化粧品メーカーの現状と将来性

化粧品メーカーの現状

日本には現在、化粧品メーカーとして国内企業・外資系企業の両方が多数存在しています。

化粧品業界の市場規模は、2013年頃から訪日外国人旅行者(インバウンド)の増加によって右肩上がりを続けてきました。

そのうち業界売上ナンバーワンの資生堂はシェアの約半分を占め、その他の大手企業数社でシェアの大半を占めています。

数ある中小企業は、厳しい競争をしながら生き残りをかけて事業展開をしているのが現状です。

また、昨今の化粧品メーカーが展開する事業の特徴のひとつとして「流通チャネルの多角化」という一面が挙げられます。

もともと化粧品は百貨店などの店頭販売のほか、テレビやカタログ通販、訪問販売など、複数の販売チャネルを持つ商材でした。

現在はそれらに加え、それまで直販店舗での販売をメインとしていたメーカーも、インターネット通販(EC)や小売店への卸などに踏み出しています。

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化粧品メーカーの需要

多数の従業員を抱える大手化粧品メーカーでは、定期的に新卒採用が行われています。

時代がどのような状況であっても「美」を追い求めたいという人の気持ちは大きく変わりません。

たしかに新型ウイルスによる外出自粛や景気悪化などの影響で、化粧品を買い控える人はやや減少する傾向があります。

しかし化粧品は人々の豊かな暮らしを支える不可欠なものであり、近年は「男性向け化粧品」や「アンチエイジング化粧品」の需要も拡大しています。

各社とも、時代のニーズを追いながら新たな化粧品を次々と生み出しており、それらをつくり出す「人の手」が求められています。

会社の文化を受け継ぎ、将来を担っていく人材をとる新規採用以外に、即戦力を期待する中途採用も積極的に実施されています。

大手企業や有名企業の人気は高く、狭き門になりがちですが、基本的には安定した需要があります。

化粧品メーカーの将来性

化粧品の製造には化学や食品の原料・素材が応用できることから、近年では食品メーカーといった異業種の企業が化粧品市場へ参入する事例が相次いでいます。

こうした異業種の企業が積極的にプライベートブランド(自社企画)の化粧品を開発し、自社の販売網で販売することにより、高品質かつ安価の化粧品を提供することが可能となっています。

一方、業界トップの資生堂のように、化粧品事業以外にも、教育・保育事業やレストラン事業などの新規事業を積極的に手掛ける企業も登場しています。

グローバル化、ITを活用した販売チャネルの拡大、事業の多角化などが、今後の化粧品メーカーを語るキーワードになってくるでしょう。

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化粧品メーカー社員の今後の活躍の場

国内市場の縮小で業界競争がますます激化するなか、大手国内メーカーは積極的なグローバル展開を推し進めています。

大手企業では海外事業に力を入れており、世界を股にかけて活躍できる社員が求められています。

またデジタルマーケティングを活用した新たな販売網の拡大など、最先端のIT知識・スキルの導入も重要な要素となっています。

各社とも、厳しい競争のなかで独自性を打ち出した戦略を立ててしのぎを削っているため、チャレンジ志向をもつ若手人材は重宝され、さまざまなチャンスを掴みやすいでしょう。