クレジットカード会社社員に必要な資格、スキル

金融や法的な知識が必要

クレジットカードには、顧客に対して「後払い」ができるシステムを提供するという役割があります。

これは便利なシステムである一方で、少し言い方を変えれば顧客に「借金」を背負わせるということでもあるのです。

ですから、クレジットカード会社の社員には、顧客の返済リスクや利率計算をするための金融の知識や経済の知識、債務を確実に回収するための法的な知識が必要だと考えられています。

クレジット債権管理士とクレディッター

このような知識を身につけるのに役立つのが、さまざまな資格や検定です。

たとえば、クレジットカード会社で働く社員がよく取得する資格のひとつが「クレジット債権管理士」です。

日本クレジット協会 クレジット債権管理士資格制度

クレジット業界では初めての資格制度であり、顧客の安心と信頼を得る人材の育成を目的として作られた制度といわれています。

さらに「クレジット債権管理士」の上級資格に位置するのが「クレカウンセラー」という資格です。

日本クレジット協会 クレカウンセラー

毎年50名前後(平成21年時点)のクレカウンセラーが誕生しており、各地の消費者生活センターや専門学校などでクレジットカードに関する教育や相談受付の対応をしています。

この他にも、クレジットの審査業務に携わる人が受験する「クレディッター」という検定もあります。

日本クレジット協会 クレディッター

与信に関する基本知識や個人情報保護の審査業務の基礎知識を学ぶことができるので、カード会社で働くのであれば役に立つ知識となるのは間違いないでしょう。

健全な金銭感覚を

クレジットカード会社の社員として働くうえで実は一番重要なのは、特定の資格や検定よりも健全な金銭感覚といえるかもしれません。

この業界で働くにあたっては、クレジットカード会社の社員自身が無計画なカード利用をして返済の延滞、自己破産、不正利用などのトラブルを引き起こすことは断じて許されません。

カードの利用を通して蓄積される信用情報というのは容易に取得が可能なものであり、決して会社には隠し通すことができないものです。

クレジットカード会社に就職するのであれば、まずは自分の金銭感覚を見直し、計画的なカード利用をする生活を徹底することが大切だということは肝に銘じたほうがよいでしょう。