「海運会社社員」の仕事とは

海運会社社員の仕事内容

海運会社とは、「海」を利用して、石油や石炭、金属、セメント、化学薬品、自動車などの機械、さらには生鮮食料品や日用品といったありとあらゆるものを、必要な場所へと運ぶ会社です。

日本国内の港と港を結んで行う国内貨物の海上運送を「内航海運」というのに対し、世界各国の港と港を結ぶ海上輸送は「外交海運」といいます。

365日24時間、貨物の品質を保ちながら、貨物を必要な場所へ安全かつ効率的に運ぶことが海運会社の使命です。

海運会社社員になるには

海運会社社員として働くには、各社が実施する採用試験を受ける必要がありますが、そこでの仕事は、大きく「陸上総合職」と「海上職」の2つの職種に分けられます。

陸上総合職の場合、ほとんどの企業で4年制大学もしくは大学院卒業(見込み)の人を対象者としていますが、文系・理系や学部・学科は基本的に問われません。

航海士や機関士となる海上職は、船員教育機関で学んでいる人を対象とする試験と、船舶職員候補生として自社で養成する試験の2通りを実施する企業が多いです。

海運会社社員の給料・年収

海運会社の平均年収は、700万円~800万円前後がボリュームゾーンとなっています。

企業によって差はありますが、海運業界は全体として給与水準が高めといわれており、大手になると年収1,000万円程度にまで届くところもあります。

ただし、業界としては世界経済の動きに左右されやすいため、世界動向によっては待遇に影響が出る可能性もあります。

また、大手3社といわれる会社に対し、それ以外の会社では平均年収に数百万円程度の差も出ているところもあります。

海運会社社員の現状と将来性・今後の見通し

経済の急速な発展による海運業の成長スピードは目覚ましいものがあり、現在、世界中で運ばれる貨物の約97%を海運が担っているといわれます。

最近では新たな資源の開発によって、大きな海上輸送需要が生み出されていること、また海外に向けて輸出する国内企業も増加傾向にあり、しばらく海運業の未来は明るいものと考えられます。

しかし、世界動向の影響を受けやすいだけに、ひとたび不況ムードが世界を包めば、業界全体が一気に落ち込む可能性も念頭に置いておく必要があります。