クレジットカード会社社員に必要な資格・スキル

クレジットカード会社で働くのにおすすめの資格は?

クレジットカードには、顧客に対して「後払い」ができるシステムを提供するという役割があります。

これは便利なシステムである一方で、言い方を変えれば顧客に「借金」を背負わせるということでもあるのです。

ですから、クレジットカード会社の社員には、顧客の返済リスクや利率計算をするための金融の知識や経済の知識、債務を確実に回収するための法的な知識が必要だと考えられています。

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クレジットカードの社員全般に有利な資格

クレジットカード会社で働く社員がよく取得する資格のひとつが「クレジット債権管理士」です。

参考:日本クレジット協会 クレジット債権管理士資格制度

クレジット業界では初めての資格制度であり、顧客の安心と信頼を得る人材の育成を目的として作られた制度といわれています。

基本的な流れとしては、まず通信認定講座を受講し、そのうちに添削課題を2回提出します。

添削課題を提出期限内に提出し、かつ70点以上の方を「講座修了者」として認定します。

その後認定試験を受験し、合格した人のみに資格が付与されます。

受講期間は、毎年6月から8月の約3ヶ月間で、認定試験は毎年10月下旬から11月上旬の2日間、全国各地で行われています。

受講資格としては、以下のようになっています。
(1) 一般社団法人日本クレジット協会の会員企業・団体の職員
(2) 上記(1)の会員企業・団体の関連企業及び業務委託先企業の職員で、上記(1)の会員企業・団体の代表者の推薦のある方(「関連企業」とは、当協会の会員企業等といわゆる親子あるいは兄弟関係にある企業等をいいます。)

クレジットカードの社員全般に有利な資格

「クレジット債権管理士」の上級資格に位置するのが「クレカウンセラー」という資格です。

参考:日本クレジット協会 クレカウンセラー

毎年50名前後(平成21年時点)のクレカウンセラーが誕生しており、各地の消費者生活センターや専門学校などでクレジットカードに関する教育や相談受付の対応をしています。

一次試験ではクレジット業務に関する専門知識、クレジット関連法規、消費者対応などの知識が問われます。

二次試験では消費者相談事例に基づく口頭試問のほか、クレジット業務に係る事例対応の筆記試験があり、非常に専門的な内容になっています。

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クレジットカードの審査業務に有利な資格

クレジットの審査業務に携わる人が受験する「クレディッター」という検定もあります。

参考:日本クレジット協会 クレディッター

受験対象は
・新入社員から3年位までの社員
・審査業務経験2から3年目の社員
とされており、クレジットカード会社に入社して自身の実力を試すために資格を得る人が多くなっています。

与信に関する基本知識や個人情報保護の審査業務の基礎知識を学ぶことができるので、カード会社で働くのであれば役に立つ知識となるのは間違いないでしょう。

さらに、審査部門の管理者や審査部門のスーパーバイザーなどを対象にした上級コースである「シニアクレディッター」という資格も存在します。