ホテルスタッフの給料・年収

ホテルスタッフの平均年収・給料の統計データ

ホテルスタッフの平均年収・月収・ボーナス

ホテルスタッフの平均年収は、300万円~400万円ほどといわれています。

ホテル業界は競争が厳しく、また景気にも左右されやすいことから、飛びぬけて高い収入を手にするのは難しいのが実情です。

業績好調のときはよいのですが、ひとたび業績が落ち込んでくると正社員ではなく契約社員でしか働けなかったり、給料やボーナスがカットされたりすることもあります。

ただし、ひとことで「ホテル」といっても規模や種類はさまざまで、なかには強固な経営基盤をもつ企業や、ホテル以外の事業で安定した収益を出している企業もあります。

年齢やキャリアを積むにしたがって順調にキャリアアップすれば、業界内で確かな評価を柄て、大きく収入を上げていくチャンスを掴むことは可能です。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
ホテルスタッフ
(Indeed)
397万円 時給 1,079円
日給 8,665円
月給 23.9万円
ホテルスタッフ
(求人ボックス)
320万円(正社員) 平均時給
派遣社員:1,102円
アルバイト・パート:943円
ホテル・宿泊施設サービス関連職
(転職会議)
303万円 20代前半:274万円
20代後半:303万円
30代:340万円
40代以上:344万円
最高:1300万円
最低:150万円
ホテルマン
(給料BANK)
286万円~373万円 平均給料:23万円
20代の給料:20万円
30代の給料:25万円
40代の給料:28万円
初任給:15~18万円

求人サービス各社の統計データから、ホテルスタッフの平均年収は290万円~400万円程度がボリュームゾーンと考えられます。

民間企業に勤める会社員の平均年収(436万円:令和元年分民間給与実態統計調査より)と比較すると、やや低めの数字です。

ただし、ひとことでホテルスタッフといっても、巨大な外資系ホテルから高級リゾートホテル、ビジネスホテルなど多種多様であり、スタッフのポジションもさまざまであるため、あくまでも参考程度にとらえておくとよいでしょう。

ホテルスタッフの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

大型ホテルに勤務する正社員のホテルスタッフ(400万円・ボーナス年間で40万円含む)の場合、手取り月収は24万円~25万円程度になると推定できます。

ただし、実際には家族構成(扶養家族の有無)や手当の内容などによっても変わってきます。

ホテルにもよりますが、ホテル業界では、他の業界に比べると昇給スピードが遅いといわれることがあります。

手取り月収の目安として、新卒~3年目くらいまでは20万円ほど、5年目~10年未満の段階で25万円ほど、それ以上になると、ようやく25万円~30万円を超える人が多いようです。

ホテルスタッフの初任給はどれくらい?

ホテルスタッフの初任給は、他の職業と比較した場合、やや低めといえるでしょう。

首都圏にある大手ホテルに入社した場合の学歴別初任給の目安は、下記の通りです。

・大卒:19万円~21万円程度
・短大・専門(2年制)卒:18万円~20万円程度
・専門(1年制)卒:17万円~18万円程度

上記はあくまでも参考数値ですが、これくらいの枠におさまっているホテルが多いです。

なお、税金や社会保険料を引いた手取り月収はさらに低くなるため、一人暮らしをする場合、入社1年目はあまり余裕のある生活はできないかもしれません。

ただし、勤務先によっては食事手当や住居手当が多くつくため、生活費には困らないこともあるでしょう。

ホテルスタッフの福利厚生の特徴は?

