【2021年版】カメラマンの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「カメラマン」とは

広告、報道、スポーツなどの各分野で使用される写真を専門的に撮り、記録に残す。

カメラマンとは、報道、芸能、広告などの分野において、目的に応じた写真を撮影する人のことです。

自身が得意・専門とする領域によって、雑誌やポスターなど広告用の写真を撮る「広告カメラマン」、スポーツの試合や選手の様子を撮る「スポーツカメラマン」、事故現場や政治家などの写真を撮る「報道カメラマン」などの種類に分かれます。

カメラマンになるひとつの一般的な方法は、写真の専門学校やカメラマン養成スクールで撮影の基本的な知識・技術を身につけ、卒業後、写真スタジオに勤務することです。

アシスタントとして何年も経験を重ね、自分ならではの写真が撮れるようになると、独立への道が見えてきます。

カメラマンとして生計を立てるためには、実力だけでなく、地道に営業活動をして実績を重ねていかなくてはなりません。

フリーランスで働く人が多いですが、人によっては新聞社、出版社、写真スタジオなどに就職し、会社員として働き続けます。

「カメラマン」の仕事紹介

カメラマンの仕事内容

さまざまな場で目的や意図に合わせた写真を撮る

カメラマンとは、報道、芸能、広告などの分野において、写真を撮影する人のことです。

写真がどのような目的で使われるかを考慮し、最適な写真を撮るのがプロのカメラマンです。

多くのカメラマンは、以下のように自身の得意・専門とするジャンルをもっています。

・広告カメラマン
・報道カメラマン
・戦場カメラマン
・スポーツカメラマン
・水中カメラマン
・動物カメラマン
など。

あるいは写真館に所属し、七五三や結婚式など人生の節目の記念写真を専門に撮るカメラマンや、お客さまの依頼を受け、出張先で希望の写真を撮るカメラマンなどもいます。

フリーランスとして活動する人も多い

カメラマンは、新聞社・出版社・デザイン事務所・広告代理店などに勤務するだけでなく、フリーランスとして働く人の割合が比較的多いのが特徴的です。

フリーのカメラマンが数人集まって、ひとつの事務所を構える場合もあります。

基本的に、カメラマンはクライアントから依頼を受けて、目的に応じた写真を撮影しますが、自身の作風や個性を存分に発揮した写真展を開催したり、撮影を習いたいと考える人に対してカメラスクールの講師業などを務めたりする人もいます。

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カメラマンになるには

決まりきった方法はなく、さまざまな道のりが考えられる

プロカメラマンになるために、特別に必要とされる学歴や資格はありません。

なるための方法も、以下のようにいくつも考えられます。

(1)写真を学べる大学や専門学校、スクールに通って、撮影の基本的な知識・技術を身につけてから写真スタジオなどに就職する
(2)フリーランスのカメラマンのアシスタントになり、修業しながら現場経験を積む
(3)アルバイトとしてスタジオに勤務し、働きながら撮影に関する知識・技術を身につける
(4)独学で学ぶ

