社会福祉士としての成長(体験談)

誰かの役に立ちたい人におすすめ

社会福祉士はとてもやりがいのある仕事だと思います。相手の立場になって物事を考えたり、人に何か感謝されることが好きな方、相手のために役に立ちたい思いが強い方は、社会福祉士を目指してもよいかもしれません。

もちろん、現場は甘くないです。しかし、これからの社会は高齢者がどんどん増えて、日常的に支援が必要な方々が増える可能性があります。

そんな今だからこそ、社会福祉士が日常生活に支障がある方々のサポートをして、生活の質を少しでも向上できると思います。

どんなことにやりがいを感じるかはその人それぞれ違いますが、私の中では現場で働きながら社会福祉士を目指していく過程が今の自分を強くしたと考えています。

実務経験が成長するきっかけに

私は福祉系の短大卒だったので、社会福祉士の受験資格を取得するためには、実務経験が必要でした。

実務経験を積みながら、社会福祉士を目指し勉強すると言うことは結構大変でした。

しかし、勉強と現場での経験、仕事の両立から学ぶことは多く、利用者の気持ちや一対一のコミュニケーションの深さ、相手の求めていることに気が付き対応する力など、さまざまなことを学びました。

常に、相手を思いやる気持ちも大きく成長し、相手を尊重し理解することにも気が付きました。仕事の内容だけではなくて、人として、一人の人間として大きく成長するきっかけになったと思います。

「仕事」から「志事」へ

相談業務をするなかで、重い相談内容などの場合、うまく解決することができるのか不安を持っていました。

しかし、相談業務を受ける立場の人間が不安な表情をしていたら、利用者までどんどん不安になってしまうと気付き、利用者の方と同じ気持ちになって、どんなことを求めているのか、同じ目線で少しずつ問題解決に向きあうことにしました。

そうすることにより、結果はどんどん良い方向に向くようになり、その利用者との信頼関係もできました。

目の前にある課題や依頼を受けた仕事を、少しずつ誠意をもって対応していくことにより、次はこうしようと考えたり、利用者のニーズに合わせて柔軟に対応できるようになって、自然と楽しさが生まれてきました。

仕事のやりがいを感じ始めてからは、仕事が「仕える事」から「志す事」の志事に変わっていくようにな感じがしました。

すると与えられたことだけではなくて、その先のことまで考えながら動けるようになりました。また、フットワークも軽くなった気がします。

もちろん、すべてのことがうまくいくというわけではありませんが、今後も楽しみながら、利用者のために同じ気持ちで向き合っていきたいと思います。