「クレジットカード会社社員」とは

クレジットカード会社社員_画像

カード利用者と加盟店をつなげ、クレジットカードの仕組みを構築し、運営する。

クレジットカード会社は、ショッピングやキャッシング機能のあるクレジットカードを顧客に利用してもらうことで、年会費や加盟店が支払う手数料などを得ています。

顧客の勧誘や加盟店の開拓、入会キャンペーンの企画、情報の管理や信用調査などが業務の柱です。

返済滞納者に督促を行うこともありますし、不正利用や盗難などのトラブル発生時には的確に対応します。

採用試験では新卒採用と中途採用が行われており、金融や経済、法律、語学、ITなどの知識やスキルがある人が重宝される傾向があります。

給料は高く、大手の場合は初任給の時点で20万円を超えることは珍しくありません。

昔は銀行のキャッシュカードと一体化したクレジットカードの所有者が多かったのですが、近年は百貨店や交通機関のカードも人気で、顧客の争奪戦が激化しています。

「クレジットカード会社社員」の仕事紹介

クレジットカード会社社員の仕事内容

勧誘からアフターフォローまで幅広い業務

クレジットカード会社は、ショッピングやキャッシング機能のあるクレジットカードを顧客に利用してもらうことで、利用客の年会費および加盟店が支払う手数料などから利益を得ています。

顧客の勧誘や加盟店の開拓は営業部門が行い、入会キャンペーンやグレードの高いカードへの切り替え促進は企画部門が行います。

また、信用調査をきちんと行うことで、返済の延納や債務不履行を防ぐことになるので、加入者の信用調査も重要な仕事となります。

返済滞納者に督促を行うこともありますし、不正利用や盗難などのトラブル発生時には的確に対応をすることも求められます。

さらに、クレジットカードのセキュリティーを守るために、迅速かつ安全な決済システムを構築することも重要な業務といえるでしょう。

クレジットカード会社社員の就職先・活躍の場

国内・外資系の会社に入社

クレジットカード会社で働くためには、新卒で国内か外資系のクレジットカード会社の入社試験を受けて、内定を得ることになります。

他の金融機関に比べて採用人数が多いわけではないので、激戦になりますし、大手のクレジットカード会社の入社を目指す場合は狭き門です。

営業や企画、信用調査は総合職が担い、事務処理やアフターフォロー、盗難や詐欺対応などは一般職が行います。

国内大手や外資系の場合は海外拠点で働く可能性もあるようです。

クレジットカード会社社員の1日

残業は少なくなった傾向にある

法人営業を行う人の一日を紹介します。

8:30 出社
出社後はメールチェックや書類整理を行う。

9:00 朝礼
部内で営業成績の進捗状況を共有する。

10:00 データ集計
昨日の加入者数をデータ化し、動向について分析する。

12:00 昼休憩
余裕がある場合は同僚とランチに出かけることも。

14:00 顧客訪問
担当する法人への訪問を行い、最近の加入者動向についてヒアリング。

16:00 ミーティング
上司と翌日の訪問する新規顧客へのアプローチ方法について相談。

17:00 資料作成
翌日の訪問に合わせたプレゼン資料を作成。

18:00 帰社
特に急ぎの仕事がない場合は帰社。

クレジットカード会社社員になるには

担当したい職種にエントリー

クレジットカード会社は就職活動生に人気のある企業のひとつで、新卒で入社を目指す場合は職種に合わせて採用試験を受ける必要があります。

業務の性質上、大学時代に金融や経済について学んだ人や法律に精通している人、語学やIT技術など専門性の高いスキルを身につけている人が、能力を発揮させやすい職場ではあるでしょう。

また、採用の枠を営業や企画、調査を担当する総合職と、事務処理やアフターフォロー対応をする一般職に分けている企業が多いようです。

クレジットカード会社社員の学校・学費

基本的には大卒だが高卒も可能性あり

クレジットカード会社は国内大手や外資系の場合は採用人数も少ないため競争率も高く、高学歴が有利になります。

しかし、クレジットカード会社は国内に数多く存在し、四年大学卒業を条件にしているところが多いですが、会社によっては高卒でも採用があり、その他の金融機関に比べるとゆるい傾向です。

高卒の場合は、最初から正社員として入社できることもありますが、契約社員として入社して、実力を認められたら正社員になるような採用もあります。

クレジットカード会社社員の資格・試験の難易度

クレジット債権管理士を取得

クレジットカード会社社員は、債権回収方法の基礎や関連法令、関連知識を学ぶために、クレジット債権管理士の資格を取得することが多いです。

平成29年度の合格率は46.4%で、しっかりと勉強して資格試験に臨むことが必要です。

基本的には、通信教育の問題と資格ホームページに掲載されている過去問を解く勉強方法で資格を取得できます。

その他にも個人情報取扱主任者、クレディッター、貸金業取扱主任者など取得することになる場合もあります。

クレジットカード会社社員の給料・年収

高水準の年収に期待できる

クレジットカード会社は、一般的には給料が高い傾向にあることで知られています。

大手企業の場合、初任給が20万円を超えていることは珍しくありませんし、年に二回の賞与もあります。

年収は公開されていませんが、30代でも年収500万円以上を目指すことができます。

さらに、営業を担当している社員の場合は、新規の顧客を増やしたり、加盟店を数多く開拓したりすることで、毎月の給料にプラスしてインセンティブ(報奨)がつくことがあります。

