「食品スーパー社員」とは

食品スーパー店員_画像

おもに食料品を取り扱うスーパーに勤務し、レジや接客、発注、清掃などの業務に携わる。

食品スーパー社員の店舗業務はレジ部門、水産・鮮魚部門、精肉部門、青果部門、惣菜部門、グロサリー部門、日配部門、総菜部門などに分かれています。

実績を積むと本社勤務となり、複数店舗を統括、さらには経営戦略を練るなど中核で売り上げを支えます。

学歴不問としているところが多数で、やる気や情熱に重きを置いて採用する会社が多い業界です。

ただし、初任給や出世のスピードを考えると大卒者は有利といえます。

また経験者、有資格者は即戦力として優遇されます。

経営規模によって給与に差はありますが平均年収は450万円前後と平均的です。

ただし激務であるため、現場の満足度は低いのが正直なところです。

役職手当が充実しているので長く勤めることによるメリットは大きいといえます。

人々の生活に密着している業界であるため、倒産の可能性が低い傾向にあります。

プライベートブランド商品の開発やネットスーパーの発展など成長要素が多いのも特徴です。

「食品スーパー社員」の仕事紹介

食品スーパー社員の仕事内容

食品スーパーの店舗や本社で働く

食品スーパー社員は、食品スーパーに正社員やパート・アルバイトなどの形で働く人のことをいいますが、その仕事内容としてはさまざまなものがあります。

店舗の仕事としては、鮮魚部門、精肉部門、青果部門、レジ部門などの各部門に配置され、販売場のレイアウト決めや商品陳列、発注などを行います。

一方、本社に勤務する場合、複数店舗を管理・指導するスーパーバイザー、市場調査を行う経営企画、販売計画を練るバイヤー、チラシ店内装飾の作成を行う販売促進、それ以外にも人事、総務、経理といったさまざまな職種があり、会社の中枢として経営を支えます。

