【2021年版】ツアーコンダクターの年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

ツアーコンダクターの平均年収・給料の統計データ

ツアーコンダクターの平均年収・月収・ボーナス

ツアーコンダクターには、正社員・派遣社員・アルバイト・フリーランスなど、さまざまな働き方で働いている人がいます。

経験や実績、得意分野によって、同じツアーコンダクターでも収入には大きな差が生じることもあります。

また、国内ツアーと海外ツアーでは必要となるスキルや拘束時間が大きく異なるなど、担当するツアーによって業務内容は変動するため、それに伴い収入も異なるケースが多いです。

賃金構造基本統計調査

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると、ツアーコンダクターの平均年収は、42.2歳で382万円ほどとなっています。

・平均年齢:42.2歳
・勤続年数:8.8年
・労働時間/月:163時間/月
・超過労働:7時間/月
・月額給与:266,500円
・年間賞与:626,300円
・平均年収:3,824,300円

出典:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

ツアーコンダクターの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

令和2年度 賃金構造基本統計調査のデータを基にすると、ツアーコンダクターの平均的な手取り年収は約305万円、12カ月でわると、月収は約25万円ということになります。

ただし、ツアーコンダクターの中には旅行会社の正社員として働いている人もいれば、アルバイトなどの非正規雇用のスタッフもいますし、独立してフリーランスとして活躍している人材もいます。

そのため、社会保険料や税金など、給与から引かれる金額にも大きな差があることが想定されます。

正社員として雇用されている場合は、企業内の規定によりボーナスが支払われることもあり、一般的には年に2回、業績によって1.5〜4ヶ月分程度というケースが多いです。

ツアーコンダクターの初任給はどれくらい?

ツアーコンダクターの給料は、同じ会社に勤めている限り、そこまで大きな昇給は見込めないケースも多いという特徴があります。

そのため、初任給についても紹介した平均収入とあまり大きな差は出ないことが多いです。

ただし、ある程度業務に慣れてきた後、海外の長期ツアーなどの専門性が高いものや、拘束時間が長いツアーをまかされた場合、日当が高めに設定されていたり、手当がついたりするというケースもあります。

ツアーコンダクターの勤務先の規模別の年収(令和2年度)

ツアーコンダクターの年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10〜99人規模の事業所に勤めるツアーコンダクターの平均年収は353万円、100〜999人規模は385万円、1,000人以上の規模では410万円、10人以上規模の事業所平均は382万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でトリマー、葬儀屋、便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

ツアーコンダクターの勤務先の年齢別の年収(令和2年度)

令和2年度賃金構造基本統計調査によると、ツアーコンダクターの年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、45~49歳の454万円です。

全年代の平均年収は382万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でトリマー、葬儀屋、便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

ツアーコンダクターの福利厚生の特徴は?

一般的な休暇制度や健康診断など、多くの企業で導入されている福利厚生を提供している会社が多いようです。

そのほかツアーコンダクターに特徴的な福利厚生としては、資格取得支援制度があります。

ツアーコンダクターとして一人で添乗するためには、旅程管理主任者という資格を取得する必要があり、この資格を取得するためには、旅行会社や派遣会社に在籍していることが必要です。

そのため、経験者でなければ、就職後に資格取得を目指すことになりますが、その際には、会社から時間的・金銭的あるいは制度的な支援を受けることができるケースがほとんどです。

また、特に人気の旅行先などでは、現地に常駐するスタイルでツアーコンダクターを雇用するケースがあります。

そのようなケースの場合、安価で寮に入ることができたり、住宅手当を受け取ることができるといった福利厚生があることもあります。

ツアーコンダクターの給料・年収の特徴

収入的には厳しい側面も

旅行業界の競争は厳しく、各社ともコスト削減の流れが続いています。

ツアーコンダクターの待遇も厳しい状況にあり、正社員の採用を減らし、派遣社員を雇うケースが多く見られます。

案件を多くこなせばこなすほど収入は増えるものの、いつでも安定して仕事が入るとは限りません。

また、海外で戦争や内紛が起きたり伝染病などが流行したりすれば、予定していたツアーが突然中止になってしまうこともあります。

こういったことから、派遣社員の収入は不安定になりがちで、ツアーコンダクターとしての収入だけで生計を立てていくのが難しい時期もあることは、覚悟しておいた方が良いでしょう。

残業した分残業代が出るわけではない

拘束時間が長くなりがちなことも、この仕事が「大変だ」「激務だ」といわれる理由のひとつです。

泊りがけのツアーの場合、たとえ夜中であってもツアー客から問い合わせがあれば対応しなければなりませんから、ツアー外の時間や休憩時間だとしても気を抜くことはできないのです。

また、日帰りの場合でも1日12時間以上の拘束となったり、早朝出勤をして帰宅は深夜ということも多くありますし、すべてにおいて残業代が支給されるわけではないことも多いです。

日給制の場合何時間勤務しても「1日」とされてしまうこともありますし、中には「ツアー1件で○○円」といった契約もあります。

実際に仕事をする際には、給与の細かい取り決めも確認しておくとトラブルを防ぐことができるでしょう。

実力次第で収入アップ

ツアーコンダクターは激務であること、また給与水準の低さなどから若手が多い世界だといわれますが、中には40歳を過ぎても現役で活躍するベテランもいます。

ツアーコンダクターの仕事以外に、カウンター業務やプランニング業務まで兼務できるようになると優遇され、収入の大幅なアップにつながることも期待できます。

この仕事は経験と知識が武器になるため、たくさんのツアーに添乗し、特定の国や地域、言語に精通すれば、強みとなるでしょう。

ツアーコンダクターが収入を上げるためには?

ツアーコンダクターは、旅のプロフェッショナルです。

さまざまなツアーの添乗やコーディネート、お客様との関わりを通してしっかりと経験と実績を積み、自分の得意分野を確立することで、求められるプロになることができます。

結果として、お客様や旅行会社の担当者の中に自分の「ファン」を増やすことで、定期的に仕事を回してもらったり、単価を上げても依頼してもらえる人材になることができれば、収入はぐっと上がっていきます。

現在、ツアーコンダクターとして高い収入を得ている人は、フリーランスとして独立している人が多いです。

独立し、自分個人となったときに拠り所となる評価や人脈、他のツアーコンダクターとは違う強みを身につけることが、収入アップへの大切な一歩といえます。