不動産鑑定士になるには

不動産鑑定士になるには

資格を取得するまで

不動産鑑定士になるには、不動産鑑定士試験を受けて国家資格を取得する必要があります。

この試験は、年齢や学歴に関係なく誰でも受験可能です。

試験は、短答式の一次試験、論文式の二次試験の二段階選抜で行われ、短答式に合格した人だけが論文式を受けられます。

なお、短答式に合格した年を含めて3年以内であれば、短答式を受けずに論文式を受験することができます。

論文式をパスすると、不動産鑑定士試験合格となります。

資格を取得してから

不動産鑑定士は、試験に合格してもすぐに業務を行えるわけではなく、資格を行使するためには「実務修習」を受けなくてはなりません。

合格者は、研修生という身分で不動産鑑定事務所などに所属し、インターネットを用いた「eラーニング」などで必要単位を修得しつつ、現役鑑定士の指示を受けながら実地演習に臨みます。

修習期間は、1年コースと2年コースの2種類がありますが、1年ですべての単位を取得するにはかなりスケジュールを詰めないといけないため、2年かけるほうが一般的です。

すべてのカリキュラムを終えたら「修了考査」と呼ばれる最終テストを受けることが可能になります。

その修了考査をクリアすると、各都道府県の協会に資格を登録して、不動産鑑定士としてキャリアをスタートさせることができます。

不動産鑑定士になるまでのルート

不動産鑑定士の資格・難易度

不動産鑑定士試験は、司法試験、公認会計士試験と並ぶ三大文系試験に位置付けられており、数ある資格試験のなかでもきわめて難関とされています。

試験の合格率は、近年はやや上昇傾向にあるものの、それでも5%前後の狭き門です。

必要となる勉強時間は2000時間ほどが目安とされており、1年半~2年ほどかけて対策を練るケースが一般的です。

受験者のなかには、仕事を辞めて勉強だけに集中する「専業」で試験に挑む人も少なくありません。

不動産鑑定士試験の難易度・合格率

不動産鑑定士になるための学校の種類

不動産鑑定士試験を受けるには、特定の学校に通わないといけないことはなく、どの学校にも行かず独学だけで勉強することも制度上は可能です。

しかし、不動産鑑定士試験の難易度を考えれば、大学などの教育機関や、民間の資格専門学校、予備校などで専門的に学習することが望ましいでしょう。

大学に進学する場合、試験には民法や経済、会計などの分野が出題される関係上、法学部や経済学部、経営学部を選択すると有利です。

また、民間のスクールでは多数の専門対策講座も開講されています。

初学者向けや既修者向け、あるいは宅建試験経験者向けなど、自身の知識レベルに適したコースを選択することが可能です。

社会人としてすでに働いており、日中に通学することが難しいという場合は、夜間の講座を受講したり、通信教育を利用して自宅で学習を進める方法もあります。

不動産鑑定士になるためにはどんな学校に行けばいい?(予備校・大学・専門学校)

不動産鑑定士に向いている人

不動産鑑定士の鑑定評価には、非常に大きな社会的影響力があるため、あらゆる行程において、曖昧な根拠ではなく、客観性のある一貫した論理にもとづいて作業することが必要です。

また、報告書に文章を記載する際や、クライアントに評価理由を伝える際などにも、わかりやすく論理的にものごとを説明することが求められます。

したがって、理詰めでものごとを考えられる、論理的思考力に優れた人は不動産鑑定士に向いているといえるでしょう。

不動産鑑定士に向いている人・適性・必要なスキル

不動産鑑定士のキャリアプラン・キャリアパス

不動産鑑定士には実務修習が義務付けられているため、まずは不動産鑑定事務所などに勤め、研修生待遇で実務経験を積むところからキャリアをスタートさせることになります。

修了考査に合格し、資格を登録した後には、そのまま不動産鑑定事務所に勤める人もいれば、不動産会社や金融機関などに就職する人もいます。

ある程度のキャリアを積んだ後には、より実力主義の傾向が強まる外資系企業に転職したり、あるいは独立開業して自分の事務所を経営するといったキャリアプランも考えられます。

不動産鑑定士を目指せる年齢は?

不動産鑑定士試験に年齢制限はなく、何歳からでも、また何歳になっても、試験を受けることができます。

実際の合格者をみても、下は10代から上は60代まで、幅広い年齢層の人が合格しています。

ただし、不動産鑑定士として業務を行うためには、試験に合格するだけでなく、実務修習を受けるために不動産鑑定事務所などに勤めることが必要です。

募集条件は企業によって異なるため一概にいえない部分はありますが、大手事務所の求人は28歳~30歳程度を上限としているところが大半です。

30代、40代でも求人がないわけではありませんが、年齢を重ねれば重ねるほど就職が困難になることは間違いなく、できれば20代、遅くとも30代のうちに試験に合格しておくことが望ましいでしょう。

不動産鑑定士を目指すなら転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途で不動産鑑定士を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、不動産鑑定士の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそも不動産鑑定士が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20s」に登録してみるとよいでしょう。

20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。

なお、対応エリアは「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀」となります。

どちらも登録・利用はすべて無料なので、ぜひ両方とも登録して気軽に相談してみてください。

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