バスガイドの求人募集の状況は?

バスガイドの就職先にはどんなところがある?

観光バス会社

バスガイドの就職先として最も多いのは「観光バス会社」です。

観光バス会社では、ツアーの路線がある程度固定化されているため、観光関連の知識についても「狭く深く」求められる傾向です。

なお、求人においてはバスガイドに加えて「添乗員(ツアーコンダクター)」としての役割まで求められることがあります。

ただし、添乗員として働くには「旅程管理主任者」の資格が必要になるため、バスガイドのみで勤務したい人は、応募時あるいは面接時にその旨を伝えておきましょう。

もともとバスガイドと添乗員の求人を分けている会社もあります。

旅行会社・観光会社

観光バス会社の次に多いのが「旅行会社・観光会社」です。

こちらは、観光バス会社と比較すると、より広いエリアにわたった観光ツアーを提供していることが多く、バスガイドは遠方のツアーにも出かける可能性があります。

さまざまな観光地を巡ることができるため、観光好きの人にとっては魅力的かもしれません。

ただし、さまざまな観光地の知識を習得しなくてはならない大変さがあります。

こちらの場合でもバスガイドのみの業務か、それとも添乗員兼務なのかを確認して応募しましょう。

派遣会社・フリーランス

バスガイドは、上記のように特定の会社に就職するのではなく、「派遣会社」にスタッフ登録して働く道もあります。

派遣のバスガイドは、即戦力になれる経験者が求められることがほとんどで、観光シーズンの繁忙期にはニーズが高まりやすいです。

また、すでにバスガイドとして何年も勤務経験があり、どのような現場でも十分にガイドをこなせる自信がつけば、フリーランスのバスガイドとして活躍することもできるようになるでしょう。

実力のあるフリーのバスガイドは、バス会社などから直接声がかかることがあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

バスガイドの求人の状況

バスガイドの求人は、観光バス会社や観光バスツアーの需要がある限り、廃れることはないといえます。

ただし、一昔前と比較すると求人に陰りが見えている側面もあるため、しっかりとしたスキルを備え、人間的な魅力も向上させていく努力が欠かせません。

なお、現代のバスツアーは「低価格化」と「高品質化」で二極化しています。

低価格をウリにしてお客さまを集めている会社であれば、できるだけ人件費を削減したいという会社の思惑もあり、バスガイドの需要はそこまで大きくありません。

新人教育に十分なコストを割けない会社もあり、即戦力になれる人材が歓迎されやすいです。

一方で、低価格に対抗する形で「高品質化」を目指す会社も増えてきています。

バスガイドを時間をかけて自社教育することによって、お客さまからの人気が高いバスガイドがいることをウリにしたバスツアーを組むところもあります。

未経験からでも、しっかりとした研修・教育が受けられる会社はあるため、よく調べて応募してみましょう。

バスガイドの就職先の選び方

未経験者は正社員からスタートするのがおすすめ

これからバスガイドとして働いていこうと考えているのであれば、まずは「正社員」として採用される会社を探すとよいでしょう。

正社員であれば、社員研修でバスガイドとしての必要なスキルや知識を基本から身につけられますし、給料や福利厚生の面でも安定しています。

実力や経験がつけば、派遣やフリーランスで自由に働く道も考えられますが、まずは安定した環境で力をつけていくほうがおすすめです。

各種手当や福利厚生が明確であること

バスガイドの仕事は、観光ツアーに出かけるといった性質上、どうしても残業や休日出勤をしなくてはならないことがあります。

だからこそ、「残業手当」「休日出勤手当」など、働くうえで発生するさまざまな「手当」について明確にしている会社かどうかを確認しましょう。

バスガイドの仕事は、重労働のわりに基本給自体はやや低めの水準となっているため、手当や福利厚生がきちんと整備されていることは、仕事を長く続けていくうえでも大切です。

目的地・勤務エリアの違い

たとえば東京に本社・営業所を置く会社では、バスツアーも首都圏や関東およびその周辺のバスツアーが中心となります。

一方、中国地方の会社であれば、中四国や九州、近畿エリアが勤務地になることが多いです。

目的地のエリアに「自分の地元がある」「好きな観光地・知識面で有利な観光地がある」会社であれば、バスガイドとして仕事をしやすかったり、仕事のモチベーションを維持するのに役立つでしょう。

また、会社によってバスツアーの内容や目的地が固定的か、変動的かも異なるため、その点も選定基準に加えておきたいところです。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

バスガイドの志望動機・面接

旅好きであることだけでは採用されない

バスガイドを目指す人の多くは「旅好きである」ことがきっかけになっていますが、それだけでバスガイドになれるわけではありません。

バスガイドとして採用されるためには「本気でバスガイドを目指す覚悟」や「人を喜ばせることが好きか」「コミュニケーション能力やマナーは備わっているか」などの人間性が重視されます。

面接でも、そういったポイントをしっかりとアピールしなければなりません。

突発的な要求にも応えられる心構えと臨機応変さも重要

バスガイドの面接では「歌を歌ってみてください」と要求されることもあります。

これは歌唱力を要求されているわけではなく「突発的な要求に応えられるか?」をチェックする目的で行われる場合が多いです。

歌に自信がなかったとしても拒否したりしどろもどろになったりせず、笑顔と自信を前面に押し出して対応しましょう。

歌う以外にも、なんらかの要求がなされる可能性もあるため、何を要求されてもうろたえないように構えておきましょう。

バスガイドの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

バスガイドの就職先はどのように探したらいい?

基本は求人情報で探す

バスガイドの就職先は、基本的になんらかの「求人情報」から探すスタイルになります。

最近では、自社のホームページにバスガイドの求人情報を掲載しているバス会社や観光会社が多いです。

バスガイドは短期間で辞めてしまう人も多いため、求人情報はそれなりに出されています。

経験者は歓迎されやすいですが、会社によってはある程度の年齢や未経験者でも、熱意次第で採用するケースもあります。

観光専門学校であれば学校から紹介してもらえる可能性も

もし観光系の専門学校に進学すれば、バスガイドに必要な知識・スキルを習得できるだけでなく、就職においても有利に働く可能性があります。

学校によっては観光業者とのつながりが強く、就職先を紹介してくれるケースもあるからです。

バスガイドになるために専門学校に通うことは必須ではありませんが、興味がある人は各学校のサポート体制を詳しく調べてみてください。

派遣会社に登録して働くこともできる

バスガイドとして経験を積めば、派遣会社に登録し、さまざまな観光会社で働く道も選択できます。

たいてい派遣のバスガイドには「即戦力」が期待されるため、観光に関する知識とバスガイドとしての経験が豊富な人は、とくに歓迎されます。