出版社の勤務、労働時間、休日、残業

出版社の勤務時間と残業時間

出版社の定時の勤務時間は9時から18時、10時から19時などで、事務や経理などの職種の人は大体定時で勤務しているようです。営業職になると取引先の都合に合わせて、多少の残業が加わります。

問題なのは編集者をはじめとするクリエイティブ職。

雑誌の場合は固定した読者を抱え、毎週、毎月、隔月など、タイミングはさまざまながら発行日があらかじめ決まっているため、印刷会社へ入稿する締め切り日を何としても死守しなければなりません。

そのため、締め切り前はどうしても長時間残業を強いられることになってしまいます。

書籍の場合は最悪、発行日を動かすことができるため、雑誌ほどの過酷な残業時間にはならないようです。

休日出勤と有給休暇

基本的に土日と祝日、夏季、年末年始が休日になっているのは他の業界と同様ですが、締め切り前や取材対象者の都合に合わせて休日出勤を余儀なくされることは多々あります。

その場合、業務の立て込んでいない日に代休を取る形になります。

勤務年数に応じた有給休暇も支給されますが、消化率は30から40%前後と見られ、なかなか積極的に有給を取ることはできない内情が伺えます。

担当による労働時間の特徴

締め切り前に残業が増えるのは各社共通ですが、週刊誌の担当者の場合はその締め切りが毎週やってくるため、休む暇なく毎日仕事に追われる傾向にあります。

また、ゴシップ雑誌の記者やカメラマンの場合は狙った有名人を張り込むこともあり、時間帯は相手に合わせるしかありません。

休日でもネタを見つけると職業病で仕事モードに入り、張り込んでしまう人もいるようです。

さらに、漫画や小説を掲載する雑誌の担当者の場合、作家の筆が進まないと拘束時間がどんどん長くなります。

一方、ファッションやグルメ雑誌、ビジネス誌などにおいては、取材自体は常識的なビジネスタイムに行われるため、締め切り前を除けばある程度はプライベートな時間が確保できるといえるでしょう。