全国通訳案内士に向いている人・適性

臨機応変な対応力がある

全国通訳案内士の仕事は、日本の名所を案内することだけではありません。

旅の途中では、さまざまなハプニングが起こる可能性があります。

たとえば、お客さまの荷物の紛失や、迷子、ケガ、持病の発作など、トラブルは日常茶飯事です。

慣れない土地でパニックになる相手を落ち着かせ、冷静に対処できる能力は、語学力に引けをとらないほど大切といえます。

またツアー中は、お客さまからあらゆる質問や要望が飛んでくるものです。

人数が多ければ多いほど、うまく対応できなければ、団体をまとめるのは難しくなります。

臨機応変に動けることは、ガイドにとって重要な能力のひとつだといえます。

知識欲の旺盛さ

実際にガイドをしている最中には、お客さまからの多種多様な質問に、しどろもどろになることもあるかもしれません。

地理や歴史はもちろん、日本文化に関する包括的な知識こそが、いざという時の助けになります。

そのためにも、普段からさまざまなことに興味を持ち、調べる習慣が身についている人は、まさに適性人材といえるでしょう。

日本のことのみならず、自分が案内する相手の国についても知っておくべきことは山ほどあります。

「歩く辞書」になるべく、つねにアンテナを張りめぐらせて、情報を集めたいものです。

ホスピタリティの精神・気配り

全国通訳案内士は、ツアーコンダクターのようにツアー客をまとめる役割も担うため、トラブルに対する対応力やリーダーシップも必要になります。

案内中はさまざまなことが起こりかねないことから、細かい部分にも気配りがきくようなタイプの人も向いているといえます。

知識や語学力はもちろん大切ですが、その大前提として必要なのが「お客さまを楽しませたい」と思う気持ちです。

自分が旅行に行ったときのことを考えても、ガイドをしてくれる人のキャラクターの大切さがわかるでしょう。

親切だったり、積極的に面白い話をしてくれる人に当たったときは、その旅が何倍も楽しくなるものです。

すばらしい時間を提供したいと思う奉仕の精神こそが、この仕事の何よりの適性といえるかもしれません。