Webメディア企業の仕事、業務内容
Webメディア企業とは
Webメディアとは、Web上に構成されているメディア(媒体)のことを意味します。
世の中には新聞・テレビ・ラジオといった多様なメディアが存在しますが、そのなかでも、おもにWeb上で多様な情報を発信・受信したりする媒体の企画や運営を行っているのがWebメディア企業です。
Webメディアによる収益化の方法はさまざまありますが、代表的なのは、バナー広告や記事広告といった各種広告をサイト内に掲載することです。
多くの利用者を集め、PV数を増やすことができれば、その分だけ収益も増えていきます。
Webメディア企業の種類
Webメディア企業は、有しているWebメディアの特性などによって、以下のようないくつかの種類に分けることができます。
1次メディア
自社内に編集部としての機能を持ち、記事の発信元となるメディアを指します。
2次メディア(ポータルサイト)
1次メディアが作成した記事を表示するメディアです。
キュレーションメディア
「ライフスタイル」「ファッション」「スポーツ」など、トレンドや特定の切り口で、インターネット上にあるさまざまな情報を選定して公開するメディアです。
バイラルメディア
動画や画像を中心としたブログ形式のニュースサイトで、FacebookやTwitterなどのSNSの情報拡散力を利用し、短期間で爆発的なトラフィック(アクセス数)を集めることを目的としたメディアです。
ソーシャルメディア
個人による情報発信や個人間のコミュニケーションを利用した情報流通など、社会的な要素を含んだメディアを指します。
オウンドメディア
企業が自社で所有するメディアを指します。
どんな仕事があるのか
Webメディア企業では、以下のように多様な職種の社員が活躍しています。
・プランナー
・ディレクター
・プロデューサー
・マーケッター
・ライター
・編集者
・デザイナー
・運用
・新規事業企画
・広告営業 など
仕事内容は多岐にわたりますが、大きくは「企画」「制作」「運用」といったものに分けることができます。
たとえば1次メディア企業の場合、プランナーやディレクターなどが新規メディアの企画を提案するところから始まり、Webメディアのコンセプトやターゲット設定、収益を生むためにはどのような施策を打てばいいのかといったことを考えます。
漠然としたアイデアを企画書などにまとめると、その内容に基づいて編集者、ライター、デザイナーなどの制作部隊が適した記事を執筆したり、写真やイラストなどをレイアウトしたりと、Webメディアを目に見える形として作り上げていきます。
そしてWebメディアが完成して公開してからも、ユーザーからの反応を生かしたうえで、日々のサイト更新や改修業務に携わる人がいます。
また、営業職の場合は「記事の読者に自社商品をPRしたい」という企業にプロモーション企画を持ち込んだり、効果的な広告の見せ方を提案したりします。
このように、メディアのコンセプトや目的に基づいてどのようなメディアを作るかを考え、そのアイデアを形にし、作り上げた後には少しでも多くの利用者を集められるような施策を行います。