建築士は副業・在宅でも働ける?

建築士の副業での働き方・仕事内容

建築士は難関国家資格の一つであり、資格保有者の数は限られています。

このため、資格を生かして、在宅などで副業収入を得ることも十分に可能です。

建築士資格を利用した副業として代表的なのは、インターネットの副業サイトを通して、設計図面のチェックや手直し、CADによる手書き図面のトレースといった作業を案件ごとに請け負う仕事です。

なかには、リフォームプランをゼロから作成し、顧客と面談しながら設計図面を完成させるという本格的な案件もあり、個人の事情や保有資格などに合わせて、案件の難易度は選ぶことができます。

近年は、人件費などの固定費を削減するために、業務の一部をアウトソーシングしている設計事務所や建設会社が多数あり、副業者向けの案件は豊富に見つけられるでしょう。

また、一級建築士資格まで保有している人のなかには、大学や専門学校などの非常勤講師として教鞭を取っている人もいます。

人にものを教えるということには、設計業務とはまた一味違ったやりがいや楽しさがあるでしょう。

副業の建築士のメリット・デメリット

副業として仕事する場合の1番のメリットは、仕事場所を選ばないということ、そして仕事量と仕事時間を自分でコントロールできるということです。

とくに、結婚や子育て、介護など、さまざまな生活事情を抱えてフルタイムで働けない人にとっては、副業で収入を稼ぐという選択肢は非常に有効といえます。

CADをはじめ、ある程度の専門的な実務スキルがあれば、他の仕事をするよりも効率よく収入を得ることができるでしょう。

また、将来的に建築士として第一線に戻りたいと考えている人については、ブランクがないほうがスムーズに職場復帰しやすいというメリットもあります。

副業の場合のデメリットとして大きいのは、募集される案件の大半が実務作業で、クリエイティブな仕事が少ないという点です。

建築士としてのやりがいを得るために働くというよりは、生活のためのお金を稼ぐ手段という側面が強くなるでしょう。

副業の建築士の給料・年収

副業として手掛ける場合の建築士の収入は、基本的には案件ごとの出来高となりますが、比較的簡単な図面作成などは時給制で報酬が支払われるケースもあります。

単価はそれぞれの案件によって大きく異なりますが、求められる知識やスキルが高くなるほど、また作業時間がかかるものほど高額になる傾向にあります。

一例を挙げれば、CAD図面の修正作業は1件1,500円前後、設計図面のチェックは1件10,000円~50,000円前後、建築確認申請は100,000円~500,000円前後です。

なかには1件で100万円を超える案件もあるようですが、そうした依頼は誰でも受注できるわけではなく、まずは依頼者に対して自分の実績などを売り込む必要があります。

クラウドソーシングのサイトなどをうまく活用できれば、自宅にいながらでも、会社員となんら変わらない収入を得ることも不可能ではないでしょう。