建築士の大変なこと、苦労

デザイン性と安全性の両立を求めて

建物をつくるとき、多くのお客さまが重視するのが「デザイン性」です。高い吹き抜けのある明るい玄関にしたい、3階建てのオシャレな家にしたい、広いルーフバルコニーが欲しい…等、さまざまな要望があるでしょう。

しかし、建物を建てるためには、さまざまなルールがあります。地震の多い日本では特に「耐震強度」について厳しいルールが定められており、建築基準法を守らなければ違法の建築物になってしまいます。

建築士は、「デザイン性」と「安全性」を両立させた建物を作るために、常に知恵を絞らなければいけません。このために、日々、建築士どうしの勉強会や意見交換会などを開いて情報収集をしています。

建築士の仕事を続けていくためには、一生かけて勉強を続けながら、お客さまに安全で魅力的な建物を届けるために努力をすることが必要なのです。

ラストスパートの苦しみ

建築士が最も苦労するのは、締め切り前のラストスパートの作業です。

担当している図面には常に「この日までに完成させなければいけない」という締め切り日が設けてあり、それを守らないことには二度とプロとして仕事ができなくなってしまいます。

順調に進んでいるときは良いのですが、お客さまが図面を気に入らなくて何度もやり直しが発生した場合や、良いアイディアが浮かばなくて構想に時間がかかってしまった場合などは、締め切り直前に精神的・肉体的に極限まで追い詰められながら仕上げの作業を行うことになるのです。

食事休憩をろくに取れないままの作業になったり、連日徹夜での作業になったりすることも珍しくありません。建築士は、精神的にも肉体的にもタフでないと続けていけない仕事です。