女性のツアーコンダクターのキャリアパス・結婚後の生活

女性のツアーコンダクターの現状

ツアーコンダクターは女性の多い職業です。

あるツアーコンダクター専門の派遣会社では、男女比2:8で女性の方が多いということです。

同僚や先輩にも女性が多いというのは、働きやすさのポイントということができるかもしれません。

働き方も、派遣社員の場合は長期間ツアーなど大変なツアーをバリバリこなす人もいれば、被扶養者の収入範囲内で働いたり、繁忙期だけ働いたりという人もおり、それぞれの都合やスタイルに合わせた働き方で活躍しています。

女性は結婚や出産などでライフスタイルががらりと変わることがありますが、女性の多い職場だからこそ、その辺りの事情に対する理解があり、柔軟に対応してくれる会社も多いようです。

女性のツアーコンダクターの強み

女性は、細やかに多くの仕事をいっぺんにこなすことができる人が多いという特徴があります。

ツアーコンダクターの仕事は、ツアー全体が円滑に進むための調整全般です。

そのため、時にはツアー参加者の点呼をしながら次のスケジュールについて考えたり、複数の参加者から相談された内容を並行して調整したりと、同時に複数のタスクをこなす必要がある場面に出くわすことがよくあります。

そういった場面でも、女性は同時進行で解決に向けて進めたり、あるいは瞬間的に優先順位を判断して順序立てて取り掛かるということが比較的容易にできることがあります。

これは、刻一刻と変わる状況を相手に仕事をするツアーコンダクターとしては大変有効な資質であり、女性の強みといえる部分です。

また、ツアー参加者に女性が多い場合は、体調が悪い時などはツアーコンダクターが女性であれば、参加者は気軽にツアーコンダクターに相談することができます。

この点も、女性ツアーコンダクターの強みでしょう。

ツアーコンダクターの結婚後の働き方・雇用形態

ツアーコンダクターとしてツアーに添乗している間は、何かがあっても抜けたり、帰宅したりということはできません。

正社員でツアーコンダクターとして働いている場合、任されるツアーを自分の都合で断るということもなかなかできない場面もあります。

その上、ツアーの期間は日帰りだけでなく、宿泊を伴うもの、長いものでは10日以上のツアーもあります。

ひとりで生活している間はそれほど苦にならなかった人でも、結婚後、家族と一緒に暮らしていくにあたり、このような変則的なスケジュールで働くことが難しくなる人もいます。

その場合は、派遣での勤務に切り替え、対応できるツアーの種類や期間を制限した上で働き続けるという人もいるようです。

もちろん、家族となる人の理解を得た上で変わらず働き続ける人もいますから、その人と家庭によって様々な働き方があるといえます。

ツアーコンダクターは子育てしながら働ける?

同様に、出産が働き方の転換点となるツアーコンダクターも多いようです。

子育てをしながらの場合、拘束時間が長いツアーや宿泊を伴うツアー、海外添乗は難しくなるというケースがよくあります。

これらのツアーをメインで請け負っていたツアーコンダクターであれば、働き方を見直す必要性が出てくることもあるようです。

このような場合も、派遣に転向した上で、日帰りや近距離ツアーだけを担当するようにするなどといった方法で働き続けている人も多くいます。

また、実家や家族など、身近な人の協力を得ながら、宿泊ツアーや海外添乗を続ける人もいます。

子どもが小さいうちは難しくても、ある程度自立して留守番が可能であったり、実家などに宿泊させることができる年齢になってから復帰するという人もいます。

ツアーコンダクターの良さは、スキルが身についていれば、自分らしく様々な働き方を選ぶことができるという点があります。

子育てをするから仕事を全く諦めてしまうという必要はなく、自分と家族の都合に合わせて、最も良い働き方を選ぶことで、自分らしく仕事を続けていくことも可能です。

ツアーコンダクターは女性が一生働ける仕事?

ツアーコンダクターの仕事は体力と精神力が必要な大変な仕事です。

若いうちでも、ツアーを終えて帰宅したらヘトヘト、ということも少なくありません。

そういう意味では、年齢を重ねても続けていくことに不安を覚える人もいるかもしれません。

しかし、続ければ続けただけ、自分の中にノウハウが蓄積されます。

自分が無理なく働ける工夫やリズムもわかってくることでしょう。
あるいは、派遣であれば自分が無理なく対応できる仕事だけを選んで受注することも可能です。

派遣会社の中には60代のツアーコンダクターが活躍している会社もあるようです。

また、ライフスタイルの変化があっても働きやすい仕事です。

ツアーコンダクターは長く続けるのは難しいのではないか、と思われがちな職業ですが、自分らしい働き方を選び続けることにより、長く働き続けることも可能なのです。