「生命保険会社社員」の仕事とは

生命保険会社社員の仕事内容

生命保険の販売からアフターフォロー

生命保険会社は、死亡や病気、ケガ、介護など、人間のさまざまな予期せぬ出来事に備えるための「生命保険」という商品を作り、個人や法人のお客さまに対して販売する会社です。

生命保険は大勢の人が少しずつお金を出し合い、お互いが助け合っていく「相互扶助の精神」が元になります。

そのため、生命保険に加入すれば万が一のことが起きれば自分が支払った掛け金以上の保証を受けることができるのです。

生命保険会社では、こうした生命保険制度を健全に長期間にわたって運営していくこと、保険金や給付金などが受取人に対して支払われる体制を整える役目を担っています。

具体的な業務内容としては、契約者を増やすための個人・法人への営業活動、保険への加入可否などの判断、保険料収納、保険金支払、資産運用などがあります。

生命保険会社社員の就職先・活躍の場

日系・外資系の生命保険会社

日本にはたくさんの日系生命保険会社が存在しますが、外資系の生命保険会社も多いです。

そのため、生命保険業界で働こうと思ったらどこかの生命保険会社に入社すれば良いので、比較的入りやすいといえるでしょう。

国内大手に入社するためにはそれなりの学歴が必要になりますが、それ以外や外資系はやる気や実績を出す自信があればその限りではありません。

しかし、昨今ではネットの生命保険の人気が高く、対面型の生命保険会社の将来性に不安があるといわれています。

就職活動の際には企業の信用力が分かる格付けをチェックすると良いでしょう。

生命保険会社社員1日

営業はとにかく外出が多い

生命保険会社では、個人への営業を担う人材が多いですがとにかく外出が多いのが特徴になります。

8:30 出社
メールチェックなど行います。

9:00 朝礼
昨日の売上進捗と本日の目標を部内で確認します。

10:00 外出
お客さまに保険の勧誘をします。午前中だけで2.3件回ることも。

12:00 休憩
外出の合間に休憩することもあります。

13:30 外出
午後も引き続き保険の勧誘をします。

16:00 書類整理
会社へ帰るとお客さまから受け取った書類をせいりします。

17:00 電話フォロー
保険の加入を検討中のお客さまにフォローの電話も欠かせません。

18:00 上司と作戦会議
成績が伸び悩む場合はどうお客さまへアプローチするか相談します。

19:00 帰社
夜のアポイントがなければ仕事が終わったら帰ります。

生命保険会社社員になるには

新卒で生命保険会社に入社

大手生命保険会社では毎年ほぼ確実に新卒採用を行っています。

そ募集職種は、大きく分けて会社の中核を担う人物としての成長を目指す「基幹職(総合職)」と、お客さまのライフプランに応じた生涯設計の提案などを担当する「営業職」があります。

保険業界は「金融系」に属し、経済学部などを中心とする文系の人が多いといわれていますが、どの学部・学科からでも目指すことは可能です。

ただし、一部の生命保険会社では理数系の人を対象に、アクチュアリーなどの業務を担う数理部門での採用を行っています。

生命保険会社社員の学校・学費

国内大手は4年生大学卒業が必須

国内大手の生命保険会社に入社したい場合は、基幹職・営業職関わらず4年生大学卒業が必須になることが多いようです。

基幹職の場合は、自らが営業することはまれで入社時から現場をまとめる役割になるため、高学歴出身が有利になります。

営業職の場合、学歴はそれほど関係なく、本人のやる気や実績が出せるかということが大切になります。

実際に生保レディと呼ばれる女性営業職の場合、実績を出せる人は基幹職より給料が高くなるということもあるそうです。

生命保険会社社員の資格・試験の難易度

入社してから取得する資格が多い

生命保険を販売するにあたり、生命保険募集人資格の取得が必須になるため、入社後すぐに取得のための勉強を始めることが多いです。

最初に受ける一般課程が合格してからも、専門課程、応用課程、生命保険大学と段階的に資格を受けることになります。

また、生命保険勤務であっても損害保険会社の代理店となっている場合は損害保険募集人資格も取得することになります。

こちらは、基礎単位、自動車保険単位、火災保険単位、傷害疾病保険単位の4単位から構成されており、基礎単位に合格しなければ損害保険募集人の資格を付与されません。

生命保険会社社員の給料・年収

給与水準は高い

生命保険会社の年収は、金融業界のなかでも高水準にあるといわれています。

ある調べでは大卒初年度の年収が439万円、30歳時の推計年収が658万円、そして40歳時の推計年収は826万円と発表されています。

とくに大手の生命保険会社は給与水準が高いことで知られており、30代で1000万円に達する人も多いようです。

また営業職は成果による歩合制が取り入れられており、実績によっては同年代の社員より多く稼ぐこともでき、実力主義の人にはやりがいを感じられるでしょう。

生命保険会社社員のやりがい、楽しさ

お客さまのニーズに合わせた提案

生命保険会社の営業は、お客さまからどんな悩みがあるか、家族構成やライフステージに合わせてより良い商品を提案することが仕事になります。

特に新婚や子供が生まれたばかりなど、不安も大きい時期なのでお客さまに寄り添い、ニーズに合わせた商品を提案することで成約率も高くなりますし、お客さまとの信頼関係ができます。

