化粧品メーカー社員の現状と将来性

流通チャネルの多角化

日本には今、化粧品メーカーとして国内企業、外資系企業の両方が多く存在しています。

そのうち、大手10社程度が市場シェアの約半分を占めているといわれ、大手外資系メーカーも百貨店を中心に大きく展開されている状況です。

昨今の化粧品メーカーの事業展開の特徴のひとつとして、「流通チャネルの多角化」という一面があげられます。

たとえば、それまで直販店舗での販売をメインとしていたメーカーも、インターネット通販や小売店への卸などに踏み出しており、そうした動きは今後も強くなっていくものと考えられています。

相次ぐ異業種の参入

化粧品の製造には化学や食品の原料・素材が応用できることから、近年では食品メーカーといった異業種の企業が化粧品市場へ参入する事例が相次いでいます。

こうした異業種の企業が積極的にプライベートブランド(自社企画)の化粧品を開発し、自社の販売網で販売することにより、高品質かつ安価の化粧品を提供することが可能となっています。

もはや、化粧品専業メーカーが市場を独占することは難しくなり、国内における業界競争はますます激化するなか、大手国内メーカーは積極的なグローバル展開を推し進めています。

時代が変わっても、人は美を追い求める

肌の調子を整え、姿を美しく見せることができる化粧品は、とくに女性にとって生活必需品といえます。

景気が悪化すれば消費者の節約志向は強くなりますが、収入を得るために女性が働きに出る機会が増えることで化粧品が必要される場面も増え、結果として、化粧品業界は比較的安定した売上を保っている一面があるようです。

時代がどのような状況であっても「美」を追い求めたいという人の気持ちは大きく変わらず、そこに関わっていく化粧品メーカーは強みを持っているといえますが、外資系企業の参入も目立っており、依然として厳しい競争が続いていくであろうことは確かでしょう。