海外ツアーガイドのつらいこと・大変なこと・苦労

海外ツアーガイドのつらいこと・大変なこと

大変なことはさまざま

お客さまの旅行中の体験をサポートする海外ツアーガイドは、やりがいが大きいと同時に、大変なことも少なくない仕事です。

特に、日本とは文化や価値観、あるいは気候が異なる土地でのツアーガイドですから、うまくいかないことやお客さまの不満、場合によっては体調不良なども生じます。

ここでは、現役ツアーガイドが特に大変と感じていることを紹介します。

心身ともにハードな仕事である

海外ツアーガイドは、体力も精神力も求められる仕事です。

ツアーの手配や打ち合わせなどのオフィスワークもありますが、それよりも外を歩き回って、声を出して説明しながら、お客さまを案内する業務が主となります。

想像以上に体力を消耗しますし、1日の仕事を終えるとヘトヘトになることもよくあります。

特に真夏や真冬、雨や雪などの悪天候の日などは苦労を感じるでしょう。

また、若い人からお年寄りまで幅広い年代の人と接しますし、ただガイドするばかりでなく「ちゃんと話を理解してもらえているかな?」「体調の悪い人はいないかな?」など、常に気を張っていなければならないのも大変なところです。

さまざまな考え方を持ったお客さまとコミュニケーションをとっていくことは、この仕事の楽しさや魅力でもあるのですが、ときにはそれがストレスだと感じることもあるかもしれません。

忙しさの波が大きい

海外ツアーガイドの仕事は、繁忙期と閑散期の仕事量にだいぶ差があります。

日本でいうゴールデンウィーク、お盆、年末年始、ハネムーンシーズンなどはお客さまの数も多く、ほぼ休みなしで1ヵ月間働くこともあります。

一方、ピーク時を超えると仕事は一気に減ります。

固定給ではなく、案件ごとに時給や日給で給料をもらっている場合、仕事が少なければその分だけ収入も減ってしまいますから、不安定な生活をしいられることになるでしょう。

自分がいくら「仕事をしたい!」と思っても、時期によってはなかなか仕事がもらえないこともあります。

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海外ツアーガイドの悩み

海外ツアーガイドから聞かれる悩みとして最も多いもののひとつは収入面です。

海外ツアーガイドの仕事だけで生活していきたいと思っても、なかなか理想通りにはいかないこともあります。

「就労ビザ」を取り、現地の企業で正社員として採用されれば別ですが、海外ツアーガイドは多くの人が「ワーキングホリデービザ」を利用したアルバイトとして働いています。

時給もそこまで高い水準の仕事ではないため、レストランやギフトショップの店員など、他のアルバイトと掛け持ちしながら何とか生活しているという人も少なくありません。

ある程度続けていくことで実績やコネクションができたり、あるいは自分の専門性を確立することで収入をアップしていくことは可能です。

しかし、そのような結果につながるまでは、ある程度の期間低い給料で経験を積む期間ができてしまうことは覚悟しておいたほうがよいでしょう。

海外ツアーガイドを辞める理由で多いものは?

魅力ややりがいも多い海外ツアーガイドですが、長く続けることができず辞めてしまう人も一定数います。

ツアーガイドを辞める理由として多いもののひとつに、帰国のためという理由があります。

プロフェッショナルな海外ツアーガイドとして働き続けるためには、現地のスペシャリストである必要があります。

そのため、ほとんどの海外ツアーガイドは現地に駐在あるいは在住して仕事をしています。

家族の都合や自分の将来的なキャリアパスを考えた時に、帰国し、日本でのキャリアを積んでいく方向に進めていこうと考えた場合、残念ながらその国でのツアーガイドの道をあきらめなければなりません。

ライフステージの変化やそれに伴うライフスタイルの変化のタイミングで海外ツアーガイドを辞め、国内での業務にシフトしていくというケースは少なくないようです。