【2021年版】旅行代理店社員の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「旅行代理店社員」とは

交通・宿泊などの旅行商品を企画・実施、あるいは仲介して販売する。

旅行代理店とは、旅行業者が企画した旅行商品(パッケージツアーなど)を仲介して販売したり、自社で企画・手配をしたりする会社です。

旅行代理店が扱う旅行商品にはさまざまなものがあるため、社員の業務内容も多岐にわたります。

具体的には、宿泊や交通が一体化したツアープランや、交通機関の予約、手配、販売、旅行傷害保険加入の手続き、旅行情報の提供など、楽しい旅を提案するために社員同士が連携、協力しながら働きます。

旅行代理店では、おもに「カウンターセールス」として来店されたお客さまへの商品の販売をするほか、「営業」「企画・マーケティング」「添乗」などの職種で働く人もいます。

学歴はさほど問われないものの、大手企業では「大卒以上」の学歴が求められるケースが多くなっています。

平均年収は400万円前後とされていますが、旅行業界は景気や国際情勢の影響を受けやすいため、その状態が収入や待遇にも反映される場合があります。

近年では代理店を通さない旅行者が増えてきており、従来の方法だけでは生き残りが難しくなっているのが現状です。

「旅行代理店社員」の仕事紹介

旅行代理店社員の仕事内容

観光からビジネスまでさまざまな旅に関わる業務を行う

お客さまに快適な旅を提供する

旅行代理店とは、パッケージツアーや団体旅行などの旅行商品を企画・手配したり、旅行業者が企画したツアーを仲介して販売したりする会社のことです。

旅行代理店が扱う旅行商品にはさまざまなものがあるため、社員の業務内容も多岐に渡ります。

具体的な仕事内容としては、以下のようなものがあり、観光かビジネスかにかかわらず、お客さまに快適な旅を提供します。

宿泊と交通がセットになったパッケージツアーの企画・手配
・新幹線などの交通機関の予約
・宿泊施設の手配
・他社が企画した旅行商品の代理販売
・旅行保険への加入手続き
・現地情報の提供

旅行代理店の職種

営業・販売業務は、乗車券や航空券などの切符類や、ホテル・旅館などの宿泊券などを販売します。

添乗業務は、パッケージツアーまたは団体旅行に同行し、旅行計画に従ってツアーが安全かつ円滑に運行されるように旅程を管理する仕事です。

企画業務は、観光地と交通機関・宿泊施設を組み合わせてツアーを企画します。

仕入れは、各交通機関やホテル・旅館などの宿泊施設と契約をし、座席や客室を確保する仕事です。

手配は、実際に旅程が決まってから、乗車券・航空券・ホテルや旅館・観光バス・レストラン・観光スポットなどの予約連絡を行う仕事です。

そのほか、旅行商品のパンフレットやお客さまへのDMなど販売を支援するための宣伝・販売促進業務や、経理や総務などの事務業務といった仕事があります。

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旅行代理店社員になるには

新卒採用は人気が高く対策が必要

正社員なら新卒採用を目指す

旅行代理店社員になるには、旅行代理店の求人へ応募するとこからスタートします。

旅行代理店には海外旅行を企画する大手の会社から、他社の商品のみを扱う中小企業まで、さまざまな規模の会社が存在します。

会社が扱う商品によって必要なスキルは異なるものの、大手旅行会社の場合は大卒以上の学歴が求められることが多いです。

新卒採用を定期的に行う会社も多く、未経験でも旅行代理店で働くことは可能です。

ただし、旅行業界は人気が高いため、新卒での採用を目指す場合は早いうちから対策が必要となるでしょう。

非正規雇用で働く人も多い

旅行代理店各社の価格競争が厳しくなっている近年では、契約社員や派遣社員、アルバイトなどの採用を積極的におこなう企業も増えています。

こうした非正規雇用としての採用であれば、未経験から転職できる可能性も高いです。

大手旅行代理店のカウンターセールスの仕事は、派遣社員が務めていることもよくありますが、即戦力となれる経験者が求められる傾向が強いため、未経験で採用されることはハードルが高いでしょう。

非正規社員の場合は未経験者でも採用されやすいメリットはありますが、企業によっては正社員に比べて著しく給与が低く、待遇面に不安が感じられるケースも見受けられます。

できるだけ好条件で就職したい場合には、英語力を高めたり、幅広い教養を身につけたり、「総合旅行業務取扱管理者」の資格取得を目指したりといった努力が必要となるといえます。

