社会福祉士と介護福祉士の違い

社会福祉士について

社会福祉士は、年齢、性別、障害の枠を超えて、日常生活になんらかの問題をもつすべての人に、一対一で問題の相談にのり、助言や指導を行い援助することが主な仕事です。

福祉関係全般の幅広い知識が必要で、福祉関係の法律や制度についてはもちろんのこと、カウンセリングを行うための心理学などについても学ぶ必要があります。

社会福祉士国家試験の受験資格を取得する方法は他の資格に比べて柔軟性があり、さまざまなルートから受験が可能で、自分の生活や仕事、学習環境に適した道筋を選択することができます。

社会福祉士の資格は、難易度が高く合格率も低いものの、「社会福祉士として活躍したい!」と思えばどんな人にもその扉が開かれているという点が魅力のひとつといってもよいでしょう。

社会福祉士になるには

介護福祉士について

介護福祉士は高齢者や身体が不自由な人に対して介護を行うのが主な仕事です。

介護福祉士の仕事

基本的には、身体の不自由な方や介助が必要な方へ、食事や入浴介助、トイレ介助、見守りなど、日常生活すべての介護をおこなう、直接的な関わりの多い仕事です。

介護福祉士は社会福祉士と同じく国家資格のひとつです。資格取得には大きく分けて次の二つのルートにわかれます。

1.介護福祉科のある専門学校や介護福祉士の資格を得ることのできる学科のある福祉系の大学、短大を卒業後、無試験で資格を得る
2.福祉系の高等学校卒業後、もしくは3年以上の介護実務経験を経た後に国家試験を受験し資格を得る

しかし、平成28年からは介護福祉士試験の受験資格が変更となり、1)の学校を卒業しても、国家試験を受ける必要がある上に、2)の実務経験をもつ人は、誰もが実務者研修を受ける必要があります。

介護福祉士は、社会福祉士と比べると、圧倒的に多く、社会福祉士の総数約16万5千人に対して、介護福祉士の登録総数は約118万人と約7倍にものぼります。

その理由として、受験に必要な要件が社会福祉士よりも敷居が低いこと、試験問題も基礎的なものが多いため、合格率も約6割と高い水準にあることが挙げられます。

社会福祉士と介護福祉士の違い

社会福祉士は主に利用者やその家族に対しての相談業務や助言、指導などの業務が多く、人のために何か役に立ちたいという芯の強い心を持つことが大切です。

また、福祉全般の知識や法律や制度についても網羅しておく必要があるため、常に新しい知識や情報をアップデートできる、探究心の強い人に向いている仕事といえます。

一方、介護福祉士は体力に自信があり、口や頭よりも先に身体が動くといったタイプの、人のために率先して動くことのできる人が向いているといえるでしょう。

社会福祉士と介護福祉士の大きな違いは、支援の仕方の違いにあります。

社会福祉士が「困っている人」に関わるすべての人や環境を整える、トータルな手助けをおこなうのに対して、介護福祉士は目の前にいる「困っている人」に手を差し伸べて直接手助けをおこないます。

どちらも、困っている人を助けるという点で共通し、お互いの仕事を理解し助け合ってこそ本当の支援に繋がっていきます。

仕事体験談