など。

カメラについて学んだことがなくても、プロのカメラマンに弟子入りするかたちで、現場で仕事を覚えていくことは可能です。

しかし、未経験者を受け入れてくれる場が簡単に見つかるとは限りません。

確かな知識・技術を習得するために、働きはじめる前に美術系や芸術系の大学で写真を専攻したり、写真専門学校で撮影の知識・技術を学ぶ道を選択する人も多くいます。

現場ではアシスタントからスタートする

上記のように、カメラマンになる方法はさまざまな考えられるため、自分に合う方法を模索していくことが大切です。

いずれの場合でも、カメラマンは職人的な要素があり、新人は「アシスタント」からスタートするのが一般的です。

どんなアシスタントを求めるかは、勤務先や個々のカメラマンによって考え方が違うこともありますが、向上心や熱意、現場でテキパキと動き回ることなどが重視されます。

アシスタント時代は厳しさを感じることもありますが、下積み期間ととらえて、前向きに過ごすことが大切です。

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カメラマンの学校・学費

カメラや写真について学べる大学や専門学校がある

特別な資格や学歴は問われないカメラマンですが、学校やスクールに通えば撮影に関する基礎知識・技術を効率的に身につけることができ、就職にも有利になることがあります。

カメラマンの勉強ができる学校やスクールには、以下のようにさまざまなものがあります。

・芸術系大学(写真学部など)
・写真専門学校
・民間の写真スクール

大学では、4年間かけて撮影技術をはじめ、写真の歴史や文化を学問として深く学ぶことができます。

学費は専門学校やスクールよりも高額ですが、写真以外の映像やメディア全般について広く学べる学校もあるのが魅力といえるでしょう。

専門学校の多くは2年~3年制で、より就職を意識した実践的な科目が多く設置されています。

民間のスクールでは、夜間や週末に開講しているところも多いため、社会人にとっても通いやすいのが特徴です。

学校・スクールによって在学期間やカリキュラム、費用が異なるため、何を学びたいのかをよく考えたうえで、自分に合った環境を選びましょう。

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カメラマンの資格・試験の難易度

資格は必須ではないが、取得しておくと業務に役立つものも

カメラマンになるために、必須とされる資格はありません。

写真関連の学校を卒業後、写真スタジオなどの採用試験を受けて採用されればカメラマン(アシスタント)として働きはじめられます。

また、完全な未経験者でもアルバイトなどから現場に入れる可能性はあります。

この仕事では資格よりも、習得した知識や技術、さまざまな現場で培った経験・ノウハウなどが重視されるといえるでしょう。

ただし、カメラに関する資格はいくつかあり、取得しておくと技術・知識を客観的に証明する手段として利用できます。

写真の資格として有名なのが、肖像写真の撮影および制作に必要な資格の「写真技能士」です。

都道府県知事が実施する技能検定制度の一種で、3級、2級、1級があります。

どの級も一定の実務経験が必要であり、プロ向けの資格となっています。

このほかに「フォトマスター検定」や「Photoshop(R)クリエイター能力認定試験」なども、カメラマンとして働く際に役立つことがあります。

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カメラマンの給料・年収

働き方やキャリア、実績などによって差が出やすい

カメラマンは、写真スタジオや新聞社などに勤務する会社員もいれば、フリーランスで活動する人もいます。

また、個人のキャリアや実績などによって収入差が出やすいため、平均的な給料・年収を出すのが難しい職業といえます。

会社勤務のカメラマンの場合は、各企業が定める給与体系に沿って給料が支給されます。

経験や実績があまりない若手カメラマンだと年収200万円~300万円程度になることもありますが、徐々に昇給するため、ある程度の勤続年数になれば年収500万円以上も見込めます。

狭き門ではありますが、大手新聞社や出版社は比較的待遇がよく、各種手当や休暇制度、研修制度などの福利厚生も充実しています。

フリーランスのカメラマンは人によって収入差が大きい

フリーランスのカメラマンは、会社勤めの人以上に、個人の実力や知名度、実績などによって収入に大きな幅が出ます。

報酬(ギャラ)は案件ごとに設定されることが多く、仕事が取れなければ収入ゼロの月が出る可能性がある一方、売れっ子カメラマンになれば月収は大きく跳ね上がります。

大きな仕事を多数手がけ、カメラマンとして名を馳せれば年収数千万円以上を目指すことも可能です。

しかし、実力勝負の厳しい世界であり、安定した収入を得て、成功できる人はごくわずかです。

とくにアシスタント時代は給料が低めで、長時間の残業がありながら、手取り10万円~15万円ほどにしかならないこともあります。

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カメラマンの現状と将来性・今後の見通し

専門性を究めるか、オールマイティーに対応できる力を習得するか

時代が進むにつれてカメラの性能が向上し、アマチュアカメラマンであっても、気軽にクオリティの高い写真を撮りやすくなりました。

こうしたなか、カメラ業界では撮影単価が下落傾向にあり、とくにフリーランスで活動するカメラマンにとっては厳しい状況が続いています。

専門分野を究めて「この人にしか撮れない」「この人に頼むしかない」という自分らしい強みを磨くことが重要なポイントとなっています。

一方、どのような現場でもきちんとクライアントのニーズに応え、常に質の高い写真を撮影できるカメラマンの需要も安定しています。

また、最近は広告や雑誌など「商業写真」分野での写真のニーズが高まっているため、スタジオ撮影のスキルを身につけて、仕事量を確保しながら経験を積み、技術力を高めていくのも、この世界で生き抜くひとつの手段でしょう。

