不動産鑑定士になるには

受験資格は必要?

不動産鑑定士は、国家資格となり、不動産系の資格では最高峰のものです。難易度もさることながら、仕事に必要な知識や仕事自体の難易度も、他の資格より格段に上とされています。

資格取得には国家試験に合格する必要がありますが、2006年度(平成18年度)の試験から受験資格が撤廃されました。

それまでは、実質的な受験資格として大卒などの要件がありましたが、現在では受験資格は不要です。つまり、学歴も年齢も関係なく試験を受けることができます。

ただし、これは択一式の一次試験(短答式試験)のみの話です。本当に難関である二次試験(論文式試験)は、この一次試験を合格した者しか受験できません。

そして、この論文式試験は、短答式試験に合格した年を含めて3年以内であれば、短答式試験を受けずに受験できます。3年以内に合格しない場合には、また短答式試験から受け直さなければなりません。

なお、受験回数に制限はありません。

資格登録に必要なことは

不動産鑑定士は、資格試験に合格するだけでは資格登録をすることができず、不動産鑑定士を名乗って仕事をすることができません。

つまり、資格試験に合格しただけでは不動産鑑定士試験合格者に過ぎず、不動産鑑定士となるには実務修習というものをクリアしなければなりません。

実務修習は、期間は1年・2年・3年の3種類(コース)があり、単元は「講義」「基本演習」「実地演習」の3単元で構成されています。各単元とも修得確認が必要で、これをクリアできない場合には再度、修習を受け直す必要があります。

「講義」「基本演習」は、決まった日程に大学の講堂などで集中して行われます。「実地演習」は、指導鑑定士の指導を受けながら、指定された種類(22件)の不動産鑑定評価報告書を実務のように作成します。

そして、これら3単元全ての修得確認をクリアした場合に、修了考査を受けることができます。修了考査の内容は「小論文」と「実地演習の事案に対する口頭試問」です。

この修了考査をクリアすると、晴れて登録することができ、不動産鑑定士を正式に名乗ることができるようになります。