ゲームプログラマーの給料・年収

ゲームプログラマーの平均年収・給料の統計データ

ゲームプログラマーの給料は、企業のシステム開発に携わるような一般的なプログラマーと比較すると、やや低めといわれています。

ただし、この仕事では残業が発生するケースも多く、残業代の支給状況によっても収入が大きく変わってくることがあります。

また、中小規模の開発会社に比べ、大手ゲームメーカーは給料や待遇面で充実している傾向にあるとされます。

ゲームプログラマーの平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

令和元年度の統計によると、プログラマーの平均年収は、33.8歳で426万円ほどとなっています。

<プログラマー>
・平均年齢:33.8歳
・勤続年数:7.1年
・労働時間:160時間/月
・超過労働:13時間/月
・月額給与:304,000円
・年間賞与:605,200円
・平均年収:4,258,000円

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
ゲームプログラマー
(求人ボックス)
499万円(正社員) 派遣社員平均時給 1,905円
ゲームプログラマー
(転職ステーション)
364万円
ゲームプログラマ
(転職会議)
391万円 20代前半:308万円
20代後半:379万円
30代:451万円
40代以上:438万円
ゲームプログラマー
(給料バンク)
430万円~565万円 平均給料:35~40万円
20代の給料:25万円
30代の給料:35万円
40代の給料:40万円
初任給:15~万円

各社の統計データをまとめると、ゲームプログラマーの年収は360万円~500万円ほどがボリュームゾーンと考えられます。

20代は多職種と比較してそこまで高い収入ではありませんが、30代を超えると年収400万円を超える人も多く出てくるようです。

ゲームプログラマーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

平成30年賃金構造基本統計調査から見ると、ゲームプログラマーのボーナスは年間で給料の2ヵ月分程度と考えられます。

年収が420万円だった場合、月収は約30万円、ボーナスは60万円となります。

そこから所得税や住民税、社会保険料などを差し引くと、月々の手取りは、独身の場合で23~24万円程度、ボーナスの手取りは48万円前後となるでしょう。

ゲームプログラマーは比較的若い世代の人が多いので、とびぬけて裕福な暮らしはできなくても、経済的に困窮するようなことはなさそうです。

ゲームプログラマーの初任給はどれくらい?

ゲームプログラマーの初任給は、勤務先企業によって異なります。

たとえばコンシューマーゲーム業界で最大手の任天堂は、新卒採用(2019年実績)の初任給として、大学院博士卒で258,000円、大学院修士卒で243,000円、大卒で233,000円、高専・専門卒で211,500円となっています。

しかし、中堅以下の企業では、これほどの初任給を得られるケースはあまり多くないようです。

企業によっては新人はアルバイトからのスタートになる場合もあり、その場合はカツカツの生活になる可能性もあります。

令和元年 プログラマーの年収(規模別)

プログラマーの年収は勤務先企業の規模が大きくなるほど高くなっています。

100人未満の事業所に務める人の平均年収が390万円であるのに対して、1,000人以上の規模の事業所に務める人の平均年収は548万円とやや開きがあります。

プログラマーの年収(規模別)_r1

令和元年 プログラマーの年収(年齢別・男女別)

男女別の平均年収は男性442万円、女性366万円になっています。年齢別でみると男女で年収の上昇に違いがあります。

男性は年齢と共に給料が上昇していくのに対して、女性は400万円台にとどまっています。男性のほうが管理職に就くことが多いためかもしれません。

プログラマーの年収(年齢別)_r1
※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

ゲームプログラマーの福利厚生の特徴は?

ゲームプログラマーの勤務先となる企業は、歴史のある有名な大手ゲームメーカーから、スマホの普及によって勢いを増すソーシャルゲーム系のベンチャー企業まで、さまざまです。

福利厚生の内容は企業によって異なりますが、大手であれば、各種社会保険や住宅手当、退職金、財形貯蓄などのほか、さまざまな休暇制度が用意されている場合が多いです。

新しい企業でも、可能性のある若い人材の定着率を高めるために、パソコンの支給、スキルアップのための勉強会やセミナーへの参加支援制度、書籍購入費の補助など、さまざまな福利厚生を用意しています。

かつて、ゲーム業界はブラックといわれることも多かったようですが、最近は働き方改革の一環で残業時間削減の取り組みに動く企業が増えています。

一方、中小の制作会社だと、少ない人数で膨大な業務を抱えることになる場合もあります。

大手に比べるとあまり待遇が恵まれていないケースが多く、激務で心身ともに疲れを溜めてしまうプログラマーもいるようです。

ゲームプログラマーの給料・年収の特徴

企業によっては作品の売上で給料が上がる

ゲームプログラマーは日々多くの業務を抱えて忙しく働く人が多いとされますが、給料は人によって大きな差が出てきます。

高い給料をもらっている人の給与明細を見ると、残業代込みの金額となっている場合もあります。

全体としては、コンシューマーゲーム業界では大手企業と中小企業の給料の差が大きくなる傾向にあり、近年市場が拡大しているソーシャルゲーム業界では、若い年代でも比較的高収入が得られるベンチャー企業も増えているとされます。