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カメラマンの就職先・活躍の場

活躍の場が広いだけに、どの分野で勝負したいかを考える

カメラマンが活躍できる場は多岐にわたります。

ただし、勤務先によって撮影する写真の対象物や目的が異なるため、事前にどのような働き方をしたいのか、どのような写真を撮りたいのかをイメージしていおくことが大切です。

新聞社に社員として勤務する場合は、おもに「報道カメラマン」として働き、事件や事故、ニュースになりそうなネタが見つかった際に、現場に駆けつけて撮影します。

また出版社や広告制作会社では、自社の雑誌や広告に掲載するための写真を撮影します。

対象物は洋服などファッションアイテムであったり、モデルそのものであったり、あるいは風景や料理であったりと、さまざまです。

写真スタジオや写真館では、七五三や成人式など、家族の記念写真を撮影する機会が多いです。

一方、フリーランスのカメラマンの場合、多様なジャンルにまたがって撮影する人もいます。

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カメラマンの1日

案件によって1日の流れは変わることが一般的

カメラマンは、大きく分ければ新聞社や写真スタジオなどに会社勤めをする人と、フリーランスで働く人がいます。

会社勤めの場合は、基本的に各社が定める勤務時間に沿って働きます。

日中の勤務が多いですが、撮影の内容によっては早朝や深夜に動くこともあります。

フリーランスの場合は請け負う案件の内容や、その時々の仕事の量に応じて、仕事をする時間が変動します。

ここでは、フリーランスで働くカメラマンのある1日を紹介します。

9:00 起床
10:00 当日使用する機材を準備
12:00 スタジオへ出発
13:00 現地到着後、セッティングを開始
14:00 編集者たちと撮影の流れを確認し、撮影スタート
17:30 撮影終了・速やかに撤収作業
19:00 クライアントと打ち合わせ
20:30 外食をして帰宅

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カメラマンのやりがい、楽しさ

自分の写真で人の心を動かし、喜んでもらえること

カメラマンにとって最大のやりがい、喜びといえるのは、自分が撮影した写真によって誰かの心を動かしたり、感動や喜びを与えられたりすることです。

技術力が問われる職業だからこそ、自分が身につけた力を存分に発揮し、その結果が高く評価されれば、大きな達成感や充実感を得られます。

また、二度と出会えない貴重な「瞬間」を捉えることができたり、ファイダーを通じて物事を美しく表現したりするのも、カメラマンの腕の見せどころです。

自分の撮影によって、クライアントやモデルとなった人が喜んでくれることをうれしく感じるカメラマンは少なくありません。

さらに、カメラマンは多様な撮影現場に出向きますし、被写体となる著名人やモデルなどとの出会いも多いため、変化や刺激のある日々を送れるのも楽しい一面といえるでしょう。

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カメラマンのつらいこと、大変なこと

やり直しがきかず、瞬間を逃せないプレッシャーがある

カメラマンの仕事で大変なことのひとつは、二度とやり直しがきかない場面が多いことです。

人物や静物の撮影であれば、「うまく撮れなかった」と思ってもある程度のやり直しは可能ですが、動物など素早い動きのある被写体や、スポーツのワンシーンのような「瞬間」を捉えなければならない撮影は、一度しか撮影ができません。