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旅行代理店社員の学校・学費

大卒が中心で、学部や学科はあまり問われない

旅行代理店の社員になる際に、特定の学部や学科を修了している必要はありません。

ただし、大手の旅行会社は就職先として人気が高く、新卒採用では大卒以上の学歴を求められる場合が多いです。

観光系のカリキュラムがある学校で旅行の知識を得ていたり「外国語学部」などで英語・中国語・韓国語などの語学力を高めておいたりすると、就職の際にアピール材料にできるでしょう。

ただし基本的には学部や学科は不問としている企業が多く、社会人としての総合的な資質を見られるケースがほとんどです。

どのような学部に所属しているかにかかわらず、学生時代には旅行をたくさん経験したり、旅行業界や企業の研究をしたりするなど、採用試験の準備をしっかりおこなうことが大切です。

旅行代理店社員の資格・試験の難易度

旅行業務取扱管理者を取得していると有利になる

必須ではないが有利になる資格はある

旅行代理店で働く際に、必ず必要とされる資格はありません。

ただし、旅行代理店の業務に就くにあたり国家資格である「旅行業務取扱管理者」や添乗に必要な「旅程管理主任者」の資格を取得していると有利になることが多いです。

ツアーの企画や契約をするのに必要な「旅行業務取扱管理者」には受験資格がありませんが、「旅程管理主任者」の取得には実務経験が必要なため、旅行会社への就職後に受験をする人がほとんどです。

そのほか、「インターネット旅行情報士検定」「旅行地理検定」なども旅行代理店への就職・転職に活用できる資格です。

また、英語や中国語などの語学力がある人は旅行代理店で働くうえで大きな強みとなり、観光分野に特化した英語力をはかる「観光英語検定」に合格すれば、キャリアアップに繋がります。

旅行業務取扱管理者とは

「旅行業務取扱管理者」は、旅行代理店において旅行取引に関する責任者となる場合に必要な、旅行業界で唯一の国家資格です。

営業所ごとに資格保有者を必ず1名以上配置することが、旅行業法で義務付けられており、就職や転職をする際に有利になり、就職後も資格手当がつく場合があります。

なお旅行業務取扱管理者は、以下の3種類に分けられます。

・国内の旅行業務のみ取り扱える「国内旅行業務取扱管理者」
・国内と海外両方の旅行業務を取り扱える「総合旅行業務取扱管理者」
・営業所の拠点区域内に限定した旅行業務を取り扱える「地域限定旅行業務取扱管理者」

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旅行代理店社員の給料・年収

会社の規模や学歴によって差がつくことが多い

高給を期待することはできない

旅行代理店の給与は勤務先や職種によって異なるものの、新卒入社の若手社員の場合、20万円前後の手取りになる場合が多いです。

平均年収は350〜450万円程度といわれています。

ただし、会社の規模や経験の有無、学歴などによって給料の差は大きく、正社員であっても17万円程度の手取りで働いている人もいます。

経験に応じて少しずつ給料はアップし、管理職になると、もう少し高い収入が得られることもありますが、飛びぬけて高い収入を得られることはあまり多くありません

ボーナスや残業についても調べる必要がある

旅行業界は景気の影響を受けやすく、ボーナスについては、会社の業績次第で支給有無や支給額が変動することが多いようです。

なお、カウンターセールスは、営業の一種であり個人の実力がある程度出やすいことから、基本給に加え、個人の売上に応じたインセンティブが発生する「成果報酬型」の給与体系を取り入れている企業もあります。

この給与体系の場合、実力を磨いて成果に結びつければ他の人よりもたくさん稼ぐことができます。

一方、残業代が支払われるかどうかもポイントです。

旅行代理店は、全体的に残業が多めといわれているため、残業した分だけきちんと手当が支給されるかどうかについては確認しておいたほうがよいでしょう。

残業代がすべて出る会社に勤める場合には、たとえ基本給が低かったとしても、残業の分の手当でそれなりの収入を保っている人もいるようです。

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旅行代理店社員の現状と将来性・今後の見通し

業界の変化を掴めるかどうかがポイントとなる

近年では代理店を通さない個人旅行やインターネット予約などが増えてきており、旅行代理店各社の競争率は年々厳しくなっています。

旅のニーズが多様化するなか、パック旅行を企画して販売するという従来の方法だけでは生き残りが難しくなっているのが現状です。

代理店ならではの専門性を売りにした商品を企画したり、顧客に寄り添ったサービスを提供したりといったように、対面でなければ実現できないような旅行商品を生み出していく必要があります。

