外資系エアラインやLCCの客室乗務員と日系エアラインとの違い

■外資系エアラインやLCCの客室乗務員と日系エアラインとの違い

外資系エアライン

世界中にはたくさんの航空会社があり、その数は定期旅客エアラインのみで約700社以上とされています。

もちろん日本人でも外資系のエアラインで活躍する客室乗務員が大勢います。

しかし、日系航空会社と外資系のエアラインでは、客室乗務員の特徴や仕事に求められるものなどに違いがあります。

外資系エアラインの特徴

外資系エアラインの大きな特徴は、会社の個性が非常に強く打ち出されていることです。

日系航空会社は黒やネイビーなどを基調とした上品なデザインが主流ですが、外資系エアラインの場合は鮮やかな色づかいをしていたり、その地域に伝わる民族衣装的なデザインであったりと、非常に個性的なものが多くなっています。

外資系エアラインではスタッフ採用における「求める人物像」も大きく異なり、各社とも「教育をして自社に合う人物を育てたい」というよりも「自社に合う個性のある人」を採用したいという気持ちが強いようです。

同様に、教育環境にも違いがあります。

日系航空会社であれば、新卒の未経験者でも訓練によって自社で育てていく環境が整っていますが、外資系では教育にさほど力を入れていない会社も多いため、即戦力を求める傾向が強く、より自主的で自立した人材が好まれます。

日系航空会社か外資系エアラインか

客室乗務員を目指す人には、日系の航空会社に就職するか、それとも外資系エアラインを選ぶか迷う人も多くいます。

外資系の場合、より自由な環境で個性を大事にして働けるといった特徴がありますが、時差を含めた生活環境の違い、外国人とのコミュニケーションの必要性など、乗り越えなければならない壁も多々出てくるでしょう。

また、乗務は自社の国と日本の往復といったことが多くなり、日系航空会社勤務の場合のように、ヨーロッパ各国やアメリカなどさまざまな場所へ行けることはないのが普通です。

まずはしっかりと訓練を受けて基礎的なマナーやスキルを身につけたい、できるだけ安心できる環境の下で働きたい場合は、日系航空会社を選ぶことが多いようです。

格安航空会社(LCC)

大手航空会社と比べると人気は低い

2012年から国内LCC3社が運航を開始し「格安で飛行機に乗れる」ことをメリットに、LCCは交通手段の一つとして定着しつつあります。

今後もさらなる路線拡大、新規参入が考えられますが、航空業界全体でパイロット不足が深刻化している中、機長の病欠・人材不足により欠航が相次ぐなど、経営に苦戦を強いられている面も否めません。

客室乗務員を目指す人は知名度や待遇面の良い大手を目指す人が多いため、どうしてもLCCの人気は低くなります。

そのため安定した人材確保をしようと、LCCでは新卒者・既卒者問わず通年で採用募集を行ったり、男性の客室乗務員を採用したりすることが多いようです。

より個性が求められるケースが多い

激しい競争が強いられるLCCの場合、ブランディングや特色ある機内サービス、ユニークな制服などさまざまな取り組みをして顧客の獲得を目指していますが、自社の「顔」となる客室乗務員の役割も非常に重要です。

たとえばピーチ・アビエーションの場合、過去の面接試験においては、

・あなた自身が考える、自分を最も美しく見せ、輝ける服装
・挿し色(アクセントカラー)として弊社のブランドカラーが入っていること
・Peachの飛行機にのって、日帰り旅行する際のあなたらしいカジュアルなスタイル

という服装指定がなされるなど、今までの客室乗務員の採用試験とは一線を画すユニークな方法がとられたこともあります。

企業が個性的かつ自社によりマッチした人材を採用する傾向がうかがえ、より自分らしく働きたいという人に今後はより支持されていくと予想されます。

外資系エアラインやLCCの客室乗務員の求人の見つけ方

外資系エアラインでも、日本人の客室乗務員採用を行っています。

外資系エアラインの求人を探す際は、一般的な求人サイトのほか、グランドスタッフやCAの求人に特化したエアライン系の求人サイトを利用するとよいでしょう。

外資系エアラインは、日系の航空会社と比べると新卒採用や定期採用を行うところは少なく、不定期での求人が中心です。

特定のエアラインを希望する場合は、そのエアラインのHPや採用情報をこまめにチェックしておくことが大切です。

LCCの客室乗務員は、一般的な求人サイトにも多くの求人が掲載されているほか、エアライン系の求人サイトを利用するとより詳細な求人が見つかるでしょう。

LCCは新卒採用も積極的に行っているため、これから客室乗務員を目指すという人はぜひ視野に入れるとよいでしょう。