電機メーカー社員の現状と将来性

電機メーカーは厳しい状況が続く

2000年代以降、電機メーカーは、円高の影響や欧州の債務危機を発端にした不安定な経済状況、東日本大震災や熊本地震、価格下落などのさまざまな影響によって、大きな業績悪化に陥る傾向が一気に強まりました。

こうしたなか、大手電機メーカーでは東芝やソニー、パナソニックのように大幅な人員カットをし、世間を驚かせた企業もあります。

かつて、大手電機メーカーに就職できれば一生安泰と思われた時代がありましたが、今ではそのような考え方はもはやできなくなっているのが現実だといえるでしょう。

電機メーカーの今後は

しかし、厳しい時代情勢のなかでも各社の企業努力もあり、直近では過去最高益を更新した電機メーカーも出るなど、決してお先真っ暗というばかりではありません。

よく言われる通り、日本のものづくりの技術は世界で高く評価されています。最先端技術を使った開発に関して世界をリードしていると面は確実にあるといえます。

しかし、かつて国内の電機メーカーが大きな成長を後押ししていた白物家電については価格競争が非常に厳しく、それが電機メーカーの経営を圧迫する要因ともなり、中国などアジアの家電メーカーへ事業を売却する動きが加速しています。

電機メーカーとえば家電のイメージを強く持たれることが多いですが、総合電機メーカーはエネルギー技術や制御技術、IT技術、ネットワーク技術といった多様な技術を連携させながら、独自の提案で優位性を発揮しようとしています。

新しい領域への挑戦

今、大手電機メーカーは、ものづくりの技術を生かしたグローバル展開を強化させる動きを見せています。

また、ヘルスケアや資源・エネルギーといった地球環境への配慮、あるいは人口増加といったグローバルな課題に向き合うことによって、活路を見いだそうとする企業も増えています。

電機メーカーは今後も激しい変化の波にもまれると考えられるため、就職を考える際には、各社の事業展開や経営方針などをしっかりと見極めることが必要だといえるでしょう。