女性のネットワークエンジニアのキャリアパス・結婚後の生活

女性のネットワークエンジニアの現状

IT業界で働く人は全般的に、男性の割合が多く、女性が少ない傾向があります。

とくにネットワークエンジニアは男性の姿が目立ち、男女比率は会社にもよりますが、男性8:女性2ほどといわれます。

このような性別の偏りはIT業界でも課題となっており、女性のネットワークエンジニアが求められています。

「女性ネットワークエンジニア積極採用」を掲げ、女性にとって働きやすい環境づくりに取り組む会社も増えています。

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女性のネットワークエンジニアの強み・弱み

女性ネットワークエンジニアの強み

ネットワークエンジニアは、常に頭を使って考える仕事です。

問題解決のための多様な視点が必要となり、女性ならではのきめ細やかさが生きてくることは多々あります。

また、設計書の作成においても、ネットワーク機器の設定作業においても、細かい部分まで気を配り慎重に進める必要があるため、女性ならではの丁寧な対応が強みとなることもあります。

男性が多い職場環境だからこそ、女性というだけで上司、同僚、お客さまから可愛がられる強みもあります。

女性ネットワークエンジニアの弱み

女性ネットワークエンジニアの弱みとなるのは、体力的な面です。

ネットワークエンジニアは、納期前の多忙時期やシステム障害が起きた際などに、長時間残業が発生することがあります。

時には帰宅することさえままならず、オフィスにて一睡もせず、夜通し働き続けなければならないこともあるかもしれません。

また担当する仕事によっては夜勤シフト制となり、夕方に出勤し朝方に帰宅するという生活スタイルになります。

ネットワークエンジニアは、そのような不規則でハードな側面もある仕事であり、とくに女性の場合は体力的な面でつらさを感じることもあります。

また極めて稀ではありますが、サーバー機器やネットワーク機器を運ぶ力作業を女性エンジニアが任されることもあり、そのような場面では体格面で女性は不利になりやすいです。

ネットワークエンジニアの結婚後の働き方・雇用形態

結婚を機に「寿退社」する女性エンジニアも一部いますが、夫婦共働きが当たり前となっている現代では、ほとんどの女性エンジニアは結婚後もそのまま仕事を続けています。

会社側も、良くも悪くも結婚した女性社員を特別扱いはせず、本人の意思があれば、結婚後もこれまで通りの雇用形態、職場、勤務時間で働けます。

実際に、結婚後もキャリアウーマンとして働き続け、チームリーダーやプロジェクトリーダーまで上り詰める女性ネットワークエンジニアもいます。

結婚をすると、ほとんどの会社では「家族手当」や「扶養手当」などの各種手当が受けられるようになるため、収入が上がる可能性もあります。

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ネットワークエンジニアは子育てしながら働ける?

女性が出産をした場合、法律で「産前休業」「産後休業」「育児休業」を取ることが可能です。

また、それら法律上の休業制度とは別に、「育児休暇」「子育て休暇」といった独自の休暇制度を用意している会社も増えています。

最近では、ワークライフバランスを重視して「小さな子どものいる社員は残業をさせずに早く帰って貰おう」という取り組みを行っている会社も多いため、子育てしながらでも仕事を続けることは可能でしょう。

ただし、納期前の多忙時期やシステム障害時などで猫の手でも借りたい状況の場合は、子育て中の女性社員であっても特別扱いはされず、長時間残業が発生する可能性はあります。

さらに、チームリーダーやプロジェクトリーダーといった責任の重いポジションに就いた場合は、重要なミーティングなども増えてくるため、仕事を優先しなければならない場面もあるかもしれません。

ネットワークエンジニアは女性が一生働ける仕事?

ネットワークエンジニアは、若い感性や見た目が武器となる職業ではありません。

むしろ、長年培った知識・スキルが重要になってくるため、長く働き経験を積み上げるほどに有利になっていきます。

十分な経験を積めば、フリーランスとして独立し、定年関係なく働くことも可能です。

したがって、年齢的なハンデを受けにくく、経験さえ積めば歳を取っても続けられる仕事といえるでしょう。

昨今はIT業界全体の平均年齢も上がってきており、定年を伸ばしたり定年後再雇用を行ったりする会社も増加傾向にあります。

今後は、60代以上になっても現役として活躍するネットワークエンジニアも増えてくるかもしれません。

ただし、ネットワークエンジニアならではの長時間残業や不規則な勤務体制などは、年齢を重ね体力が落ちるほどに、余計につらくなるのは確かでしょう。

また、ネットワークエンジニアは常にアンテナを張って新しい技術を身につける必要があるため、何歳になっても新しいことを学び続ける情熱が保てないと、将来的に厳しくなってくるでしょう。