ホテルスタッフの勤務先となるホテルは、福利厚生が充実しているところが多いです。

社会保険完備や退職金制度、財形貯蓄制度、育児・介護休業制度などのほか、手当として通勤手当や住宅手当、食事手当、また深夜・早朝に勤務する場合の深夜手当、早朝手当なども用意されています。

ホテルによっては不規則な勤務時間に対応できるように、社員食堂や社員寮を用意しているところもあります。

また、国内外多数のお客さまと接する仕事であることから、語学研修やサービスマナー研修などに力を入れているホテルが多いことも特徴です。

そのほか、ホテルならではの福利厚生として、自社が運営する施設を割引で利用できる場合があります。

ホテルスタッフの給料・年収の特徴

景気変動の影響を受けやすい

ホテルスタッフの給料は、会社員の平均年収に比べると、やや低めといわれることが多いです。

その背景にある要因として、ホテル自体の数が増えており競争が激化していることや、ホテル業界そのものが、景気変動の影響を受けやすいことが挙げられます。

というのも、景気が悪くなれば人々は旅行を控え、企業は宿泊込みの出張を減らすため、観光客とビジネス客のいずれも利用が激減します。

また、不況が続けばホテルにとって収益の大きな柱である「婚礼」や「宴会」にお金をかける人も減るなど、ホテル運営は、どうしても世の中の動きに影響されます。

ホテルとしての収益が下がれば、そこで働くホテルスタッフの給料削減やボーナスカットなどにつながる可能性があります。

もちろん、業績好調のときは普段よりも多くのボーナスが支給されたり、昇給幅が大きくなったりすることもありますが、ホテルで働くとなれば、ある程度の収入面の不安定さを覚悟しておく必要があるでしょう。

勤務体系によって収入差が出やすい

ホテルは、基本的に365日、24時間体制で休まず稼働しています。

したがって、ホテルマンも職種や職務にはよるものの、多数のスタッフが交替制で働くケースが多いです。

夜勤が入る場合には「夜勤手当」がつくため、給料の底上げにつながります。

実際、基本給があまり高くない場合でも、少しでも収入を増やすために希望して夜勤を多くこなしている人もいます。

同じホテルマンといわれる人であっても、実際の収入は勤務体系や働き方によって、大きく変わってくるでしょう。

ホテルスタッフの勤務先別の給料・年収

日系ホテル(高級・リゾート系)

高級・リゾート系の日系ホテルは、企業ごとに特色あるコンセプトや運営方針を打ち出しているところが多いです。

高価格帯の宿泊料金を設定するホテルの場合、安定して集客できていたり、事業が軌道にのっていたりするところでは、業界内でも高めの給料・手厚い待遇が見込めます。

ただし、就職先としての人気が高く、またスタッフに求められるスキルレベルも高くなる傾向です。

日系ホテル(ビジネス系、チェーン系)

ビジネスホテルの領域では、日本全国に数百単位という数多くのホテルを展開する企業もあります。

同じビジネスホテルでも、格安料金で価格競争に乗り出しているところもあれば、やや高めの宿泊料金でおもてなしに力を入れているところもあります。

大手ビジネスホテルではそれなりの給料・待遇が見込めますが、頻繁に異動が命じられたり、正社員として働けるのは限られた人だけであったりすることもあります。

外資系ホテル

日本には、「ヒルトン」「インターコンチネンタルホテルズグループ」「マリオット・インターナショナル」などの外資系ホテルも多数進出しています。

日系ホテルに比べると、外資系企業特有の「成果主義」の要素が強く、若くても評価されればスピーディーに昇進・昇給しやすいです。

ただし、成果が出せないと一気に給料が下がったり、降格を命じられたりする可能性があります。

また、外資系ホテルでは外国人客との関わりも多いため、英語などの語学力が高く、スムーズなコミュニケーションができる人は、よい条件で採用されることがあります。

ホテルスタッフが所属する代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
リゾートトラスト株式会社 533万円 35.1歳
株式会社帝国ホテル 566万円 39.2歳
藤田観光株式会社 562万円 40.7歳

出典:2020年現在(各社有価証券報告書より)

