ケアマネジャーの求人・採用の状況

ケアマネジャーとして働くためには、事前にさまざまな事業所の募集・採用状況を確認しておくことが大切です。

また、求人情報の探し方も多様化しているため、自分に合う方法を見つけましょう。

本記事では、ケアマネジャーの求人・採用の状況について説明します。

ケアマネジャーの就職先にはどんなところがある?

ケアマネジャーには、大きく分けて2つの働き方があります。

  • 自宅で生活する方を担当する「居宅ケアマネ」
  • 特別養護老人ホームなどの施設に暮らす方を対象とした「施設ケアマネ」

居宅の場合は日勤が多く、生活リズムが整いやすい傾向にありますが、緊急時の対応が多く、残業や休日出勤も決して少なくありません。

施設の場合、居宅介護支援事業所より多数の利用者を担当することが多いため、多くの経験を積むことができるというメリットがあります。

一方で、夜勤勤務があったり、介護職員の人手不足から送迎業務や介護業務を行ったりと、業務内容が幅広くなりがちです。

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ケアマネジャーの求人の状況

ケアマネジャーの求人は多め

近年、ケアマネジャー試験の合格率は低下しつつあります。

しかしながら、今後も高齢者の増加によってケアマネジャーの働く場は増加見込みにあるため、ケアマネジャーの需要は引き続き高いでしょう。

とくに、地域によっては居宅介護支援事業所やグループホームなどの事業所が新しく立ち上げられ、多数のケアマネジャーを必要としているケースが見受けられます。

介護業界は離職者や転職者も多いため、ケアマネジャーの求人は常に豊富な状況です。

ケアマネジャーの求人条件

ケアマネジャーの求人の多くは「常勤」で、短時間のパート(非常勤)は地域によるものの、あまり多くありません。

ケアマネジャーの採用条件として一例を挙げます。

ケアマネジャーの採用条件
  • ケアマネジメントの経験がある
  • 基礎研修を修了している
  • 主任ケアマネジャーを持っている

上記から、経験者優遇の傾向にあることがわかります。

ケアマネジャーの資格を取得するまでに5年以上の実務経験を持っていることが条件とはいえ、まったく在宅介護の現場を知らない人が、いきなりケアマネジメントをするのは難しいことです。

ただし、採用側は応募者の経歴だけでなく人柄も重視するため、本人のやる気次第でカバーできることも多いです。

新人だからといって、まったくチャンスがないわけではありません。

ケアマネジャーの就職先の選び方

居宅ケアマネを目指す場合、サービス事業所が併設されているかどうかが大きなポイントです。

居宅介護以外にも通所介護など別な事業者が併設されている場合は、さまざまな人と連携しなくてはならないため、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、事業所の規模により配置されるケアマネジャーの人数が変わります。

先輩ケアマネジャーから学びたい人は、大規模な事業所を選ぶとよいでしょう。

一方、施設ケアマネは、勤務する施設によって業務内容に大きな差があります。

利用者の送迎やレクリエーションへの参加など、ケアマネジメント以外の仕事をこなさなければならないこともあるため注意が必要です。

ケアマネジャーの志望動機・面接

ケアマネジャーは、一定の実務経験がなければ資格を取得できないため、ほとんどの人が前職で経験を積んでいます。

その実績や経験を踏まえながら、自分がどのようにケアマネジャーとして働いていきたいかをアピールしましょう。

ケアマネジャーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

ケアマネジャーの求人は、ハローワークや、介護職専門の求人情報サイトで多く見つかります。

ハローワークでは、求職相談を受けることも可能です。

また、地域の福祉人材センターを利用するのもひとつの方法です。

ケアマネジャーの求人・採用の状況のまとめ

ケアマネジャーには、大きく分けて2つの働き方があります。

自宅で生活する方を担当する「居宅ケアマネ」と、特別養護老人ホームなどの施設に暮らす方を対象とした「施設ケアマネ」です。

いずれにしてもケアマネジャーの働く場は増加見込みにあるため、ケアマネジャーの需要は引き続き高いでしょう。

採用条件としては、ケアマネジメントの経験がある、基礎研修を修了している、主任ケアマネジャーを持っているなどが挙げられます。

経験者優遇の傾向にはありますが、新人にチャンスがないわけではなく、先輩ケアマネジャーから学びたい人は大規模な事業所を選ぶとよいでしょう。

ハローワークや介護職専門の求人情報サイト、地域の福祉人材センターなどで求人を見つけることができます。