クレジットカード会社で働くには(大学学部・学歴)

クレジットカード会社社員になるまでの道のり

クレジットカード会社に就職するには、採用試験に合格する必要があります。

クレジットカード会社の採用人数は、同じ金融業に携わる銀行や証券会社に比べるとそれほど多くはありません。

銀行や証券会社の場合、新卒採用の人数だけでも500人以上になることも珍しくありませんが、クレジットカード会社の場合はその半分にも満たないことは珍しくありません。

たとえば、クレジットカード会社の中でもとくに大手企業のひとつである三井住友カード株式会社の場合、2018年の採用人数は69名となっています。

クレジットカード会社は就活生に人気があり、応募人数が多いことを考えると、この人数のなかに勝ち残るための激しい争いが繰り広げられることは覚悟しておくべきでしょう。

クレジットカード会社社員になるまでのルート

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クレジットカード会社の求人の状況

クレジットカード会社の採用情報

クレジットカード会社では、大きく分けると新卒採用と中途採用を行っています。

企業によって募集職種は異なりますが、一般的には営業(個人・法人)、マーケティング、企画開発、債権管理、システム運用などに携わる仕事と、総務、人事、広報などの事務系の職種があります。

総合職として採用され、入社後に適性を考慮しながら配属を決めることも多いようですが、面接の時点で希望職種や仕事における目標を尋ねられることもあります。

職種ごとの仕事内容をよく把握してから採用試験を受けましょう。

また、企業によっては「システム運用」に携わる技術職に関しては、専門職として個別に採用していることもあります。

総合職と一般職

クレジットカード会社の社員は、総合職と一般職に分けて採用されることがあります。

総合職は将来的に幹部となって組織マネジメントに携われるような人材育成を目的としており、転勤や部署の移動を繰り返しながら「企画」「営業」「顧客対応」などさまざまな業務を担当します。

これに対して、一般職の場合は地域や顧客に密着した専門性の高い仕事を追求することが求められています。

ひとつのエリアを軸に新規会員や加盟店の獲得に向けて営業活動をしたり、入会審査や照会業務などの事務作業を担当したりするのが一般的です。

クレジットカード会社で働くための学部・学歴

大卒が一般的

就職試験の際に必要な学歴は会社の規模によって違いますが、一般的には大学卒業の学歴が条件となることが多いようです。

とくに業界のなかでも大手企業として知られている三井住友カードやJCBなどは就活生からの人気が高く、採用試験は高い倍率になることで知られています。

難関大学の学生がこぞって応募する企業ですので、できるだけレベルの高い大学を卒業しておいたほうが挑戦しやすいでしょう。

求められる専門知識は異なる

クレジットカード会社で働く場合、担当する業務によって求められる専門知識は異なります。

たとえば、クレジットカードの企画や市場の調査を行う企画部や顧客対応をする顧客サービス部、資産や財産の管理をする財務部で働く場合、金融や経済、マーケティングの知識があると役に立ちます。

こうした仕事に携わりたいのであれば、大学時代に商学部や経済学部で勉強しておくとよいでしょう。

また、クレジットカード会社の運営に必要な法律関連の情報を収集したり、取引や顧客とのトラブルの際に法的な観点から問題解決を試みたりする法務部で働くこともあります。

このような場合は、法学部で勉強して法の知識や考え方を理解しておくことが大切です。

また、クレジットカード会社の多くがVISAやMaster Cardなどの国際ブランドを取得していますし、カードは世界中で利用できるものなので、必然的に海外との取引や交渉なども多くなります。

グローバルな業務を担当する部署の場合は語学力がある人が重宝されるので、大学時代に語学を専攻したり留学や海外旅行をしたりして高い語学力を身につけておくのもよいのではないでしょうか。

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クレジットカード会社社員になるのに有利な資格はある?

クレジットカード会社の社員として働くうえで、求められる資格は特にありません。

一番重要なのは、特定の資格や検定よりも健全な金銭感覚といえるでしょう。

この業界で働くにあたっては、クレジットカード会社の社員自身が無計画なカード利用をして返済の延滞、自己破産、不正利用などのトラブルを引き起こすことは断じて許されません。

カードの利用を通して蓄積される信用情報というのは容易に取得が可能なものであり、決して会社には隠し通すことができないものです。

クレジットカード会社に就職するのであれば、まずは自分の金銭感覚を見直し、計画的なカード利用をする生活を徹底することが大切だということは肝に銘じたほうがよいでしょう。

クレジットカード会社社員に必要な資格・スキル

クレジットカード会社社員に向いている人

クレジットカード会社では、シェア拡大のためにどのような付加価値をつければその会社のクレジットカードがより使われるかと、商品の開発やキャンペーン内容を考えることが仕事になります。

諸外国に比べて、日本はキャッシュレス化が遅れているのが現状です。

どうやったらクレジットカードの利用率が上がるか、アイデアを出したり想像力を働かせたりするのが楽しいと思える人に向いているでしょう。

クレジットカード会社社員に向いている人・適性

クレジットカード会社社員のキャリアプラン・キャリアパス

クレジットカード会社では、若手も比較的活躍しやすく、大きなプロジェクトをまかされたり、若手のアイデアを取り入れたりすることが多くあります。

こうしたことで実績を残すことができれば、若い世代でもどんどんキャリアアップできるでしょう。

クレジットカード会社社員は高卒から目指せる?

クレジットカード会社の多くは大卒を採用条件としており、高卒から入社するのは非常に難しいといえます。

また、多くのクレジットカードを持てる年齢が18歳以上であることからも、高卒ですぐに雇うというところはあまりないでしょう。

しかし会社によっては、業種によって高卒からでも可としているところもあるため、まったく可能性がないということはありません。

クレジットカード会社への転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途でクレジットカード会社を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

金融分野に強い転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、クレジットカード会社の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそもクレジットカード会社が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

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