リゾートトラスト株式会社

リゾートトラスト株式会社は、「エクシブ」などの会員制リゾートホテル事業を手掛ける業界大手企業です。

東証1部と名証1部に上場しており、ホテル事業以外にも、ゴルフ事業やメディカル事業などいくつかの事業の柱をもっています。

平均年収は35.1歳で533万円であり、業界内では高めの水準といえるでしょう。

株式会社帝国ホテル

株式会社帝国ホテルは、東京の老舗高級ホテル「帝国ホテル」を運営する企業です。

帝国ホテルの開業は1890年で、ホテルオークラ、ニューオータニとともに、ホテル業界の「御三家」と呼ばれています。

近年は三井不動産と提携し、ホテル周辺地域一帯の再開発にも力を入れています。

平均年収は39.2歳で566万円です。

藤田観光株式会社

藤田観光株式会社は、「ワシントンホテル」などビジネスホテル運営を主力に事業を展開する企業です。

そのほか「椿山荘」や「箱根小涌園」などの施設運営も手掛け、結婚式・宴会事業やレジャー事業でも有名です。

平均年収は40.7歳で562万円で、こちらも業界内では高水準の部類といえるでしょう。

ホテルスタッフの正社員以外の給料・年収

派遣社員

ホテル業界では、派遣社員として働く人が多くいます。

なかでも、飲食部門(レストラン、宴会サービスなど)ではその傾向が強く、多数の求人が出ています。

派遣社員を求めるホテルは、一時的な人材不足や繁忙期を乗り越えるために派遣社員を求めるケースが多いため、新卒のような教育不要で活躍できる、いわゆる「即戦力」になれる人材が重宝されます。

派遣の場合、働ける期間は定められてくるものの、契約期間中の給料は時給1,300円~1,500円程度と比較的高時給となることも多いです。

アルバイト

アルバイトのホテルスタッフが募集されるのは、ビジネスホテル、あるいはリゾートホテルが中心です。

正社員と比べると任される仕事の範囲や責任は小さなものとなりますが、アルバイトでも経験を積んでいくと重要な仕事を任されることもあります。

給料は時給制が基本で、働く地域やホテルによって1,000円~1,500円程度が相場とされています。

ホテルによっては正社員登用制度を設けており、アルバイトとして長く働き続けるうちに、上司の推薦や社内試験などを受けて正社員になる道が開けることもあります。

ホテルスタッフの働き方の種類・雇用形態

ホテルスタッフが収入を上げるためには?

ホテル業界は全体として景気変動の影響を受けやすいですが、企業によって給与水準や待遇の内容には大きな違いがあるのも事実です。

したがって、ホテルスタッフとして収入アップを求めるのであれば、できるだけ給与水準が高く、手当を含めた福利厚生が充実しているホテルへの就職・転職を目指すのがおすすめです。

大手ホテルはキャリアアップにともなう明確な評価制度を設けているところが多く、経験を積んで役職を上げていくことで基本給が大きく上がったり、役職手当で収入アップにつながったりすることもあります。

ホテル業界で働く人のなかには、キャリアを重ねて自信がついてきたところで、事業が勢いにのっていたり、自分をより高く評価してくれそうなホテル(企業)への転職を重ねたりする人もいます。

ホテルスタッフの「給料・年収」の口コミ投稿

  • 給料・年収
    2.00
    給料・年収
    2.00

    シティホテルのフロント業務 速水まんまるさん

    30歳 男性 経験3年2ヶ月 静岡県

    退職済み(正社員)


    高卒新卒、勤続年数3年、月休み6~8回ほど。

    夜間業務が月に1/3から半分ぐらいあり、夜間業務中ロング休憩3時間程あります。

    その時間は勤務時間に含まれかったため、拘束時間は長くなります。

    以上の条件で手取り13万程度でしたが、給与は会社によるかと思います。

  • 給料・年収
    2.00
    給料・年収
    2.00

    ホテルスタッフ・接客サービス Daisukeさん

    22歳 男性 経験5年 北海道

    退職済み(正社員)


    正直申し上げて、給料はそこまで高くはありません。

    夜勤をする事で夜勤手当は付きますが、元々の基本給が業界全体としてあまり高くはないので、悪しからず。

    私自身は大卒で正社員として初年度の基本給は190,000円程でした。

    そこから諸々引かれるので、手取りは一般的な会社員に比べて低かったです。

    ボーナスは頂けていましたが、それも雀の涙ほどでした。

    また、ホテル系の専門学校