クレジットカード会社社員のやりがい、楽しさ

目標を達成する楽しさ

クレジットカード会社の営業は加入者や加盟店を増やす仕事をするため、明確に目標が課されることになり、ノルマは比較的厳しい業界といえます。

そのため、ノルマが達成できないといけないプレッシャーもありますが、達成すれば昇給や昇格に繋がりますし、大きく目標達成できればインセンティブが支給されることもあります。

目標を達成するためにどのような営業活動をすべきか考えて行動し、実際に達成したら稼ぐことにも繋がるので、向上心の強い人にとってはやりがいがある仕事だと思います。

クレジットカード会社社員のつらいこと、大変なこと

督促や債権回収などの仕事もする

クレジットカードは短い期間ですが顧客が現金を支払うまで借金をすることになり、支払ができない場合は督促や債権回収などの仕事も行うことになります。

現金の回収ができなければ、会社にとって損害をもたらすことになるので、一生懸命回収できるように取り組むことになりますが、なかなか解決しない案件が多いと気が滅入ってしまうこともあるでしょう。

配属される部署にもよるので、前向きな営業もあれば、守りの債権回収の仕事もあるということはあらかじめ理解しておく必要があります。

クレジットカード会社社員に向いている人・適性

便利になる未来を想像するのが楽しい

クレジットカードの利用により、現金を持ち歩く必要がなくなり便利になりますし、現金よりも手軽に使えることで購買意欲が上がり、結果的に経済が活性化します。

クレジットカード会社では、シェア拡大のためにどのような付加価値をつければその会社のクレジットカードがより使われるかと、商品の開発やキャンペーン内容を考えることが仕事になります。

諸外国に比べてキャッシュレス化が遅れている日本で、どうやったらクレジットカードの利用率が上がるかを考えるのが楽しいと思える人に向いているでしょう。

クレジットカード会社社員志望動機・目指すきっかけ

キャッシュレス社会を目指す

日本は諸外国に比べるとキャッシュレスが浸透していませんが、クレジットカードを利用することは、現金を持ち歩かないで済んだり、盗難にあっても保証されたりというメリットがあります。

そのため、日本のクレジットカード市場は更に拡大する余地があり、金融機関の中でも伸びしろのある業界なので、キャッシュレスを推進したい、新しいマーケットを獲得したいという人に人気です。

また、企画の部門ではポイント還元や加入することで受けられるサービスなど、クレジットカードに付加価値を付けることで他社との差異化を考えることもやりがいになります。

クレジットカード会社社員の雇用形態・働き方

正社員がほとんどだが、契約社員も

クレジットカード会社社員は、総合職で新卒の場合ほとんどが正社員として採用されます。

クレジットカードは買い物に使うということもあり、買い物好きな女性の心を掴むキャンペーンなどを考えることも大切なので、女性であっても総合職として採用されやすい業界です。

そのため、幹部候補としてバリバリ働きたい女性にも向いています。

また、一般職や転職者の場合は、最初は契約社員として採用されて、実力を認められることで正社員化するような仕組の会社も存在するようです。

クレジットカード会社社員の勤務時間・休日・生活

勤務は平日が中心

クレジットカード会社での勤務は平日がいい中心となり、基本的には土日祝は休みになることが多いです。

かつては残業が多い業界として有名でしたが、最近では各社残業削減に取り組んでおり、時間的には9:00~17:00がコアタイムとなります。

ただし、顧客がトラブルに合った時に対応のコールセンター勤務の場合、シフトを組んで働くことになるので、深夜や土日に出勤しなければいけない時もあります。

IT部門で働く人は、システムの欠陥やトラブルがあれば残業が増えることもあるでしょう。

クレジットカード会社社員の求人・就職状況・需要

毎年一定数の採用はある

クレジットカード会社の採用は、銀行や証券会社などの金融機関に比べると多いわけではありませんが、毎年一定数の採用があります。

一般的にこの業界は給与水準も高いため、特に国内大手や外資系のクレジットカード会社は人気があるので、採用試験は激戦になるでしょう。

新卒では大きく分けると総合職と一般職に分かれており、業務内容や転勤の有無など希望の職種に合わせてエントリーすることになります。

SE職の採用もあるので、理系の方の活躍の場もあります。

クレジットカード会社社員の転職状況・未経験採用

未経験でも入りやすい業界

クレジットカード業界への転職は、金融系企業からの転職が多いですが、営業の場合は金融業界未経験でも転職で入りやすく、積極的に未経験者の採用を行なっています。

特に外資系は実力があれば未経験者でも昇給・昇格できるチャンスがあり、頑張れば頑張るだけ評価されるのでバリバリ働きたい人は積極的に挑戦すべきといえるでしょう。

また、最近では決済システムの構築のために力を入れている企業も多く、IT業界からの転職も歓迎されています。

クレジットカード会社社員の現状と将来性・今後の見通し

独自のサービス展開が必要

日本クレジット協会によると、国内のクレジットカードの発行枚数は2億5,890万枚で、成人国民一人あたり2.5枚所有している計算になります。

「これ以上新しいカードを作るつもりはない」と考える人もいるなか、百貨店から飲食店、交通機関までさまざまな企業がぞくぞくとカードを発行しており、顧客の奪い合いが激化している現状があります。

SUICAなどのICカードやスマホのチャージでの支払いも増えているため、今後この業界で生き残るためには、付加価値をつけた機能が必要になります。

各社新しいサービスへの柔軟な発想力や企画力、実行力が欠かせないでしょう。