このため、撮影中は常に強い緊張感を保ち続けなくてはならず、神経をすり減らします。

同時に、決められた時間内や場所で、クライアントが満足する写真を撮らねばならないことが多く、プレッシャーが大きくのしかかります。

また、活躍する場・ジャンルならではの苦労もあります。

たとえば報道カメラマンの場合、事件や事故が発生すれば、すぐに現地へ駆けつけなくてはなりません。

また自然を撮影するカメラマンは、理想の景色を撮るために、厳しい寒さや酷暑に耐えて何日も同じ場所に留まらなければいけないこともあり、体力を酷使します。

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カメラマンに向いている人・適性

カメラや写真の世界をとことん追求できる人

カメラマンに向いているのは、写真やカメラの世界にハマることができ、とことん追求する気持ちをもてる人です。

カメラマンは、下積み時代も含めて、忍耐力と精神力が必要となる仕事です。

現場に出てからも、長時間かつ不規則な撮影現場で集中力を保ち続けなくてはならなかったり、暑い・寒いなど厳しい気象条件の中に出向いての撮影など、決して楽な環境で働けるわけではありません。

さまざまな苦労、つらさを乗り越えることができるほどの写真に対する情熱は不可欠です。

また、カメラマンは現場で初対面の人との出会いや、他の制作スタッフなどとの関わりも多いため、誰とでも明るく接し、気さくなコミュニケーションができる人に適しているといえます。

常に元気で周りをリードしていけるタイプだと、一緒に働く人たちも気持ちよく仕事ができ、現場がうまく回るでしょう。

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カメラマン志望動機・目指すきっかけ

趣味からスタートする人も多い

カメラマンを目指す人の志望動機は、やはり「写真が好き」というものが最も多いです。

学生時代からカメラに触ることが大好きだったり、出かけるたびに写真を撮っていたりした人が、趣味が高じて、撮影を職業にしたくなったというケースはよくあります。

また、カメラマンは技術があれば独立を目指せる職業のため、自分の腕一本で活躍できるところに魅力を感じて、この道を志す人もいます。

どのようなカメラマンになりたいのかをよく考える

カメラマンといっても、その活躍のフィールドは多岐にわたりますし、働き方も人によって異なります。

・ファッション業界で活躍するモデルを撮影したい
・動物や景色などの写真を撮って大自然の雄大さを伝えたい
・重大な事件や事故をはじめ歴史的瞬間を押さえたい
・成人式や結婚式など、お客さまの人生の大切な日の思い出を残したい

など、どのような写真を撮るカメラマンになりたいのかを、よく考えておきましょう。

それによって、就職すべき場所や目指すキャリアパスも変わってくるからです。

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カメラマンの雇用形態・働き方

雇用形態も働き方もさまざまな選択肢がある

カメラマンの働き方は、企業に所属して従業員として働く人と、フリーランスで働く人の2種類に分けられます。

企業に所属する場合の勤務先は、新聞社や出版社、デザイン事務所、広告代理店、写真スタジオなどがあります。

正社員として雇用される人もいますし、契約社員やアルバイトとして働く人もそれなりに多いです。

一方、フリーランスの場合は、完全に個人で仕事を請け負って活動していく場合もあれば、複数のフリーランスカメラマンが集って事務所やスタジオを構えることもあります。

企業勤務の場合、所属先の企業が手掛ける事業内容に沿った撮影が中心になりますが、フリーランスのカメラマンは、報道カメラマン、動物カメラマン、スポーツカメラマンなど、自分の得意とするジャンルに特化して働く人が多いです。

