ケアマネジャーの給料・年収

ケアマネジャーの平均年収・給料の統計データ

ケアマネジャーはほかの仕事を兼任して働く場合が多いようです。

介護施設において「介護福祉士」として介護の仕事を担当しているものの、ケアマネジャーの資格を持っていることから施設ケアマネを兼務しているといったパターンがあります。

また、企業に勤務するケアマネジャーと独立型ケアマネジャー、自分で居宅介護保険事業所を開業している人など、勤務形態によっても収入は大きく異なります。

ケアマネジャーの平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

ケアマネジャーの平均年収_2018

厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」の結果によると、平均年齢49.9歳で年収は393万円となっています。

また、月額給与は約28万円、年間のボーナスは約63万円です。

・平均年齢:49.9歳
・勤続年数:9.3年
・労働時間:161時間/月
・超過労働:5時間/月
・月額給与:275,200円
・年間賞与:628,000円
・平均年収:3,930,400円

男女別に見ると、ケアマネジャーは女性の比率が多い職業ですが、だからといって女性の年収が高いわけではありません。

これは、ケアマネジャーとして働きながら施設の責任者や管理者になるのは男性が多いからと言えるでしょう。

出典:厚生労働省「令和元年度 賃金構造基本統計調査」

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
ケアマネジャー
転職会議)
359万円 20代前半:-万円
20代後半:336万円
30代:351万円
40代以上:370万円
ケアマネジャー
(Indeed)
344万円 時給 1,383円
日給 2.9万円
月給 23.6万円
介護福祉士/ケアマネジャー
DODA
323万円 男性:337万円
女性:303万円
20代: 295万円
30代 :341万円
40代 :360万円
50代〜:349万円
生涯賃金:1億4959万円
ケアマネジャー
求人ボックス
345万円 月給:29万円

各社のデータより、ケアマネジャーの年収は300~370万円の間となる実態が見えてきます。

ケアマネジャーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、ケアマネジャーの平均年収は350万円前後となると考えられます。

社会福祉法人の一般的な賞与(1年)は基本給の3.5倍となっていることから、月額総支給額は23万円、ボーナスは年間80万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務するケアマネジャーで独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は20万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準は若干低めとなっています。

ケアマネジャーの初任給はどれくらい?

初任給は、都内の場合19万円から25万円、地方では18万円前後のところが多いようです。

これには基本給のほか、資格手当や処遇改善手当などが含まれています。

夜勤をする場合は、このほかに夜勤手当が支給されます。

事業所によっては、作成したケアプランの件数によってさらに手当が付く場合があります。

令和元年 ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収(年齢別・男女別)

ケアマネジャーの年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。

男性と女性を比較すると、男性のほうがやや高い給与をもらっている傾向にあります。男性の平均年収は424万円、女性の平均年収は381万円となっています。

ケアマネジャーの年収(年齢別)_r1

令和元年 ケアマネジャー(介護支援専門員)の年収(規模別)

ケアマネジャーの年収は、勤務先の事業所の規模とそれほどは相関がありません。

10人〜99人の事業所に勤めるケアマネジャーの平均年収は386万円、100〜999人規模は394万円、1,000人以上規模は413万円、10人以上規模平均は393万円となっています。

ケアマネジャーの年収(規模別)_r1
※本統計は、調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

ケアマネジャーの福利厚生の特徴は?

ケアマネージャーの基本給は決して高いわけではありません。

それは賞与からみてとれます。

社会福祉法人の一般的な賞与(1年)は基本給の3.5倍とされています。

ケアマネージャーの年収から比較すると賞与の比率が低いことから、基本給の割合が低く、各種手当の比率が高いことがうかがえます。

ケアマネージャーは、資格手当が約1万円のほか、夜間連絡の担当(オンコール)手当、残業・休日出勤手当など多くの手当がつき、全体的な年収の増加に繋がっています。

介護業界の賃金は、他業種に比べて低めの水準です。

その中で正規で働くケアマネジャーは夜勤をしなくてもある程度の給与は保証されているため、他の介護職と比較すると待遇はよいといえます。

ただし、仕事柄、残業や休日出勤などが多くなりがちななかで、残業・休日出勤手当が出ない職場においては、仕事量に対して見合った給与がもらえないという声もあるようです。

ケアマネジャーの給料・年収の特徴

女性も安定して働ける仕事

女性の活躍できる職種としてみてみると、ケアマネージャーは年収・待遇面どちらも一般的な仕事よりも優遇されていることがわかります。

また、働き方についてもパートから正社員まで選択肢が豊富で、結婚出産などライフステージに大きな変化のある女性にとって魅力的な職種といえるでしょう。

アルバイト・パートの給料

アルバイト・パートのケアマネージャーの時給は1,200円〜1,500円程度といわれています。

一般的な介護職のパート時給が850円〜1,000円程度という面からも、専門職として時給面で優遇されていることがわかります。

年収が下がっている?

ケアマネジャーの年収は、過去の年収推計によると平成14年ごろからやや減少傾向にあります。

ケアマネジャーは介護保険制度のもとで働いており、その報酬はケアプランの作成報酬に大きく依存しています。

ケアプランを作成したにも関わらず、利用者が突然入院してしまって、1ヵ月間介護保険のサービスを利用しなかった場合は、介護支援事業所は報酬を受け取ることができません。

介護保険創設時は、ケアマネジャーは報酬を上げるためにたくさんの利用者を抱え込んでいました。

そうなると、実際に利用者の顔を見ないでケアプランを書くケアマネジャーも出てくるなどケアプランの質の低下が懸念されるようになりました。

そこで、ケアマネジメントの質の向上を目指すため、利用者数をたくさん引き受けると単価が下がる仕組みが導入されたという経緯があります。

ケアプランの作成料は、すべて介護保険の財源から賄われています。

ケアプラン作成料で報酬アップをしようにも法的な規制があり、一定以上儲けることが制限されているため、大きく年収を上げにくい仕組みとなっているのが現状です。

施設別のケアマネジャーの給料・年収

居宅ケアマネジャー

自宅で生活する方を担当する居宅ケアマネジャーの場合、基本的に残業はあっても夜勤はないため、夜勤手当はがつくことはなく、平均と比べると給料が低めのところが多いようです。

施設ケアマネジャー

特別養護老人ホームなどの施設に暮らす方を対象とした施設ケアマネジャーの場合、ケアマネジャーと介護スタッフを兼任しているのが一般的です。

介護スタッフとして夜勤を担当することもあり、夜勤手当が付くことから居宅ケアマネジャーよりも給料が高くなる傾向にあるようです。

居宅介護保険事業所を開業しているケアマネジャー

一般的に独立して事業所を構える場合、一人30件担当して年収は400 万円程度になるようです。

ただし、独立型の居宅介護支援事業所はどこも経営状況が厳しく、赤字の施設も出てきています。

ケアマネジメントに対する介護報酬が非常に安く設定されていることや、ケアマネジャー一人あたりが担当できる利用者(要介護者)の数は35人までと設定されていることが大きな理由で、収入から経費を除いていくと結果的に給料が減り、赤字になってしまうこともあります。

ケアマネジャーが収入を上げるためには?

ケアマネジャーが少しでも給与をアップさせたい場合には、同じ事業所で経験を積んで昇給を目指す方法が考えられます。

とくに施設の管理者やリーダー的な立場になれば、役職手当によって収入アップが期待できます。

また、たくさんの事業所があるなかで、十分な利益を上げている事業所へ転職できれば、業界のなかでも高給与が望めるでしょう。