一方で、最近では訪日外国人の数が拡大の一途をたどっており、インバウンドの分野ではますますの発展が期待できるでしょう。

旅行業界を取り巻く時代の変化にうまく乗ることができれば、「旅のプロ」が集まる旅行代理店の需要は今後も衰えることはないといえます。

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旅行代理店社員の就職先・活躍の場

代理店の種類によって活躍の場は異なる

旅行代理店にはいくつかの区分があり、会社の登録の種類に応じて取り扱い可能な業務が分けられています

海外と国内のパッケージツアーを企画・手配できる会社から、国内のみのツアーを扱える会社、他社が企画した商品の受託販売のみをおこなう会社まで、業務形態はさまざまです。

代理店に勤務してツアー商品を販売する人もいれば、大手の旅行会社で団体旅行の営業・企画・添乗すべてをこなす人もいます。

また、日本全国・世界各地を対象に旅行に関する業務のすべてを自社で取り扱う「総合旅行会社」と、特定の国やエリア、アクティビティを専門とする「専門旅行会社」にも分けられます。

旅行代理店社員の活躍の場は多岐に渡るため、どのような職種に就きたいかによって就職する会社を選ぶ人が多いようです。

旅行代理店社員の1日

店舗の営業時間に合わせて働く

旅行代理店社員の一日は、担当する業務によってそれぞれ異なります。

カウンターセールスなどのオフィスワークでは、基本的に営業時間に沿って働き、団体旅行などのセールスを担当する営業職であれば、勤務時間は1日8時間程度とされています。

<旅行商品を提案するカウンター職の1日>

9:00 出社、着替えなど
9:15 掃除やパンフレットの補充など開店準備
9:45 朝礼
10:00 開店・接客
13:00 休憩
14:00 接客
16:00 ポスターや店内装飾の作成
17:00 接客
19:00 閉店
19:30 退社

旅行代理店社員のやりがい、楽しさ

提案した旅行でお客さまを笑顔にできること

旅行代理店社員の役割は、お客さまに楽しく心地よい旅を提供することです。

旅行代理店の業務はカウンターでの接客からツアーの企画、営業や添乗まで多岐に渡りますが、どの職種にも「お客さまに喜んでもらう」という共通の使命があります。

ひと口に旅行といっても目的はさまざまですが、どのお客さまもそれぞれの旅行を素晴らしいものにしたいと考えています。

個人で観光を楽しみたい人から、社員旅行を計画している人、修学旅行を企画する先生、出張先のホテルを探すビジネスマン、新婚旅行まで、多種多様な旅行を扱わなくてはなりません。

自分が提案した旅行がお客さまのニーズや期待とぴったり合ったとき、旅を終えたお客さまから笑顔で感謝の言葉をもらったときは、最もやりがいを感じる瞬間だといえるでしょう。

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旅行代理店社員のつらいこと、大変なこと

給料と仕事量が見合わないことも多い

旅行代理店の仕事に華やかなイメージを持つ人も多いですが、実際の業務はかなり忙しく、店舗や支店によっては夜遅くまで働いて休日も出勤しなければ仕事が回らないといったケースもあります。

とくに中小の旅行代理店では部署が分かれていないために、一人で多くの業務を兼ねることも多く、一人で複数の案件を持つことになり、残業が深夜まで及ぶことも珍しくありません。

またとくに年末年始やゴールデンウイークなどの繁忙期は連日残業となることもあります。

しかし、旅行業界は競争が激しくなっており、忙しく働いても頑張りがすべて給料に反映されない場合も多いです。

大手の旅行代理店でもそこまで高い給料は望めるわけではないため、実際の働きと収入とのギャップに苦しむ人も少なくないようです。

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旅行代理店社員に向いている人・適性

誰かのためにプランを練るのが好きな人

旅行代理店での業務は、お客さまのためにツアーの企画をしたり、交通機関や宿泊施設の手配をしたりと、細かい業務を計画的にこなす必要があります。

カウンターセールスから企画職、添乗業務まで、どの職種に就いたとしても、裏方としての活躍がメインとなります。

相手の要望を聞きながらコツコツと計画を立てることに喜びを感じられる人、イベントの幹事などを務めるのが好きな人には向いているといえるでしょう。

また、お客さまと直接コミュニケーションを取る機会が増えるため、たくさんの人と関わる仕事をしたい人にとってもぴったりの仕事です。

クレームを受けるなど落ち込むようなことがあっても、すぐに気持ちを切り替えられるような、前向きで、自分の心を上手にコントロールできる人に向いている仕事だといえます。

