インテリアコーディネーターの資格の難易度、合格率

インテリアコーディネーターはどんな試験?

インテリアコーディネーターの資格としては、社団法人インテリア産業協会が主催する「インテリアコーディネーター資格試験」があります。

資格がなければインテリアコーディネーターになれないというわけではありませんが、取得していると何かと有利です。

インテリアコーディネーターになるには
インテリアコーディネーターの資格

インテリアコーディネーター資格試験は、「一次試験」と「二次試験」があり、一次試験に合格した人のみが二次試験を受験することができます。

一次試験に合格し、二次試験に不合格になった場合、次年度から3年間は一次試験が免除される「免除制度」があります。

また、一次試験の2科目のうち、1科目のみに合格した場合、次年度から3年間はその合格科目の受験が免除となります。

試験の難易度

それでは、インテリアコーディネーターの資格試験を受けるためには、一般的にはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

大手通信教育で人気の「インテリアコーディネーター講座」の標準学習期間を見てみると、大体8ヵ月くらいとされています。

大学や専門学校で何年も勉強してから受験するような国家試験に比べると学習期間は短いほうですが、一次試験だけではなく二次試験もあるので学習は決して楽な道のりではないでしょう。

とくに、一次試験はマークシート方式なのでわからない問題があっても何とか回答を書き込むことはできますが、二次試験は論文や製図などの出題があるので、専門知識がなければ回答することができません。

この二次試験の対策に苦労して、勉強時間を多く割いている人も多いようです。

インテリアコーディネーターの資格試験は、決して易しいものではないと考えておいたほうがよいでしょう。

長期的な学習計画を立ててから試験に臨むことが大切です。

合格率

試験の合格基準点は公表されていません。

一次試験は1問につき10点、計250点満点となりますが、どちらか片方の科目が合格基準点を下回っていると、その科目だけ「不合格」となり、再び受験が必要となります。

平成26年度の受験者数や合格率は以下の通りです。

一次試験

受験申請者数:10,258名
受験者数:8,907名
合格者数:2,648名
一次合格率:29,7%

二次試験

受験申請者数:4,202名(内: 一次免除者 1,667名)
受験者数:3,633名(内:一次免除者 1,283名)
合格者数:2,297名
二次合格率:63.2%
※一次、二次を合わせた合格率:24.5%

合格率は例年20%超の合格率となっていますが、上記をご覧になるとわかるように一次試験の合格率が極端に低いことが特徴的です。

一次試験はマークシート方式の学科試験ですので、試験範囲をくまなく対策することが肝心といえます。

インテリアコーディネーター試験受験者数の推移

インテリアコーディネーター試験の受験者数は、やや減少の傾向にあります。平成27年の受験者数は前年よりも若干少ない、9,154人となりました。
インテリアコーディネーター試験 受験者数_27

インテリアコーディネーター試験合格率の推移

インテリアコーディネーター試験の合格率は21%から26%ほどで推移しています。平成27年の合格率は22.5%となりました。
インテリアコーディネーター試験 合格率_27

平成27年度インテリアコーディネーター試験 合格者の男女比率

平成27年度のインテリアコーディネーター試験合格者の男女比は、男性が25.5%、女性が74.5%となっています。
インテリアコーディネーター試験 合格者男女比_27

平成27年度インテリアコーディネーター試験 合格者の年齢構成

平成27年度のインテリアコーディネーター試験の年齢別合格者数は、男女ともに30〜39歳が最も多くなっています。次に多いのは、女性は40〜49歳、男性は25~29です。
インテリアコーディネーター試験年齢別合格者数_27

平成27年度インテリアコーディネーター試験 業種別の合格者数

平成27年度のインテリアコーディネーター試験業種別の合格者数は、「施工(新築、リフォーム、内装関連)」が最も多738人となっています。「その他」以外では、「デザイン、設計」298人、「主婦」174人の順という結果です。

