決まっています。

業界の特色として、紹介によって仕事を受注している会社が多く、積極的な営業による新規開拓案件はそれほど多くありません。

そのため、紹介される企業の業界や案件のイメージが過去の制作実績によって固定化されやすく、似たような仕事が多くなります。

仕事で希望のデザイン業務に関わるには、就職先を探すにあたって、必ず企業の制作実績や主な顧客などを会社情報で確認しましょう。

給与や福利厚生はよく確認する

CGデザイナーの中には好きな仕事をしていれば条件はさほど気にしないという人もいます。

しかし、給与や福利厚生の確認を怠って、あとになって苦労するケースも少なくありません。

給与は金額だけでなく、残業代に関する条件や、スキルアップや経験による昇給などの有無がどれくらいあるのかも大切です。

福利厚生は働く上での安心や働きやすさにつながるものですので、必ず確認し、また実際の休暇の取得率なども情報を集めておくとよいでしょう。

CGデザイナーの志望動機・面接

CGデザイナーの就職活動においては、志望動機は「憧れ」や「好き」といった感情が前に出過ぎないように注意しましょう。

「デザインが好き」「~のゲームの制作に関わりたい」などは、もちろん重要な動機ですが、企業にとって評価がしにくい内容だからです。

志望動機では、仕事や業界に興味を持った理由や、数ある会社からその会社を選んだ理由を、自分のスキルや経験・実績に結びつけてアピールすることが大切です。

面接ではさまざまな質問がされますが、「一緒に働きたい人か」を確認する場ですので、良い印象を与えることが大切です。

個人的なこだわりを語ったり、実績や技術のアピールに終始しないよう注意してください。

CGデザイナーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

求人サイトには多くの募集がある

求人サイトには多くのCGデザイナーの募集があるため、就職活動では求人サイトを利用して就職先を探すのが一般的です。

ただし、非常に企業の数も多く、また条件面についての情報も限られるため、求人サイトの情報だけでなく、企業サイトなどもよく確認しましょう。

学校からの紹介は安心

大学や専門学校などでは、デザイン会社や映像制作会社などへの就職をあっせんしてくれる場合もあります。

この場合、学校の先輩がすでに入社しており、情報が入手しやすいことも多いため、学校を通してOBOGに企業の詳しい話を伺うこともできます。

また、条件面や企業の業務内容なども細かく案内されていることが多いです。

採用試験のプロセスも短くなることが多く、学校側の教育内容や学生に対して信頼があることから、採用されやすいため非常に有利です。

現職の知人からの紹介はミスマッチが少ない

就職先探しでは、すでにデザイン会社などで働いている人からの紹介があれば最も確実です。

アルバイト先の人事からスカウトされるような場合は、仕事の内容もスキルもわかった上で採用されるため、その後の業務とスキルのミスマッチも起こりにくいです。

入社後の教育や人間関係づくりにも知人が協力してくれることも多く、円滑に職場でのスタートを切ることができるのも大きなメリットです。