食品スーパー社員の就職先・活躍の場

店舗で接客を担当する人と、本社で経営に携わる人がいる

食品スーパー社員の活躍の場は、食品スーパーの店舗もしくは本社となります。

店舗ではおもに接客やレジ、各部門の管理を担当し、消費者(スーパーを利用するお客さま)と接する時間が多いことが特徴です。

一方、本社に勤務する人は、消費者と接することはあまり多くありませんが、バイヤーやエリアマネージャーなどになると店舗巡回をする機会も増えます。

企業によっては、本社勤務ができるのは大卒の学歴を持つ人が中心としていることもあるようです。

食品スーパー社員の1日

店舗ではシフト制勤務が基本

食品スーパー社員の業務は多岐にわたるため、必ずしも毎日決まった時間帯で働けるとは限りません。

場合によっては残業もあり得ます。

ここでは、店舗勤務の食品スーパー社員のある1日を見てみましょう。


07:00 出勤
この日は早番勤務。ユニフォームに着替え、新製品のチェックや開店準備を行います。

07:30 アルバイトのシフト確認
アルバイトの管理も重要な仕事の一部です。当日の出勤予定メンバーを確認します。

08:00 業務開始
スーパーを開店させて、接客や品出しなどを行います。

12:00 休憩
スタッフが交代で順次休憩をとります。

14:00 発注作業
担当部門の在庫状況を確認し、欠品が出ないように予測して発注を行います。

18:30 シフト交代
遅番スタッフに引継ぎを行って勤務終了です。

もしアルバイトが急に休んだ場合、そのシフトを埋めるために残業になることも。

食品スーパー社員になるには

特別な資格は求められない

食品スーパーの社員になるのに必要な資格はありません。

大卒者の場合は最初から本社勤務になる可能性もありますが、高卒者の多くは店舗に配属され、現場の仕事を覚えるというパターンが多いです。

会社によってはパートやアルバイトからキャリアをスタートさせ、その後、社内の正社員登用試験を経て正社員になるといった制度が設けられている場合があります。

本社勤務を強く希望している人、あるいは幹部として昇進していきたい人は、大卒の学歴を持っておくほうがその後のキャリアの選択肢が広がるでしょう。

食品スーパー社員の学校・学費

出身校や専攻は問われないことがほとんど

食品スーパーの正社員を目指したいのであれば、たいていの場合、高校の学歴があれば就職は可能です。

ただし、本社で経営や管理系の仕事に携わりたい場合には、大学まで出ておくほうが就職には有利になるでしょう。

専攻は問われません。

一方、店舗のスタッフとしてお客さまに近い立ち位置で仕事をしたいのであれば、高卒で応募できる求人も多くあります。

大卒のほうが昇進スピードが早かったり、初任給は高い傾向にありますが、店舗でしっかりと実績を残していけば、店長やエリアマネージャー、バイヤーなどの役職・職種に抜擢されることもあるようです。

食品スーパー社員の資格・試験の難易度

普通自動車運転免許があると有利になることも

食品スーパーの社員になるのに、必ずしも資格は必要ありません。

資格というよりも、接客能力や体力、一般教養などが役に立ちます。

ただし、資格としては「普通自動車運転免許」を持っていると、業務で生かせることがあります。

たとえば管理職へ昇進し、さらに複数の店舗の管理監督を行うようになれば車で移動することも出てくる可能性があります。

それ以外に、日本商工会議所が主催する「販売士」の資格を取得すると、販売や店舗管理に関する知識・スキルを証明しやすくなります。

食品スーパー社員の給料・年収

勤務先の規模や地域、役職などによって異なる

食品スーパー社員の平均年収は450万円前後といわれていますが、経営規模による差が大きいため、平均値と実際の就職先の額面が大きく離れることもあります。

食品スーパーと一口にいっても、大手チェーン店から町の小さなスーパーまでさまざまな店舗があり、大手の上場企業の管理職になると年収は800万円を超えてくる人もいます。

一方、地方の小規模なスーパーに勤務すれば、正社員であっても年収300万円台程度にとどまることもあるとされます。

食品スーパー社員の仕事は、所属する企業によって昇給や基本給などが左右されやすいのが特徴といえます。

食品スーパー社員のやりがい、楽しさ

さまざまなお客さまと接し、地域住民の生活を支えられる

食品スーパー社員のやりがいとしては、店舗勤務の場合は、ダイレクトにお客さまから感謝の言葉を受け取ることができることです。

食品スーパーには、日々さまざまなお客さまが訪れます。

日常的に利用される方も多いため、自然と顔や名前を覚えてもらい、お客さまとコミュニケーションをとることが仕事の楽しみになると話す人もいます。

また、自分が手掛けた店舗のレイアウトやアイデアなどによって、売り上げが伸びたときもうれしい瞬間です。

仕事の成果をダイレクトに感じやすく、仕事を通して地域の人々の生活を支えていることを実感できることもやりがいにつながります。

食品スーパー社員のつらいこと、大変なこと

業務範囲が広く、長時間勤務になることも

食品スーパー社員は、正社員になると店舗では店長や店長候補となることも多く、レジのお金の管理からスタッフ教育、お客さまのクレーム対応など、幅広い業務を担わなくてはならないことが多いです。

また、基本的に立ちっぱなしの仕事のため、体力的にもつらいことが多く、それを理由に離職する人もいるようです。

所属する会社によってある程度の給与相場が決まっているため、給料だけをモチベーションにすると続かない可能性も出てくるでしょう。

長時間残業になる職場も多く、自分でうまくオンオフのメリハリをつけ、ストレス解消をしていくことが大事になってくるでしょう。

食品スーパー社員に向いている人・適性

人と接することが好きで、生活に密着した仕事がしたい人

食品スーパー社員は、とくに店舗で勤務する場合には、毎日たくさんのお客さまと接します。

子どもからお年寄りまで対応する世代も広いため、どのような人にも笑顔で、円滑なコミュニケーションがとれるタイプの人はこの仕事の適性があるといえるでしょう。

また、食品スーパーは人々の生活に密着した商品を扱うため、世の中のトレンドやニーズにも興味を持ち、ライフスタイルを豊かにするための仕事がしたいと考えられるような人にも向いています。

