バスガイドの仕事内容

バスガイドの仕事とは

バスガイドの仕事は、バスの利用客と一緒にバスに乗車し、観光案内など観光に関するさまざまなサービス・サポートを行うことが仕事内容となります。

「ガイド」という名前の仕事だけあって一般的なイメージとしてはバス車内や観光地での観光案内や誘導などを基本的な業務としますが、それ以外にもバス観光でのさまざまな役割を担っています。

観光スケジュールに合わせて業務内容も変動するため、不規則な仕事スケジュールになりやすく大変な仕事ではありますが、利用客の笑顔と感謝を得られ、観光を盛り上げたいという思いがある人にとっては天職ともいえる仕事です。

バスガイドの業務の内容

観光案内

バスガイドの最大の仕事といえば「観光案内」です。

バスでの移動中にも、目的地や車窓から見える景色について説明し、観光地に到着すれば見所などを案内する仕事を行います。

ツアーがお土産屋と提携している場合には、お土産屋への誘導やおすすめのお土産の説明なども行う必要があります。

観光地ごとに説明する内容も大きく異なるため、事前にしっかりとリサーチ・勉強しておくことが重要になります。

乗客の体調管理

バスガイドの仕事は観光地の説明以外にも、バス旅行中にさまざまな仕事をこなす必要があります。

その1つが「乗客の体調管理」です。

常に乗客の状態に気を配り、体調を崩した乗客がいれば然るべき対処を行います。

応急処置のほか、必要であれば救急車を手配し、その乗客の家族への連絡なども請け負うことになります。

関連する仕事として、常備薬や絆創膏、エチケット袋などの準備・管理も行います。

バスに関連する仕事

バスガイドは「バスに関連する仕事」もこなさなければなりません。

バスの上下車時における誘導作業や、バス停車中の車内清掃・車内管理といった仕事もバスガイドの仕事の領分となります。

バス車内でのレクリエーション等

バスガイドの仕事内容としてイメージしやすい仕事の1つが「車内レクリエーション」でしょう。

例えば「カラオケ」「ビンゴゲーム」「じゃんけん大会」など、バス移動中の乗客が退屈しないように随所で車内を盛り上げる必要があります。

ガイドの品質もそうですが、レクリエーションの質の良さも利用客からの評価につながり、場合によってはレクリエーション内容の評価によって次回以降のツアーでバスガイドとして指名されるケースもあります。

バスガイドの役割

バスツアーを楽しいものにする

バスガイドの最大の役割は「バスツアーを楽しいものにすること」です。

例えば、観光について詳しい人がいないツアーの場合、「どこを見るべきかわからない」「土産屋やトイレなど、ツアーで立ち寄るべき場所がわからない」「トラブルが発生して観光どころではなくなる」といったアクシデントが発生する可能性があります。

バスガイドは要所で観光関連の説明を行い、ツアー日程や乗客の体調、その他バスツアーに関連するさまざまな事柄をサポートすることによってバスツアーをスムーズに進行し、楽しく観光できるようにすることが重要な役割となるのです。

勉強も必要

バスガイドとして良い仕事をこなすためには、さまざまな勉強をこなす必要があります。

観光地やツアーに関連した勉強を事前に行い知識を準備しておくだけでなく、関連資格の取得や、いざという時の対応を確認しておくなど、知識面での努力もバスガイドの重要な役割です。

バスガイドの勤務先の種類

バス会社

バスガイドの勤務先として最も多いのは「バス会社」です。

ある程度ツアーでの行き先が限定されるため、後述する就職先ほど多くのことを覚える必要はないかもしれません。

しかし、その地域に特化しているのがバス会社であるため、大手観光会社と競合するためにもより濃密な観光知識が求められる場面も多くなります。

観光会社・旅行会社

次に多いのは「観光会社や旅行会社」です。

バス会社は路線エリアが限定されるため必然的に観光地も限定されますが、観光会社の場合は集客のために全国さまざまな地域の観光地を目的地とするうえに、内容も定期的に変更されるため覚えることが多いです。

その一方で、勤務する場所が広いため、ガイド自身もさまざまな観光地に行くことができるので、旅行好き・観光好きにとってメリットが多いといえます。

派遣会社・フリーランス

特定の観光系の会社に勤めるのではなく、「派遣会社」や「フリーランス」として、さまざまな会社で働くバスガイドもいます。

バスガイドの仕事の流れ

バス出発・車内での観光ガイド

出勤後、バス車内の準備や担当者とのミーティングを行い、乗客を迎える準備をします。

準備が完了したら乗客を案内し、バスが出発します。

出発後、バス車内において挨拶を済ませ、その日の日程の説明や車内での観光案内を行います。

移動が長い場合はレクリレーションを行うなどして車内を盛り上げます。

目的地到着・観光ガイド

目的地に到着したら乗客と一緒に観光地に降り立ち、観光ガイドを行います。

必要に応じて目的地の案内や土産屋への誘導などを行い、スムーズに観光ツアーが進行するように配慮ながら行動します。

宿泊または退社

バスガイドの1日の終わり方は2通りあり、「その日でツアーが終わるパターン」と「ツアーが翌日以降も継続するパターン」の2パターンです。

その日でツアーが終わる(日帰り、またはツアー最終日)場合には乗客を見送ってから片付けを行い、業務報告を済ませてから退社します。

その日でツアーが終わらない場合(宿泊を含めたツアーの途中)には利用客と一緒に宿泊し、翌日以降のツアーの準備を行います。

バスガイドと関連した職業

よく、バスガイドと混同されがちなのが「添乗員」です。

添乗員とは、別名「ツアーコンダクター」であり、主な仕事はツアー日程の管理・変更の決定です。

例えば観光地での滞在時間を決めるのも添乗員の仕事になりますし、ツアー中に発生したトラブルなどを原因とした旅程変更などの作業も行います。

基本的に、バスガイドが同乗するツアーにおいて、観光ガイドの仕事は行いません。

一方でバスガイドの仕事は添乗員とは真逆で、主な仕事はバスツアーの観光ガイドや観光関連のサポート業務です。

旅行の日程を決めたり、アクシデント時の旅程変更などの仕事は行わず、これらの仕事は添乗員に任せることになります。

ただし、添乗員がバスガイドの仕事を兼任するケースもあります。

一人で添乗業務を行うためには「国内旅程管理主任者」や「総合旅程管理主任者」の資格が必要ですが、バスガイドとして働くために特別な資格は必要としません。

ツアーコンダクターの仕事