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旅行代理店社員志望動機・目指すきっかけ

旅の感動を多くの人に提供したい

旅行代理店を志望する人の動機として最も多いのが、「自分も旅行が好きで多くの人に旅の感動を与えたい」といった内容です。

お客さまへ旅行を提供する仕事に就きたいと考える人は、ほとんど全員が「旅行好き」だと言ってもいいかもしれません

ただし、旅行代理店での業務は接客やサービス業の側面も大きい仕事です。

採用試験の面接では「旅行が好き」であることだけでなく、「人を喜ばせたい」という気持ちをいかに伝えられるかが鍵となります。

志望動機に正解はありませんが、「人との関わり、つながり」や「旅行の魅力」といったことがポイントとなるでしょう。

なお、旅行業界は景気や国際情勢にも影響を受けやすいため、最新の業界動向についてはよく研究しておくことが必要です。

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旅行代理店社員の雇用形態・働き方

正社員からアルバイト、契約社員までさまざま

旅行代理店の社員には、正社員として働いている人からアルバイトや契約社員、派遣社員まで、さまざまな雇用形態があります。

企画から添乗までをこなす総合職には正社員が多く、カウンターセールスや事務職にはアルバイトや契約社員、派遣社員として働く人が多い傾向にあります。

正社員として就職するには新卒採用を実施している企業へ応募するか、業務経験のある人であれば中途採用で入社をするのが一般的です。

大手の旅行会社では正社員の採用に大卒以上の学歴を求めることが多いですが、グループ会社や中小規模の企業では高卒や専門学校卒などの学歴でも正社員として採用される場合があります。

旅行代理店社員の勤務時間・休日・生活

残業が多く不規則な生活になることも

旅行代理店の勤務時間は会社や担当業務によって異なりますが、スタッフは基本的に店舗の営業時間に沿って働きます。

10:00頃に開店し、19:00あるいは20:00くらいに閉店する店舗が多いようですが、都市部ではさらに遅くまで営業しているところもあります。

団体旅行などのセールスを担当する営業職であれば1日8時間程度の勤務時間が定められています。

しかい実際のところ、旅行代理店社員は残業が多い職種だといわれています。

とくに繁忙期には店舗への来客数や団体旅行の受注数が増え、手配などの業務が閉店後に及んだり、見積もりの作成に追われて深夜まで残業をしたりといったこともあります。

休日出勤をする人も少なくなく、不規則な生活になる可能性もあるでしょう。

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旅行代理店社員の求人・就職状況・需要

大手旅行代理店への新卒採用は狭き門

旅行業界はその華やかなイメージから就職先として人気が高い業界です。

とくに大手の旅行代理店が実施する新卒採用試験では、何十倍、何百倍もの倍率になり、何社受けても内定が出ないということも珍しくありません。

しかし、大手企業のグループ会社や中小規模の旅行会社であれば、大手に比べて給与は劣るものの、正社員としての就職のハードルは低くなるでしょう。

一方で、仕事の厳しさなどから、入社後に比較的早い段階で仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

そのため新たに中途採用の求人を出す企業も多く見受けられ、旅行代理店各社の価格競争が厳しくなっている近年では、契約社員や派遣社員、アルバイトなどの採用を積極的におこなう企業も増えています。

旅行代理店社員の転職状況・未経験採用

他業種からの経験を活かした転職も多い

旅行代理店への転職はそれほど難しいものではありません。

新卒採用の場合、就職先として学生からの支持を集める旅行代理店への採用倍率は非常に高くなります。

しかし、旅行代理店における離職率は高く、新しい人材を求めて中途採用の募集を頻繁に出している企業も多いです。

旅行代理店への転職では、業界経験者が優遇される傾向があり、「未経験でも可」とする中途採用の求人は非常に少ないです。

未経験の場合は、まずは契約社員や派遣社員として旅行業界での経験を積み、正社員への登用を目指す人が多いです。

団体セールス職であれば何らかの営業経験、カウンター職であれば業種を問わず接客経験といったように、他業種でも業務に活かせる経験・スキルがあればプラスに評価されるでしょう。

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