出版社社員に向いている人・適性

出版社に向いている性格・適性

人との関わりが苦手でない人

出版社では、それぞれ専門分野の異なる人たちが、「魅力的な1冊の書籍・雑誌をつくり上げる」という大きな目標に向かって、協力して仕事を進めていきます。

こまめな打ち合わせや確認を行い、自分の意見を述べたり相手の話を聞いたりといったコミュニケーションは、出版社では日常的に行われています。

編集者であれば、大勢のクリエイターをまとめ上げる役割を担いますし、営業は取次会社や書店、スポンサーとなるクライアント企業などとの関わりが多く、幅広い人脈とコミュニケーション能力、統率力が必要不可欠です。

人との関わりを苦手にせず、自分から積極的にコミュニケーションをとれる人は、出版社社員に向いています。

自分なりの「好きなこと」がある人

出版社では、画一的な価値観よりも、多様性が重視される傾向があります。

さまざまな個性や考え方、意見をぶつけ合ってこそ、よりよい書籍・雑誌が生み出せることが多々あるからです。

たとえば、特別に好きなことがあるオタク気質な人は、学生時代は周囲から変な目で見られることがあるかもしれませんが、出版社では高く評価されることがあります。

芸術でもスポーツでも漫画でも何でもいいので、夢中になれることを持っている人は、出版社社員の適性があります。

物事を深く考えられる人

出版社で働くということは、読者側の立場から、書籍・雑誌の「つくり手」になるということです。

それまでは、ただ単に本を読んで「おもしろいな」と思ってさえいればよかったのが、つくる側に回った途端、そうではいかなくなります。

常に「誰に、何を伝えたいのか」という視点を持たないと、受け入れられる本は生み出せないからです。

そのためには、世の中のあらゆる流行っているものや話題のものに対しても「なぜ、おもしろいのか」「なぜ、人気があるのか」といった、一歩進んだ思考をすることが大切です。

そうした思考を鍛えるには、常に物事の本質や、裏側を探ろうとすることです。

学生のうちから少しでも深く考えるクセをつけて物事と向き合える人が、出版社社員に向いています。

出版社で働くには

出版社に向いていないのはどんな人?

出版社社員に向いていないのは、「これだけしかやりたくない」と頑なになってしまう人です。

出版社を目指す人の多くが、「マンガ誌をつくりたい」「文芸の仕事で有名な作家先生とたくさん出会いたい」など、夢や希望を抱いているはずです。

「将来やりたいこと」が明確なのは素晴らしいことですし、それが日々を頑張る原動力となるでしょう。

しかしながら、出版社に入ったら、必ずしも自分のやりたい仕事ができるとは考えておかないほうがよいでしょう。

出版社の規模が大きくなればなるほど、扱う書籍・雑誌のジャンルや種類は増え、事業の幅も広いものとなります。

会社員である以上、どのような仕事を任されるかは、入ってみなければわかりません。

実際、編集希望で出版社に入ったものの、最初に配属されたのは営業だった、という人は大勢います。

また、多くの出版社では別部署や別事業へ配置転換となる機会もありますから、「これしかやらない!」と思うのではなく、「出版業界を盛り上げる人間として、いろいろなことにチャレンジする」くらいの気概を持てる人が、出版社社員に向いています。