ヒット作が出ると社員の給料にも還元されて、特別なボーナスが支給されたりするようなこともあるようです。

責任ある役割を任されると収入アップに

ゲームプログラマーのなかでも、「メインプログラマー」と呼ばれるようなリーダー的なポジションへ昇格すると収入が上がる場合が多いようです。

一般的に、メインプログラマーは開発のスケジュール管理や、仕事の割り振りなどを担当しながら、自らもプログラミングしつつ、メンバーのフォローに入る役割を任されます。

責任が大きくなるポジションのため、それ相応の給料が見込めます。

ゲームプログラマーの勤務先別の給料・年収

大手ゲームメーカー(コンシューマー系)の給料・年収

コンシューマーゲームを中心に企画・開発する大手ゲームメーカーは、ゲーム業界のなかでも最も高水準の給料となっています。

福利厚生や待遇面も充実していますが、その分、採用試験の競争は厳しいことが特徴です。

ゲームプログラマーとして経験を積むと、ディレクターなど開発全体に関わる別職種や、管理職へステップアップする道も開けてきます。

中小のゲーム制作会社

中小規模の制作会社でも、ゲームプログラマーの需要は大きいです。

こうした企業は自社で企画・開発を行う場合もありますが、大手ゲームメーカーからの受託案件を手掛けるケースが多いので、給料は大手より低めになりがちです。

また、正社員ではなく派遣社員やアルバイトとしての採用が中心であったり、福利厚生がほとんどなかったりする場合もあります。

ソーシャルゲーム会社の給料・年収

スマホ向けゲーム、ソーシャルゲーム系の企業は、ユーザー数の増加によって急激に成長しています。

歴史が新しい企業が多いため、従業員の年齢が若めで、働きやすさを重視したユニークな福利厚生を用意している企業も目立ちます。

成果主義を取り入れている企業だと、スキル次第で若いうちから高収入を目指すことも可能です。

ゲームプログラマーが所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
任天堂 912万円 39.3歳
スクウェア・エニックス・ホールディングス 1429万円 46.9歳
コナミホールディングス 819万円 37.3歳
カプコン 588万円 36.8歳
ディー・エヌ・エー(DeNA) 767万円 34.9歳
グリー 759万円 34.6歳

出典:有価証券報告書(2020年5月)

任天堂の平均年収

ゲーム機ハード・ソフトで総合首位の任天堂は、平均年齢39.3歳で平均年収912万円となっています。

ゲーム業界の最大手企業であるだけに、一般的な会社員の平均年収と比べても、高収入が望めるといえるでしょう。

スクウェア・エニックス・ホールディングスの平均年収

スクウェア・エニックス・ホールディングスの平均年収は1429万円と高い数字になっています。

一方、平均年齢は46.9歳と他企業よりも高めです。

コナミホールディングスの平均年収

コナミホールディングスの平均年収は、37.3歳で819万円です。

ゲーム業界を代表する大手企業として、こちらもやや高めの平均年収となっっています。

カプコンホールディングスの平均年収

カプコンの平均年収は36.8歳で588万円となっています。

上記で挙げた企業よりは低めの数字となっていますが、それでも一般的な会社員の平均年収以上の収入は期待できそうです。

ディー・エヌ・エー(DeNA)の平均年収

ディー・エヌ・エー(DeNA)の平均年収は、34.9歳で767万円です。

ソーシャルゲーム、スマホアプリ業界で勢いの波に乗っており、若い年代の社員が多く活躍していることが見て取れます。

グリーの平均年収

グリーの平均年収は、34.6歳で759万円です。

ソーシャルゲーム業界の最大手企業のひとつであり、若いうちからやや高めの収入が得られると考えられます。

ゲームプログラマーの正社員以外の給料・年収

派遣社員

ゲームプログラマーは、派遣社員の需要も比較的多くあります。

派遣は基本的に即戦力になれる人が求められるので、時給2,000円以上など高めの時給が設定されるケースもあります。

スキルアップを目的として、あえて多様な案件に挑戦できる派遣の働き方を選択し、その後の独立や転職につなげる人もいるようです。

アルバイト

ゲーム業界は就職先として人気が高く、未経験の人が必ずしも正社員で入社できるとは限りません。

ただし、いろいろな企業でアルバイトとしての募集が出されていますので、雇用形態にこだわりがなければアルバイトからスタートするのもひとつの手です。

実務に携わりながらスキルアップを目指せば、正社員登用を目指すチャンスが得られることもあります。

駆け出し時代の給料は低めに設定されることが多いようです。

フリーランス

ゲームプログラマーは、企業に属さず独立して働く人も少なくありません。

とはいえ、未経験でいきなりフリーランスになる人は珍しく、一度はゲーム制作会社などでゲーム開発の流れを覚え、経験を積んでいるケースがほとんどです。

フリーランスになった場合の収入は、自分のスキルや営業結果次第で大きく変わってきます。

あまり稼げない人もいれば、会社員時代の何倍もの収入を手にするような人もいます。

ゲームプログラマーの働き方の種類・雇用形態

ゲームプログラマーが収入を上げるためには?

ゲームプログラマーは専門的な知識・技術が必要とされる職種なので、スキルの高い人ほど収入も高めとなる傾向があります。

ゲームメーカーで経験を積み、実績を残して独立するケースも珍しくありません。

フリーランスになれば会社の看板で仕事をすることは難しいですが、スキルがあれば人は次々と高単価の案件を請け負えるようになりますので、収入アップも目指せます。

その後はゲームクリエイターとして幅広い知識・技術を身につけ、ディレクターやプロデューサー的な仕事にまで携わるようになれば、さらに収入を上げていくことができるでしょう。