ケアマネジャー(介護支援専門員)の給料・年収

気になるケアマネージャーのお給料は実際のところどれくらいなのでしょう。

ケアマネージャーと一言でいっても、年齢や働き先によってその給料はさまざまです。ここでは、平均的なケアマネージャーの給与についてリサーチしてみました。

平成27年ケアマネジャー(介護支援専門員)の平均年収

厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」の結果をみてみましょう。

・平均年齢:47歳
・勤続年数:8.7年
・労働時間:165時間/月
・超過労働:5時間/月
・月額給与:261,600円
・年間賞与:567,300円
・平均年収:3,706,500円

出典:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

この結果をみてみると、47歳、ケアマネ歴8年で月給26万円程度。ボーナスは年2倍といったところでしょう。

ちなみに、我が国の平均年収は

男女計→2957000円(年齢42.0歳、勤続11.9年)
男性→326000円(年齢42.8歳、勤続 13.3年)
女性→2326000円(年齢40.4歳、勤続9.1年)

ケアマネージャーは女性の比率が多いことを考えると、女性の仕事としては一般的な女性の年収より年130万円も収入が多いことになります。

女性の働き先としてケアマネージャーはやりがいと収入面、どちらも兼ね備えた職種といってもいいでしょう。

パートで働くケアマネージャーの時給は?

ケアマネージャーは常勤だけでなく、パートとして勤務する働き方もあります。

パートのケアマネージャーの時給は1200円〜1500円程度です。一般的な介護職のパート時給が850円〜1000円程度という面からも、専門職として時給面で優遇されていることがわかります。

ケアマネージャーは常に人材が不足している状況なので、子育て中はパートで、子供が成長し手がかからなくなったら常勤で…とライフサイクルに合わせた働き方を選べることが魅力の職種です。

ケアマネージャーは各種手当の比率が高い

平均賃金よりも年収が高めのケアマネージャー。その給与の内訳にはある特徴があります。

それは、各種手当の比率。

ケアマネージャーの基本給はけして高いわけではありません。

それは賞与からみてとれます。社会福祉法人の一般的な賞与(1年)は基本給の3.5倍。

ケアマネージャーの年収から比較すると賞与の比率が低いことから、基本給の割合が低く、各種手当の比率が高いことがうかがえます。

ケアマネージャーの手当は、資格手当約1万円。その他夜間連絡の担当(オンコール)手当、残業・休日出勤手当などケアマネージャーの給与には多くの手当がつき、全体的な年収の増加に繋がっています。

介護業界の賃金は、他業種に比べて低めの水準です。その中で正規で働くケアマネジャーは夜勤をしなくてもある程度の給与は保証されているので、他の介護職と比較すると待遇はいい方といえます。

ただし、仕事柄、残業や休日出勤などが多くなりがちな中で、残業・休日出勤手当が出ない職場においては、多忙の割には給料に反映されていないと聞きます。

女性の仕事としてのケアマネージャー

ケアマネージャーを、女性の活躍できる職種としてみてみると、年収、待遇面どちらも一般的な仕事よりも優遇されていることがわかります。

また、働き方についてもパートから正社員まで選択肢が豊富で、結婚出産などライフサイクルに大きな変化のある女性にとって魅力的な職種といえるでしょう。

働き方によって給料はさまざま

ケアマネジャーは兼任業務で働いている人が多いようです。施設で、介護福祉士として働いているが、ケアマネジャーの資格があるので施設ケアマネを兼務しているといったパターンなどがあります。

また、企業に勤務するケアマネジャーと独立型ケアマネジャー、自分で居宅介護保険事業所を開業している人など、勤務形態によっても収入は大きく異なります。

年収が下がっている?

ケアマネジャーの年収は、過去の年収推計によると、平成14年ごろからやや減少傾向にあるようです。

ケアマネジャーは介護保険制度のもとで働いています。つまり、一般的にはその報酬は、ケアプランの作成報酬に大きく依存しています。

ケアプランを作成したにも関わらず、利用者が突然入院してしまって、1ヶ月間介護保険のサービスを利用しなかった場合は、介護支援事業所は報酬を受け取ることができません。

介護保険創設時は、ケアマネジャーは報酬を上げるために、たくさんの利用者を抱え込んでいました。

そうなると、実際に利用者の顔を見ないでケアプランを書くケアマネジャーも出てきてしまい、ケアプランの質の低下が懸念されるようになりました。

そこで、ケアマネジメントの質の向上を目指すため、利用者数をたくさん引き受けると単価が下がる仕組みが導入されました。

ケアプランの作成料は、すべて介護保険の財源から賄われています。

ケアプラン作成料で報酬アップをしようにも、法的な規制があり、儲けることが制限されているため、大きく年収が上がらない仕組みとなってしまっています。

平成27年 ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収(規模別)

ケアマネジャーの年収は、勤務先の事業所の規模とそれほどは相関がありません。

10人〜99人の事業所に勤めるケアマネジャーの平均年収は370万円、100〜999人規模は370万円、1,000人以上規模は379万円、10人以上規模平均は371万円となっています。

ケアマネジャーの年収(規模別)_27

平成27年度 ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収(年齢別・男女別)

ケアマネジャーの年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。

男性と女性を比較すると、男性のほうがやや高い給与をもらっている傾向にあります。男性の平均年収は396万円、女性の平均年収は361万円となっています。

ケアマネジャーの年収(年齢別)_27

※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

仕事体験談