インテリアコーディネーターと建築士の違い

インテリアコーディネーターを志す人やインテリアコーディネーターとして働く人のなかには、建築士という仕事に関心を寄せる人もいるでしょう。

この記事では、インテリアコーディネーターと建築士を比較しながら、その仕事内容や資格の違いを紹介します。

インテリアコーディネーターと建築士の仕事内容の違い

建築士の仕事内容

建築士とインテリアコーディネーターは、どちらも住まいづくりに関わる仕事ですが、実際の仕事内容や役割は異なります。

さまざまな建築物の設計や監理をすることが建築士の主な役目です。

機能性・安全性・耐久性に優れ、構造的に問題のない法律に準拠した建物の図面を作ることや、工事現場のチェックなどが主な仕事です。

インテリアコーディネーターの仕事内容

かつてはインテリアに関する仕事も建築士が手掛けていました。

しかし、時代の変化とともに消費者のインテリアに対するニーズは多様化します。

そこで、価格帯からデザインに至るまで多種多様な広がりを見せるインテリアに対してより幅広く、深い知識を持つインテリアコーディネーターが求められるようになったのです。

現在は、建物の設計や管理を行う建築士と、主に内装のインテリアを手掛けるインテリアコーディネーターが役割分担をする形でそれぞれが活躍しています。

建築士の仕事

インテリアコーディネーターと建築士の目指し方・資格の違い

インテリアコーディネーターと建築士、どちらも大学や専門学校で空間デザインや建築を学ぶのが一般的です。

インテリアコーディネーターになるために絶対に必要な資格はなく、国家資格も存在しませんが、建築士として仕事をするには国家資格の取得が必要です。

これは、建築士が個人の住宅以外にも、オフィスが入った高層ビルから商業施設、公共施設まで多様な建築物に携わるためです。

インテリアを扱う企業へ就職したあと、仕事の幅を広げるためにインテリアコーディネーターの資格や、二級建築士・一級建築士の取得を目指す人も多いようです。

インテリアコーディネーターと建築士の資格の難易度の違い

インテリアコーディネーターの資格取得

インテリアコーディネーターの代表的な資格としては、「インテリアコーディネーター」が挙げられます。

インテリアコーディネーター資格試験に受験制限はありませんが、合格率は例年20%程度で、計画的な学習で専門知識を身につけることが必要不可欠です。

建築士の資格取得

一方、建築士に必要な「建築士」の国家資格は、受験資格として所定の年数以上の実務経験、もしくは大学や高等専門学校などの建築課程卒業が必須です。

住宅から大きな公共の建物まで、さまざまな建築を手掛けることができる一級建築士は、建築に携わる人が目指すひとつのゴールともいえる資格です。

その受験資格は制限が厳しく、かなりの努力が必要です。

インテリアコーディネーターと建築士の学校・学費の違い

インテリアコーディネーターには特別な学歴は要りません。

インテリアコーディネーターを目指す人の進学の選択肢
  • 4年制大学
  • 短期大学
  • 専門学校
  • 民間スクール

建築士を目指す場合、学歴に応じて受験に必要な実務経験期間が異なります。

大学・短大・高専で建築などに関する指定科目を納めて卒業した場合は実務経験がなくても建築士試験の受験が可能です。

資格取得までの時間を短縮するために、大学の建築学科をはじめとした専門科目を学べる学校への進学を目指す人が多いようです。

インテリアコーディネーターと建築士の給料・待遇の違い

インテリアコーディネーターの平均年収は、300万円から450万円程度が大半です。

二級建築士の場合は、年収450万円から550万円ほど、一般建築士であれば年収600万円から700万円ほどが相場で、インテリアコーディネーターに比べると高収入であることが多いでしょう。

インテリアコーディネーターと建築士はどっちがおすすめ?

建物の設計や管理まで総合的に行いたい人には建築士、インテリアを専門に手掛けたいという人にはインテリアコーディネーターがおすすめです。

ただし、案件によっては建築士がインテリアまで担当する場合もありますし、建築士の資格を取得して設計にまで携わるインテリアコーディネーターもいます。

そういった点では、建築や設計の知識を持っていたほうが、インテリアコーディネーターとしての仕事の幅も、より広がることでしょう。

インテリアコーディネーターと建築士の違いのまとめ

インテリアの多様化によって求められるようになったインテリアコーディネーター。

建築士とは異なり、特別な学歴は資格は不要ですが、専門知識を身につけることが必要不可欠です。

建築物の設計や管理ではなく、内装を専門に関わりたいと考える人には、建築士よりもインテリアコーディネーターがおすすめです。