女性の客室乗務員のキャリアパス・結婚後の生活

女性の客室乗務員の現状

まだまだ女性が多い客室乗務員の世界では、「結婚や出産後に仕事をどうするか?」という問題がつきものです

難関を乗り越えて客室乗務員になったのだから、できれば子育てをしながら働き続けたいと考える女性も多く、なかには長年客室乗務員として勤めあげキャリアアップする人も少なくありません。

ただし、客室乗務員はほかの職業と比べて特殊な勤務のであることや、ほとんどが女性であることから結婚や出産を機に退職・離職してしまう人も多いのが現状です。

女性の客室乗務員の強み・弱み

客室乗務員に女性が多い理由としては、サービス面で細かな配慮ができることや、子どもからお年寄りまで優しい雰囲気で接しやすいと言ったことが挙げられます。

またそれ以外には、女性中心の職場のため、結婚後・出産後も働くロールモデルが多く存在し、自分のキャリアプランが考えやすいという利点もあります。

どうしても重い荷物を持ったりする体力勝負の仕事の場合、男性にはかなわないという面がありますが、近年は男性の客室乗務員も増えているため、今後は男女の客室乗務員が協力してそれぞれの得意分野を担当するようになると考えられます。

客室乗務員の結婚後の働き方・雇用形態

結婚後も働き続ける客室乗務員はいます。

しかし、不規則な勤務体制で家族との時間を持てないことや、居住地が制限されることから、客室乗務員の仕事を離れる人も少なからずいます。

客室乗務員の仕事は、たとえ別の航空会社に転職をしたとしても、フライト時間や働く場所に変化はあれど、生活スタイルはほぼ変わらないため、結婚後も働き続けるには家族やパートナーの理解が欠かせないでしょう。

客室乗務員は子育てしながら働ける?

日系航空会社・外資系航空会社どちらにも、産休や育休の制度をはじめ、育児に関する特別休暇などさまざまな制度が整っています。

日系航空会社の場合育休は3年程度のところが多く、大手だけでなく地方の会社でもたいていの場合は整っています。

また産休や育休は契約社員にも適用されるため、契約社員でも取得する人が多くいます。

もちろん、復帰後は以前と同じように勤務することが可能です。

こうした休暇制度は各航空会社によって異なるため、希望する企業の制度をよく確認しておきましょう。

ただし、たとえ子どもがいたとしても他の人と同じようにフライトをするのが一般的です。

航空会社によっては国内線だけを希望したり早朝・深夜勤務を避けたりすることもできるようですが、子どもの急病で休んだり早退したりなど突発的なトラブルには対応しにくいのが現状です。

フライトによっては何日も家を空けることがあるため、その間はパートナーや家族などの協力が不可欠です。

客室乗務員は女性が一生働ける仕事?

近年は女性の社会進出を促すためにも、結婚後や出産後も長く働けるための制度の見直しを行う航空会社が増えてきています。

JALは3年連続「なでしこ銘柄」(経済産業省および東京証券取引所)に選出されているように、女性が活躍できる環境整備が進み始めています。

ANAでは在籍するCAおよそ8,000人のうち、3割が既婚者、さらに4人に1人にあたる1,800人がママさんCA(2018年1月現在)という調査結果もあります。

しかし、客室乗務員である以上、職場では既婚者や育児中だからと言って楽な仕事が与えられるわけではありません。

仕事と子育てを「両立させる」という自分自身の強い意志はもちろん、パートナーや家族の理解や協力も欠かせません。