ITコンサルタントの働き方の種類とその特徴

ITコンサルタントの雇用形態

ITコンサルタントの雇用形態は、事実上正社員のみが選択肢となります。

契約社員としての募集は、将来のITコンサルタント候補としての募集に限られます。

また派遣社員としての募集は、コンサルタントの補助として資料作成を行う業務に限られます。

一方でITコンサルタントとして高い実績をあげた方は、フリーランスとして働ける場合もあることは確かです。

しかしフリーランスを選ぶためには、まず正社員としてしっかり実績をあげていなければなりません。

このようにITコンサルタントとして働く場合は正社員となることが指定され、他の選択肢は多くないことが実情です。

特にITコンサルタントは片手間でできる仕事ではないため、アルバイトやパート、副業や在宅の案件はほとんどありません。

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正社員のITコンサルタント

ITコンサルタントの雇用形態として、正社員は一般的です。

新卒を受け入れる企業もありますから、20代であれば未経験の方でも直接ITコンサルタントを目指すことは可能です。

但しITコンサルタントは総じて優秀であり、応募する方も優秀な人が多いですから、内定を得ることは簡単ではありません。

その代わり、給与は高いことがメリットとしてあげられます。

一例としてDODAが2018年12月3日に公表した「平均年収ランキング」によると、ITコンサルタントの平均年収は20代でも452万円となっています。

一方でITコンサルタントは激務であり、正社員といえども業績が悪いと会社を去らなければならない厳しい世界であることはデメリットです。

契約社員のITコンサルタント

企業によってはITコンサルタントを最初から正社員で雇用せず、いったん契約社員で募集する場合も少数ながらあります。

この場合は未経験の方の募集がほとんどで、入社後のパターンは主に以下の2通りがあります。

・試用期間が経過したら、正社員として登用する
・最初はシステム運用管理やSEとして勤務してもらい、実力がある人がITコンサルタントになる

契約社員は3ヶ月や1年ごとといった期間を決め、必要に応じて更新する働き方である一方で、給与は正社員より高いわけではありません。

全く経験のない方にとっては選択肢の1つとなり得ますが、そもそもITコンサルタントは正社員での募集が主流です。

そのため、あなたが「ITコンサルタントに適性があるかどうか確かめたい」と思っている場合は適する可能性がありますが、そうでなければ積極的に選ぶ理由はありません。

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派遣のITコンサルタント

ITエンジニアのなかには派遣で高いスキルを持つエンジニアに協力してもらうケースもありますが、ITコンサルタントに限ってはそのような案件は見受けられません。

派遣で募集されている案件としてはITコンサルタントの補助として、資料作成や事務作業を行う仕事があります。

できるだけ短期間で一人前のITコンサルタントを目指したい方には、物足りない仕事かもしれません。

一方でITコンサルタントを全く知らない方には、業界を知る上で適した仕事の1つとなりますから、未経験の方には選択肢の1つとなりえます。

但し募集する企業の数は極めて少数ですから、応募の際は注意が必要です。

また月給は25万円程度であり、これはITコンサルタントとしては低く、事務職と同じ扱いといえるでしょう。

アルバイト・パートのITコンサルタント

ITコンサルタントは専門性が高い職種であり、片手間でできる仕事ではありません。

そのため、アルバイトやパートの形で募集されるケースはほとんどありません。

そもそも正社員での募集は豊富にありますから、そちらへ応募しましょう。

フリーランスのITコンサルタント

ITコンサルタントには、フリーランスとして働く方法もあります。

正社員の場合は業務命令に従う必要がありますが、優秀なフリーランスの方は自分で案件を選べるメリットがあります。

もちろんこのレベルに達するためには、ITコンサルタント企業で経験を積み、優秀な業績をあげた後に独立することが必要です。

そのため、いきなりフリーランスとして働くことはできません。

ところでフリーランスは実力により、高い収入が得られることもメリットにあげられます。

なかには、月収180万円といった案件もあります。

一方でフリーランスは雇用されているわけではないので、受注できないと収入が得られないという不安定さがデメリットとなります。

副業・在宅のITコンサルタントはあるか?

副業や在宅で、片手間でできるITコンサルタントの案件は、ほとんどありません。

たまにクラウドサービスなどで募集されるケースはありますが、内容の見極めには豊富な経験が不可欠です。

従ってフリーランスで働けるレベルでなければ、このような案件には手を出さないほうがよいでしょう。