キャビンアテンダントの志望動機・自己PR・面接で気をつけるべきことは?

キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)を目指して就職活動を行うときに気になるのは、就職試験でどのようにふるまうべきかということでしょう。

本記事では、キャビンアテンダントの志望動機の考え方や面接の注意点、自己PRのポイントなどを紹介します。

キャビンアテンダントを目指すきっかけで多いものは?

この仕事を目指すきっかけで多いのは、キャビンアテンダントへのあこがれです。

機内で颯爽と働くキャビンアテンダントを見て憧れたという人や、実際に接客を受けて感動したという人、ドラマや映画・本などを見てキャビンアテンダントを目指し始めたという人が多いようです。

また、接客のプロであることから、多くのお客さまと関わる仕事がしたい、語学力を生かして働きたいという思いからキャビンアテンダントを目指す人も多いようです。

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キャビンアテンダントの志望動機の考え方

「海外が好き」「いろいろな国に行ける」などを志望理由とする人もいるかもしれませんが、それだけでは不十分だと思われる可能性があるので注意が必要です。

どんなに成績が優秀な人であっても、キャビンアテンダントに対する熱意がない人は採用されません。

キャビンアテンダントの志望動機を考える際は、ほかの志望者と差をつけるためにもできるだけわかりやすく具体的なエピソードを添えて自分の思いを伝えることが大切です。

試験官は受験生のことを詳しく知らないため、どれだけキャビンアテンダントへの強い想いを持っていても、それを適切に伝えられなければ意欲がないと思われてしまう可能性もあります。

自分ではよい出来だと思っていても、初めて読む人には伝わらないこともあるため、できるだけ多くの人にチェックしてもらいながら精度を高めていくとよいでしょう。

キャビンアテンダントの志望動機の例文

自身の経験をもとにした志望動機

「私は、幼い頃から御社の飛行機を利用してきました。

初めて乗ったのは小学校2年生のときでした。高いところが苦手だった私は、怖くなって大泣きしてしまいました。

そのとき、ひとりのキャビンアテンダントが私のところへやってきて優しい笑顔で話しかけてくれたのです。それから飛行機が大好きになりました。

今度は私が多くの人々に喜びを与えたいと思い、キャビンアテンダントを目指しています。

とくに御社の「チャレンジ」という精神に強く共感し志望しました。

自分も御社のキャビンアテンダントとして、どんどん新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。」

キャビンアテンダントの魅力を盛り込んだ志望動機

「私がキャビンアテンダントを目指す理由は、お客さまひとりひとりに合わせて細やかなサービスを提供する姿勢に感動したからです。

以前御社の飛行機に乗った際、機内で泣いてしまった小さな子どもをキャビンアテンダントが一生懸命あやしている姿に感銘を受けました。

本来の仕事ではないのかもしれませんが、周囲のお客さまやその子の両親の気持ちをおもんばかる接客力は素晴らしいと思いました。

御社が航空業界で満足度ランキング1位を何度も獲得しているのは、このようなキャビンアテンダントひとりひとりの質の高さゆえだと考えています。

私も入社したあかつきには、接客のプロとしてお客さまそれぞれに合ったサービスの仕方を考えていきたいです。」

自分の夢や目標を盛り込んだ志望動機

「私は海外からくるお客さまに日本のすばらしさを伝えたいと思っています。

以前海外に住む親戚が来日したとき、キャビンアテンダントのサービスの質がたいへんよかったと話していました。国内のみならず、海外からも高く評価されるクオリティーのサービスを提供していることをそのときに知りました。

