1分でわかる「塗装工」

仕事内容
塗装工は、金属や建築物の塗装をするスペシャリストです。

塗装には外観を美しく見せるだけではなく、水や錆を防いで耐久性を高めたり、遮光性や断熱性を高めたりする効果もあり、人々が生活するうえで欠かすことのできない技術のひとつです。

塗装工として働くためには、塗料の種類や材質に関する知識と、さまざまな工具を扱いながらムラなく丁寧に仕上げるための高い技術力が求められます。

一人前になるまでに時間がかかりますが、実力を身につければ職人としてどんな現場でも重宝される専門性の高い職業です。
なるには
塗装工になるためには、特定の資格や免許は必要ありません。学歴や年齢も重視されないことが多いので、10代や20代の若い人や未経験者でも挑戦しやすい職業といえます。

就職前に少しでも技術を学びたいのであれば、職業訓練校の塗装科に通う方法もあります。

一ヶ月未満という短い履修期間ではありますが仕事の基本を学ぶことができるでしょう。

塗装工の主な就職先は建設会社や住宅メーカーの関連企業です。

未経験者の場合は「塗装工見習い」として採用され、一人前になるまでに数年かかることもあります。
給料
塗装工は技術職でもあり専門職でもあるため、一般的な事務職に比べると、給料はやや高めの水準になっています。

厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によると、塗装工の平均年収は、40.2歳でおよそ450万円です。

1000人以上の大規模な企業では給料が高い傾向があり、平均年収は560万円ほどになります。

仕事の内容によって手当がつくこともあり、代表的なものとしては高層ビルやマンションなどで足場を組んで作業をする場合の特殊勤務手当(高所手当)があります。
将来性
近年では地方の人口減少や空き家の増加問題が取りざたされるようになり、一軒家の新築工事は減少しています。

その代わりに、中古住宅や古民家に手を入れて快適に暮らせるようにする「リフォーム」や「リノベーション」に関心を持つ人が増えているので、塗装工にとってはこうした分野で実績を築き信頼を得ることが業界に生き残るための重要なカギとなるでしょう。

また、震災の復興工事や高度成長期に建設された大型建造物の補修・補強が必要なタイミングにもなっているので、しばらくは需要が高い状態が続く見込みです。