歩合制の営業の場合は、丁寧な仕事をしてお客さまに喜んでもらい、お客さまからの紹介で新規開拓ができたらやりがいになるでしょう。

生命保険会社社員のつらいこと、大変なこと

新規で保険を契約しなければいけない

保険で個人に対する営業をする場合、新規で契約をし続けなければならず、歩合制の場合成績が悪ければ収入も安定しません。

特に家族を養っている人にとっては、収入が安定しないと将来が不安になりますし、できないことはプライベートも削って仕事をしなければいけないこともあり、その点はつらい仕事といえます。

また、代理店営業の場合も代理店の成績が悪ければ自分の評価も悪くなってしまうので、上手くセールスしてもらうためにはどうすれば良いかを考え、代理店に伝えることも大変です。

生命保険会社社員に向いている人・適性

バイタリティがある人

生命保険会社は給与水準も高い分、競争も激しく、常に同僚と成績を競わなければいけない環境にあります。

そのため、バイタリティがあり、昇進したいという気持ちや、もっと稼ぎたいという気持ちが強い人に向いているといえるでしょう。

また、お客さまに寄り添った営業をする必要があるので、お客さまがどんなことを考えているのか、どんなニーズがあるのかということを敏感に読み取れるコミュニケーション能力が求められます。

生命保険会社社員志望動機・目指すきっかけ

安心した生活ができるサポートをしたい

お客さまが将来に不安ばかり抱えずに、安心した生活ができるようにサポートしたい気持ちが生命保険会社社員を目指す動機になるのではないでしょうか。

生命保険は入院や死亡に備えて、安心して治療を受けたり、遺族が生活できるようにしたりする仕組みを作っています。

多額の費用が必要になる高額医療などにも対応しており、万が一の時にお金の心配をせずに治療に専念できるのが魅力なので、保険の魅力を知ってもらおうと思う気持ちが大切です。

生命保険会社社員の雇用形態・働き方

正社員として入社

生命保険社員は新卒・転職共に正社員として入社することが多いようです。

生保レディと呼ばれる個人営業を任される女性は、子育て中などで一旦キャリアが途絶えていたとしてもやる気さえあれば正社員として雇ってもらえるのは特徴といえます。

また、歩合制の強い生命保険会社の場合、正社員でありながら年収が高くなれば個人事業主扱いとなり、確定申告など自分で行う必要が出てきます。

実力主義で厳しい世界なので、実力が伴わなければ例え正社員だとしても続けるのは難しいようです。

生命保険会社社員の勤務時間・休日・生活

基本的には土日祝休み

生命保険会社は基本的には暦通りの勤務になり、大体9::00~17:00までが勤務時間で、土日祝は休みになります。

また、お盆休みはありませんが、年に5日ほど有給が付与されて好きな時に長期連休を取ることができるなど、有給も比較的取りやすい環境にあるようです。

しかしながら、歩合が強い個人営業の場合はお客さまの都合に合わせて仕事をする必要があるので、夜や土日に面談をしなくてはいけない場合もあるので、プライベートも削られる覚悟が必要です。

生命保険会社社員の求人・就職状況・需要

個人営業の需要は高い

生命保険会社は基幹職、営業職共に毎年新卒採用があり、求人も比較的多い業界といえます。

法人営業や代理店営業を行う基幹職は待遇も良く辞める人も少ないようですが、女性社員が多い個人営業は結婚などをきっかけに辞める人も多いため、それを見越して採用する傾向にあるようです。

また、日系だけではなく、外資系も多いので、生命保険会社に入りたい場合はさまざまな生命保険会社にエントリーしてみると良いのではないでしょうか。

生命保険会社社員の転職状況・未経験採用

未経験にもチャレンジしやすい

生命保険会社の歩合制個人営業は、やる気とバイタリティがあれば金融未経験者でもチャレンジしやすく、高収入も狙えるので人気です。

日系、外資系共に歩合制の会社はありますが、最初2年ほどは年俸制で徐々に歩合率が高くなるため、それまでに生命保険営業のノウハウを身につけて活躍できるようになる必要があります。

自分の頑張りが給与として還元されるので、とにかく稼ぎたくて営業力に自信がある人にとっては向いている転職先といえるでしょう。

生命保険会社社員の現状と将来性・今後の見通し

付加価値のある営業が必要

共働き世帯の増加や少子高齢化などのさまざまな理由によって、日本の生命保険市場は縮小傾向が続いています。

各社とも人々の保険に対するニーズの多様化に応じるため、本来の「生命保険」の意味合いであった死亡保障のみならず、医療保障や老後保障などにまで保障領域を広げています。

柔軟な商品開発や顧客に寄り添いニーズに合う提案をすることが生命保険会社の生き残りを左右するともいえるでしょう。

また、国内生命保険市場における将来的な拡大が見込みづらいなか、近年は大手を中心に海外へ活路を見いだす動きも加速しています。