CADオペレーターの実態と将来性は? 需要はある?

CADオペレーターになりたいと考えた時に気になるのは、仕事内容や収入のほか、需要や将来性があるのかという点でしょう。

本記事では、CADオペレーターの現状から将来性、今後の活躍の場などを紹介します。

CADオペレーターの現状

CADオペレーターは建築や機械メーカー、アパレル会社など、ものづくりにおけるさまざまな業界において需要が高い職種といえます。

産業分野において、もはやCADは必須の技術です。CADを使用しない現場はほとんどありません。

しかし、ただ単にCAD操作ができるだけでは継続していくことが難しい面もあります。

理由のひとつとして、CADソフト自体が年々使いやすく進化していることから、企業が専属のCADオペレーターを雇用せず、設計士・デザイナーがCADを使用するケースが増えていることが挙げられます。

企業が人件費を抑えようとしていることも理由のひとつです。

こうしたなか、CADオペレーターに求められるレベルは年々上がり、少しでも高い技術力をもつ人、実務経験が豊富な人が採用されやすい傾向にあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

CADオペレーターの需要

CADオペレーターは、

  • 建築業界
  • 機械・自動車
  • インテリア
  • アパレル

など、あらゆる産業分野で必要とされている職種です。

CADはものづくりに密接に関わる技術であり、イメージを図面化するCADオペレーターがいなければ、私たちの身の回りのさまざまなものはつくり出せないといっても過言ではありません。

CADオペレーターの具体的な業務内容や働き方は職場によって異なりますが、多様な業界で仕事ができるのがCADオペレーターの強みです。

CADオペレーターは、現場で培った経験や技術を自分の強みとして生かすことができるため、ハイレベルな技術をもった人材はどの企業においても一定の重要があるでしょう。

指示された図面を描く技術だけではなく、将来を視野に入れて高いスキルを習得することが必要になります。

CADオペレーターの将来性

設計現場では、設計者が自らCADを操作して図面化するケースが増えています。

そのため、言われた通りに図面を描くだけの設計補助業務は、今後さらに減っていくことが予想されます。

近年では、高性能なCADのフリーソフトが普及したことでCADソフトを扱うことへのハードルが下がり、CADオペレーターの専門性が以前より低下しているといわれています。

CAD操作のほか、ある程度の図面を解読できるスキルはCADオペレーターとして必須です。

これからCADオペレーターを目指すのであれば、「設計士」や「デザイナー」へのキャリアアップも視野に入れておきましょう。

建築や設計について深く学び、働きたい業界の専門知識や技術を身につけることをおすすめします。

高い志を持ち続けられる人であれば、フリーランスとして独立したり、事務所を構えたりすることも不可能ではありません。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

CADオペレーターの今後の活躍の場

IT技術の進化とともに、CADオペレーターの仕事は近い将来AI(人工知能)に代替されてしまう可能性が高いのではないかと不安を抱く人もいるでしょう。

CADで製図を起こすだけなら、たしかに将来的にはAIに代替されることが予測されます。しかし、CADオペレーターの仕事は、決してそれだけではありません。

ものづくりの現場には多くの人が関わります。そこでは人間にしかできない業務上のやり取りや複雑なコミュニケーションを理解する能力、ときには相手の心に寄り添う力も必要とされます。

また、CADオペレーターとして長く活躍する将来を望むのであれば、新しい技術を身につけることが大切です。

近年の建設業界では、最新技術を使いこなすことができるオペレーターの人材不足が課題となっています。

BIMモデルや3次元CADを操作できるハイレベルな人材は引く手あまたとなり、さまざまな企業において重宝されることでしょう。

CADオペレーターの実態と将来性は? 需要はある?のまとめ

CADオペレーターは、あらゆる産業分野で必要とされている職業です。そしてまだまだ需要・将来性があります。

CAD操作のみに甘んじることなく、設計や所属する業界の専門知識を深く学び続けることが求められます。

また、活躍の場を広げるためには最新の技術を身につけることも必要不可欠です。