食品スーパー社員志望動機・目指すきっかけ

たくさんの人と接する仕事がしたい

食品スーパー社員を志望する人は、接客・サービス業に就きたいと考えるなかで、この仕事を目指していくことが多いようです。

また、人々の生活に密着した仕事がしたい、さまざまお客さまとの出会いを楽しみたいという思いが、目指すきっかけになることもあります。

この仕事では特別なスキルや経験、学歴などはほとんど問われませんが、長時間勤務やクレーム対応など大変な面もあるため、「このように働きたい」という目標や、熱意、意欲をしっかりと伝えていくことが大事になります。

食品スーパー社員の雇用形態・働き方

正社員で働く人は多いが、店舗ではパート・アルバイトも多い

食品スーパー社員は正社員として働いている人が多くいますが、とくに店舗勤務の場合、最初は契約社員、またはパートやアルバイトからキャリアがスタートすることもあります。

まずは現場の仕事を覚え、正社員となり、役職が上がるとスタッフ教育やシフト管理、売上管理などのマネジメント業務を任されるようになっていきます。

その後、本人の希望や適性などによっては、本社で経営に携わっていくチャンスを得られる企業もあります。

食品スーパー社員の勤務時間・休日・生活

職場によっては長時間勤務になる場合も

食品スーパー社員の勤務時間や休日は所属する会社によって変動します。

店舗勤務の場合は店舗の営業時間や休業日に合わせて働きますが、都市部では長時間営業や24時間営業の店舗もあり、スタッフが早番・遅番などの交代で働くシフト制勤務となることが多いです。

基本的に年中無休に近い店が多く、休みは決まった曜日にとれるとは限りません。

また、アルバイト・パートの出勤状況によっては、残業や休日出勤を余儀なくされることがあります。

本社勤務の場合は一般的なオフィスワークの仕事と同様、日勤が中心で、土日など決まった曜日を休みとしている企業が多いようです。

食品スーパー社員の求人・就職状況・需要

全国各地で求人は多い

食品は私たちが生きていくうえで不可欠であるからこそ、食品スーパー社員は、日本全国どこででも需要のある仕事です。

多くの新たな人材が求められており、求人もたくさん出ているため、就職活動は比較的進めやすいといえるでしょう。

中途採用も多いですが、若く、活気ある新卒も歓迎されやすいです。

また学歴や専攻を問われることもほとんどなく、どのような人にもチャンスがある仕事です。

ただし、大手スーパーの幹部を目指していく場合には大卒であることが条件になる場合があります。

食品スーパー社員の転職状況・未経験採用

転職希望者の需要は大きく、未経験からの転職もしやすい

食品スーパー社員の需要は大きいため、転職状況は良好だといえるでしょう。

未経験であっても、正社員で雇用される可能性は十分にあります。

とくに店舗で働く社員の採用基準は大卒の本社採用よりも甘いことも多いため、採用されやすいでしょう。

一方、本部で働きたい場合には、前職での経験やスキルが問われることがあります。

パート・アルバイトや契約社員からスタートし、一定期間働き続けることで正社員にステップアップできるような制度を設けている会社もあるようです。

食品スーパー社員の現状と将来性・今後の見通し

市場規模は大きいが、各社間の競争は厳しくなっている

食品スーパーの市場規模はとても大きく、また人々の生活に不可欠な食品を扱うという特徴もあり、時代を問わず多くの人材が求められています。

安定した業界といえますが、最近では各社の競争が厳しくなっており、安価で販売できるプライベートブランド商品の企画・開発、多様化するライフスタイルに応じられるネットスーパーサービスなど、新しい取り組みに挑戦する企業が増えています。

Amazonや楽天といった実店舗を持たない販売店とも競合していくことになるため、利便性を追求した新たなサービスを模索していくことが急務といえます。

採用時のハードルは低めですが、主体的に職場を支え、企業の戦力となれる人材の活躍に期待が高まります。