業種別の合格者数

・施工(新築、リフォーム、内装関連):738人
・デザイン、設計:298人
・その他:285人
・主婦:174人
・大学院・大学・短大生:102人
・家具:82人
・専門校生:67人
・店舗(百貨店、量販店、ホームセンター):66人
・無職:61人
・住設機器類(厨房・バス関連、空調、家電品等) :57人
・内装材(天井、壁、床材、塗装材、装飾材、副資材):25人
・インテリア建材(内部建具等):24人
・インテリア雑貨、小物類 :19人
・窓装飾(ウィンドウトリートメント、カーテンレール等):18人
・教育・コンサルティング:18人
・情報処理:8人
・照明:7人
・出版・印刷:5人
・通販:4人
・業界団体:3人
・寝装品 :2人
・高校生:0人
・合計:2063人

平成28年 インテリアコーディネーター資格試験の概要

試験日 ・一次試験:平成28年10月9日(日)
・二次試験:平成28年12月4日(日)
受験申請 平成28年7月19日(火)~8月25日(木)まで
試験地 札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
受験資格 受験資格に制限はありません。
試験科目

一次試験

・試験形式:学科(160分)

<1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること>
インテリアコーディネーター誕生の背景となった住まいへの意識変化や住宅・インテリア産業の発展の経過、その後のインテリア産業の進展とインテリアコーディネーターの職域の拡大等に関する基礎知識を有していること。

<2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること>
インテリアコーディネーターとしての役割、職能、必要な実務内容・手順および職域等に関する基礎知識を有していること。

<3. インテリアの歴史に関すること>
古代から現代に至る日本及び西洋のインテリアの歴史に関する基礎知識を有していること。

<4. インテリアコーディネーションの計画に関すること>
インテリアコーディネーションのための基本的な検討事項(生活像、規模計画、寸法計画、人間工学、造形原理、色彩計画、安全計画、性能計画、維持管理)、生活場面の構成手法、リフォームの計画等に関する基礎知識を有していること。

<5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること>
インテリアエレメント(住宅家具、造作部品、システム・ユニット製品、ウインドートリートメント、カーペット、インテリアオーナメント等)、各種品質表示、エクステリアエレメント等に関する基礎知識を有していること。

<6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること>
建築の構造・構法、インテリア(床・壁・天井)の構法、造作と造作材、機能材料と工法、建具、仕上げ材と仕上げ等に関する基礎知識を有していること。

<7. 環境と設備に関すること>
室内環境(熱、湿気、換気・通風、音、光)、住宅設備(給排水、換気・空調、自然エネルギー、電気、照明、水廻り設備機器)に関する基礎知識を有していること。

<8. インテリアコーディネーションの表現に関すること>
建築等設計図書、二次元・三次元表現技法、CAD表現・レンダリング、プレゼンテーションに関する基礎知識を有していること。

<9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること>
インテリアに関連する建築・住宅、省エネ・環境・リサイクル、高齢者・障害者配慮、品質・安全性等分野の法規制・規格・制度・表示に関する基礎知識を有していること。

二次試験

・試験形式:論文・プレゼンテーション試験(180分)

<論文>
インテリアコーディネーターとして、住まいのインテリアに関する与えられた課題について、これを理解・判断し、的確な解答を文章で明瞭に表現できる能力を有していること。

<プレゼンテーション>
インテリアの基礎知識をもとに、住まいのインテリア空間に関する与えられた課題について、これを理解・判断し、プレゼンテーションとして図面等で的確に表現できる能力を有していること。

受験料 <基本(一次+二次)タイプ>
14,400円(消費税含む)
同一年内に一次・二次試験を受験する方。
※一次試験不合格の場合、二次試験を受験できません

<一次試験先取りタイプ>
11,300円(消費税含む)
一次試験のみ受験する方。

<二次試験専攻タイプ>
11,300円(消費税含む)
既に一次試験を合格し、二次試験のみ受験する方。

合格発表 ・一次試験:11月上旬
・二次試験:2月中旬
合格率 22.5%(平成27年)
詳細情報 公益社団法人インテリア産業協会