不動産鑑定士になるための学校、予備校、スクール

どんな学校に行けばいいか

不動産鑑定士になるには、特に学歴は必要ありません。必要なことは、資格試験に合格して実務修習をクリアするだけです。ただ、この資格試験に合格するには、一般的には専門学校(予備校)を使うことが一般的です。

資格試験予備校で不動産鑑定士のコースを設けているのは、現在、TACとLECしかありません。一昔前まではWセミナー(早稲田セミナー)もあったのですが、TACに経営統合され、Wセミナーとしての不動産鑑定士コースは廃止されました。

それ以外の大きな予備校はないため、TACかLECで自分に合いそうな方を選択することになりますが、模試コースや答練コースなどの単発的なコースを個々に取って試験対策に充てること(一部ダブルスクール)が一般的です。

学習の形式は?

不動産鑑定士の予備校での学習方法は、ライブ講義・ビデオ学習・通信教育の3形態があります。

生講義は、講師の講義をライブで受講し、答練・模試も予備校で決まった時間に受けるものです。臨場感があるため、もっとも効果が高いのですが、時間の融通が利かないのが短所です。

ビデオ学習は、予備校に行って専門のブースなどでビデオにて学習するものです。時間の融通が利き、静かな環境で集中して学習できますが、通学に時間を取られてしまいます。

通信教育は、その名の通りです。自分の好きな場所で好きな時に学習できます。特に現在では、DVDなどを持ち歩かなくても、タブレットPCとWiFiスポットさえあれば、いつでもどこでも学習できます。

ただ、孤独な戦いになりますし、自分自身の管理(スケジュール・モチベーション)がしっかりできる方でないと難しい方法です。

なお、TACもLECも都市圏にしかスクールがないので、地方の場合には通信教育しか選ぶ余地がありません。

費用はどれくらいかかるか

不動産鑑定士の予備校にかかる費用は、初学者の場合、どんなに安くみても30万円はかかります。

これは、初学者向けのコース(初心者向けの講義・答練から直前の模試までのパック)のみで、これくらいかかるためです。また、参考書なども別途取りそろえる必要がありますが、専門書籍であるため、大抵1冊あたり3,000円以上します。

オプションコースを選ぶと、さらに費用が掛かります。オプションコースの費用はピンキリですが、数万円からのものがほとんどです。

ただし、予備校の不動産鑑定士コースは、教育訓練給付金の対象となるのがほとんどですので、雇用保険の被保険者期間が3年以上であるなど、教育訓練給付金の要件に該当すれば、最大で10万円の給付金をもらうこともできます。