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カメラマンの勤務時間・休日・生活

雇用形態や被写体によって勤務体系が異なる

カメラマンの勤務時間は、企業に所属するかフリーランスで働くかの雇用形態で異なり、また、どのような写真を撮るかによっても大きく異なります。

新聞社や出版社勤務の場合は、その企業の就業規則に沿って働くことが一般的です。

日勤中心の職場もあれば、他のカメラマンとシフトを組んで夜勤が入ることもあります。

一方、フリーランスの場合は、請け負った仕事の内容や撮影したい写真によって、働く時間はまちまちです。

たとえば自然や動物を相手にする場合、撮りたい瞬間を押さえるまで仕事を続けることがあります。

スタジオ撮影をする場合は、事前に予約時間が決まっていることが多いですが、状況によっては納得のいくまで撮影します。

明確に勤務時間が定まっていない場合もあり、勤務先や担当業務によっては不規則な生活になります。

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カメラマンの求人・就職状況・需要

人手不足の写真スタジオ等も増えている

カメラマンの求人は常に一定量あり、とくに広告や雑誌等の「商業写真」分野の需要は大きくなっています。

新聞社や大手出版社は、年1回の新卒採用のほか、人員が不足すれば中途採用も随時実施しています。

中小規模のスタジオや個人事務所などでは人手不足のところも多く、即戦力になれる人が歓迎される一方、未経験者でもアルバイトやアシスタントであれば採用されるチャンスが増えています。

フリーランスのカメラマンに弟子入りしたい場合は、一般的な求人は出されないことがほとんどのため、直接連絡をして熱意を伝えるなどの努力が必要です。

なお、最近では女性のカメラマンも増えており、美容分野などの撮影や、女性を対象としたイベントや講演会など、女性ならではの感性・感覚が必要とされる現場で重宝されています。

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カメラマンの転職状況・未経験採用

未経験者の転職はアシスタントから経験を積む覚悟が必要

カメラマンは、カメラや撮影機材に関する知識や、撮影技術、ノウハウなどが重視される仕事のため、カメラマンとしての実務未経験者がいきなりプロとして働くことはできません。

まずはアルバイトやアシスタントして現場で経験を積みながら、一人前を目指す必要があります。

時間的に余裕があれば、カメラの専門学校やスクールで基本を学んでから転職を目指すのもよいでしょう。

中途採用ではとくに即戦力を求められるため、未経験からカメラマンになりたい場合は、学校やスクールに通うにしろ、通わないにしろ、アシスタントから下積みをする覚悟が必要となります。

職業としての年齢制限はありませんが、アシスタント時代は給料も低めで、余裕のない生活を送る可能性があるため、できる限り若いうちにチャレンジすることをおすすめします。

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カメラマンとフォトグラファーの違い

基本的には同じものだが、カメラマンは動画の撮影者を対象とすることも

日本では、厳密に「カメラマン」と「フォトグラファー」の使い分けがされておらず、どちらも「写真撮影をする人」を指すケースが多いです。

個人の好みや考え方で、自由に肩書きを設定しているケースが目立ちます。

ただし、英語で「cameraman」と言った場合には、「(映画・テレビの)撮影技師」つまり「動画の撮影をする人」というニュアンスが強いため、海外での使い方には気をつけたほうがよいでしょう。

このようなこともあって、日本でも「カメラマン」は動画も含めたカメラ全般を扱って撮影をする人、一方の「フォトグラファー」は写真のみの撮影を行う人、という意味で使われている場合があります。

また、商業写真を撮る人をカメラマン、芸術写真を撮る人をフォトグラファーと呼ぶこともありますが、このあたりは現場や人によってもさまざまです。

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独学でカメラマンになれる?

自分の作品を評価してもらう機会をつくることが大切

カメラマンになるために決まった道筋はありません。

専門学校や大学で写真について学んでからスタジオなどに就職する人もいれば、完全に独学で、趣味として写真撮影をしているうちに写真が評価されてカメラマンとして仕事を始めた人など、さまざまです。

カメラマンは、基本的な撮影知識・技術を身につければ、あとはセンスや感性、経験などで勝負できる仕事です。

いくら学校で専門的な勉強をしたからといって、一流カメラマンになれるとは限りません。

そういった意味では、広く門が開かれている世界といえますが、独学で上を目指していくには相当な行動力が不可欠です。

たとえば、自分で撮影した写真をまとめた作品集を作って営業活動をしたり、ポストカードにしていろいろなお店に置いてもらったりなど、さまざまな努力をしていく必要があります。

また、素晴らしい写真やアート作品をたくさん見て、表現力を養っていくことも大切です。

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