エアラインスクール・専門学校ではどんなことを学ぶ?

エアラインスクール・専門学校で学ぶこと

企業・業務についての基礎知識

どのエアラインスクール・専門学校でも必ず学ぶことは、航空業界の歴史や各航空会社の特徴・航空機の機種・飛行理論など、航空業界の一員として働くうえで必ず知っておきたい基礎的な知識です。

また、近年急激な変化が目立つ航空業界の現状や今後の展望を見据えながら、客室乗務員に求められる役割についても考えます。

さらに機内での実務訓練を通じて、実際に客室乗務員がどのようなサービスを行うのかを体験し、業務で必要な言葉遣いや立ち振る舞い方、おもてなしの心を養っていきます。

自己分析

エアラインスクール・専門学校では、なぜ客室乗務員を目指すのか、どのような客室乗務員になりたいのかなど、いわゆる「自己分析」をして自分自身の人生を振り返りながら、今後の生き方や目標をしっかりと考えていきます。

客室乗務員に限らず、自己分析は明確な自己PRや志望動機を作るうえで欠かせないものです。

また、客室乗務員は「他人(お客さま)からどう見られるか?」に気を配らなければなりません。

そのため、第一印象を良くするための雰囲気づくりや、客室乗務員としてふさわしい身だしなみ・発声方法・ヘアメイクの知識なども学びます。

就職試験対策

各航空会社の就職試験受験に向けた対策です。

具体的には以下のようなことを学びます。

・エントリーシートの書き方
・グループディスカッション
・一般教養、時事問題
・ビジネスマナー
・観光地理
・手話
・エアライン英語(+中国語や韓国語)
・面接模擬練習

特に就職試験では面接重視の会社が多いため、その対策に力を入れているスクールが多いようです。

各スクール・学校の特徴はさまざま

たとえばANAエアラインスクールの場合、ANA機内食工場見学やANA訓練センター施設での体験授業など、航空会社系列のスクールだからこそのプログラムが用意されています。

一方、2年制から3年制などある程度長い時間をかけて通うことが多い専門学校の場合、時間をかけてじっくりと勉強していくことができ、実務研修や海外研修が用意されていることもあります。

どのような学校が合うかは、自らの年齢や状況によっても異なるため、カリキュラムや校風を見比べながら検討すると良いでしょう。

夜間のエアラインスクール・専門学校

夜間のエアラインスクール・専門学校の特徴

客室乗務員を目指す人が集まるエアラインスクールや専門学校の中には、夕方以降の時間帯に講義が受けられるところもあります。

このようなスクール・専門学校には、主に働きながら客室乗務員への転職を目指す社会人や、大学など別の学校に通いながら知識とスキルを身につけようとする人が集まります。

また、夜間の学校は、日中のそれと比べて授業料が少々安く設定されていることが多いため、費用面のことを考えてあえて夜間コースを選ぶ人もいます。

昼間部との違い

夜間部と昼間部で学ぶ内容に大差はありませんが、夜間部の場合は昼間部よりも短時間で集中して学ぶという特徴があります。

昼間部の場合は朝9時頃から昼休みを挟み、1日に6時間から7時間程度は学校で過ごします。

一方、夜間部の場合は18時頃からスタートするのが一般的で、終わるのは21時から22時頃ということが多く、1日の授業は3時間程度となります。

全体の通学時間は夜間部のほうが短くなりますが、夜間部でもきちんと就職できることを目指したカリキュラムが組まれ就職サポートも行われます。

また夜間部の場合、日中は社会人や大学生として仕事や勉強をしている人が多いため、より客室乗務員に対する意識の高い人が集まりやすいようです。

通信講座

通信講座の特徴

エアラインスクールや専門学校は一定期間通学して学びますが、それが難しい人のために通信講座も用意されています。
通信講座とは、学校から送られる教材(テキスト・DVDなど)を利用して、自宅など自分が好きな場所で好きな時間に学べる方法です。

最近ではインターネットを利用したオンライン講座も増えており、より通学に近い形で学べる仕組みを用意している学校もあります。

通学制の学校の場合、入学金や受講料などを合わせて、安くても数十万円はかかることが多い中、通信講座では安いものだと数万円から10万円程度と費用が抑えられるケースも多いことも特徴です。

通信講座のメリット・デメリット

通信講座のメリットは、学校が遠方でエアラインスクールや専門学校に通えなかったり、仕事や学校があり定期的な通学が難しかったりする人でも気軽に学べることです。

また、自分のペースで学べるため、仕事や勉学との両立もしやすいです。

デメリットとしては、通学と比べて外から強制されることが少ないこと、また基本的に自分一人で勉強することになるため、よほど強い意志を持っていなければだらけてしまいがちなことです。