これをきっかけにキャビンアテンダントの仕事に興味を持ち、海外の人に日本の魅力を伝えられる仕事をしたいと思うようになりました。

御社のキャビンアテンダントとして、国際線でも活躍できる人材になれるよう精いっぱい努力したいです。」

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キャビンアテンダントの面接で聞かれること・注意点

キャビンアテンダントの面接でのポイント

キャビンアテンダントの採用試験では、面接試験が必ず実施されます。

1次面接(グループ)、2次面接(個人)、最終役員面接といったように、複数回実施する会社もあります。

面接試験は合否を判断する重要なポイントといえるため、入念な対策が欠かせません。

チェックされるポイントはたくさんありますが、まずは言葉遣いが大切です。

敬語をはじめとした適切な言葉遣いを身につけるだけでなく、立ち姿、座り姿についても日頃から気をつけましょう

また、キャビンアテンダントの面接では、スーツの選び方や髪形、メイクなども重要だと言われています。

参考書籍やスクールを利用すれば、それらについて詳しい情報も得られますので、しっかりと対策して臨みましょう。

緊張するかもしれませんがキャビンアテンダントに笑顔は欠かせません。面接では、明るくポジティブな印象を残すように心がけましょう。

熱意と前向きな姿勢が伝われば、少しくらい言葉に詰まってしまっても構いません。

キャビンアテンダントの面接で聞かれること

キャビンアテンダント採用試験の面接で多い代表的な質問と、その意図や答えのポイントについてご紹介します。

なぜ、キャビンアテンダントになりたいのですか?

志望動機の確認です。

マニュアル的な答えをするよりも、自分の体験などに基づき、オリジナルの言葉で語れることが望ましいです。

仕事の華やかな部分だけでなく、厳しい部分などまで踏み込んだ答えができていると、「しっかりと仕事について調べているな」と思われるでしょう。

他社の併願、内定状況を教えてください

第一志望かどうかを確認する質問です。

採用担当者は、学生がその1社のみしか受験していないとは思っていません。

しかし、もしその企業が第一志望ではなかったとしても、「他に第一志望がある」とわかるような答え方は避けましょう

これまでの人生で一番頑張ったことは何ですか?

その人の個性や、どんな価値観を持っているのかについて確認する質問です。

部活動などで仲間と一緒に努力を重ねたことや、接客のアルバイトから学んだ経験など、キャビンアテンダントの仕事にも通じるような答えができるとベターです。

最近、気になるニュースは何ですか?

世の中の動きに気を配っているかどうかの確認です。

キャビンアテンダントはどのようなお客さまとも会話ができるよう、日常的にニュースをチェックする必要があります。

どのようなニュースを選んだ場合でも自分なりの意見や考えを言えるようにしておきましょう

キャビンアテンダントの自己PRのポイント

接客のプロであるキャビンアテンダントの自己PRでは、接客力やコミュニケーション能力の高さをアピールするのがよいでしょう。

自分の思いやりや気遣い・気づきから生まれたエピソードや、他人から感謝されたことなどを積極的にアピールしましょう。

また、キャビンアテンダントの面接では1分や3分など短時間での自己PRが求められることもあるため、時間内にしっかりと自分の思いを話せるよう、あらかじめ練習しておくことが必要です。

キャビンアテンダントの履歴書で気をつけるべきことは?

志望者が多いため、採用担当者は何百通、何千通もの履歴書に目を通すことになります。

目にとめてもらうためには、パッと見ただけでわかりやすく、読みやすい履歴書であることが大切です。

文字の大きさやバランスに気をつけることはもちろん、適度な改行や余白をもたせて読みやすく工夫をするとよいでしょう。

また、履歴書に添付する写真も重要です。

キャビンアテンダントとしての勤務をイメージした、まとめ髪で笑顔の写真を使用する人が多いようです。

履歴書の写真は第一印象を大きく左右するため、写真館で撮影するのがおすすめです。

キャビンアテンダントの採用試験のポイントのまとめ

幼い頃からのあこがれや、語学力を生かしたいという思いからキャビンアテンダントを目指す人は多くいます。

志望動機を考える際は、それらを具体的なエピソードとともに適切に伝えることが大切です。履歴書に記入する際は読みやすく、かつ目にとまりやすくする工夫をするとよいでしょう。

面接ではふさわしい言葉遣い・服装であるか、姿勢はどうかなどが観察されています。接客力やコミュニケーション能力の高さをアピールするのはもちろんですが、これらも見られていることを意識しましょう。